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95.「徹底のリーダーシップ」を読んで [読書感想文]

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徹底のリーダーシップ

徹底のリーダーシップ

  • 作者: ラム・チャラン
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2009/07/17
  • メディア: 単行本





・リーダーが泥まみれになってやらない限り、下の人間が泥まみれになってやろうなどと思うわけがないでしょう。リーダーは「モデル」たるべきです。ただ上から命令して、他の人が実行したことを評価するだけの人はリーダーではない。それとはまったく反対の姿勢が必要なのです。(p4)
☆冒頭は、ユニクロの柳井社長のコメントで始まります。この本は、うちの会社の会長がおすすめで、
また、会社で受けた多面評価でもリーダーシップの項目が同僚、上司ともに評価が弱かったので、リーダーシップとはを知るため読んでみました。

 


自分自身の人生さえ他人まかせの人が、人の上に立ったときにリーダーシップを発揮しようとしても無理な話です。もともとないものは出せないのです。(P8)
☆これも柳井さん、厳しいお言葉です。ズキッときます。

・リーダーには、全体的、長期的、戦略的な思考も必要だが、自らが積極的に動き、頻繁に顔を見せ、日々のコミュニケーションをとることも忘れてはならない。経営者の基本理念は、「手も口も出す」であるべきなのだ。(P44)
・会社と経営者が直面している状況を、バスケットボールに例えてみよう。プレーヤーたちは、相手チームがどう出るかを瞬間的に判断し続けながら、ディフェンスを突き崩すパスを直感的に出す。それが最終的に誰の手柄になるかなどとは考えもしない。(P48)
☆最終目的「勝つこと」共有していれば、誰もが自分の役割をきちんと果たすということで、個人の成績は考えていない。ということ。自分はチームスポーツよりも個人競技の方だったので、この部分が弱いのかも。

・難局においてリーダーに絶対必要な六つの資質
1。誠実であり、信頼できる存在であること
2。社員、部下を鼓舞し、勇気づける存在であること
3。現実と「生の情報」でつながっていること
4。楽観的な現実主義者であること
5。細部にまで徹底的に踏み込んでいくこと
6。未来に打って出る勇気があること (P58ー63)

・CEOが自分の内面を見つめ、自らがどのように危機に反応しているのかを確認するのは必須である。いつにも増して、リーダーは自分の気持ちや心のありどころに自覚的でなくてはならない。(P71)
☆自分が今どんな心理状況なのか自己分析し、自分を客観視することで、的確な判断ができるようになるのだろう。なんだかスタートレックのミスタースポックのよう。
・現実から逃げない
 これこそ、いまCEOに課せられた最も重要な任務だが、先の見えない環境では至難の業だ。とてつもない不確実性と失望の中で、多くの人は拒絶反応を起こす。おじけづく人もいる。実際に、「恐怖そのものに対する恐怖」というものがある。(P73)
☆これも頭だけで考えるからよけいに恐怖を感じる、動けば以外と簡単だと気づくのだが、動くまでが「恐怖」なのだろう。

・「一度言っただけではほとんど伝わらない」ということだ。何度も何度も繰り返し、全員に周知徹底する。さらに、メッセージは相手や発言時期にかかわらず、一貫していなくてはならない。(P84)
☆何度も言い続けること。自分で意識することで、自分に言い聞かしていることもある。

・最も価値のある情報は、対面のミーティングから得られるものなのだ。いまのような状況において、貴重な情報源となるこうしたミーティングは、経費ではなく投資である。(P116)
☆「投資」と捉えれば「無駄に」時間を過ごすことはなくなります。これは発想の転換ですね。
・売掛金や在庫といったバランスシートの重要項目を理解している人は格段に少ない。資本支出や投資回収まで通じている人はもっと少ない。投資回収率を理解している経営幹部は、どのプロジェクトがキャッシュを生むか、即座に判断できる。(P142)
☆やはり会計の知識を勉強せねば。

・暇な時間がありすぎたり、自分の仕事の将来について不安に思っているような人は、無駄なお喋りで気を紛らわしたり、互いに愚痴を言い合ったりして過ごしてしまう。
結果として、顧客サービスが劣化する。こうした「暇な人」が出ないように、顧客サービスの必要度に応じた人員配置をすることが肝要だ。(P155)
☆確かに「暇」な時間が一番の敵である、しかし、これはなかなか難しい問題。

・陳腐なプレゼンテーションを見るだけの抽象的、総合的なプログラムは時間の無駄であり、効果も期待できない。そんなものではなく、すぐに応用できるスキルを教え、受講者には自分で本や雑誌を選ばせて、通常のトレーニングでは教えない経営の専門知識を身につけさせるのだ。(P198)

・大局的発想はもちろん重要だが、いまはいかに新たな現実を正しく認識できるか、社内の各部門にその現実を理解させることができるか、そして市場とお金の流れを分析して、いかにそれを会社の生き残りに結びつけられるか、ということも重要である。(P226)
☆自分なりの答え:リーダーシップとは?リーダーに必要なものとは?といった心構えを説かれた本。具体的にこうしなさい!的なハウツー本ではない。
しかし、効率経営と叫ばれる中で、人と人とが直接会って話し合う事の重要性は、なんでもメールで済まし(特に言いにくいこと、イヤなこと)、あとからもめてしまう現状からすると、「経費」ではなく「投資」なんですね。
そして、自分の心理状態を冷静にみつめて、判断すること。

でも、最後には「自らが動く!」ことだと。
ありがとうございました!

徹底のリーダーシップ

徹底のリーダーシップ

  • 作者: ラム・チャラン
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2009/07/17
  • メディア: 単行本

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