168.「究極の文房具ハック---身近な道具とデジタルツールで仕事力を上げる」を読んで〜道具は見せびらかすものではありません! [読書感想文]
(年間100冊の進捗 100冊/365日×301日目(10月28日)ー68冊目=▲14.46冊)#mhks(本)
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究極の文房具ハック---身近な道具とデジタルツールで仕事力を上げる
☆実際に続けられて有効なハックには、それなりに共通する要素があるように思えてきた。それは、
◆手間がかからず、すぐにでも実践可能
◆どこから、いつから始めても大丈夫。
◆「とりあえず」を繰り返すことで、何度中断・挫折しても無駄にならない。
◆ある一定レベルを超えるとすごい力を持つ。 (p5)
☆実はこの本、本屋の店頭で発見し、何度も手に取り、戻したりしましたが、最後には買ってしまいました。
それだけ、興味深かった本です。
文房具の紹介だけでなく、それをいかに使うのか?
どうすれば、効率が上がるのか?
そして、「文房具」じゃないものにまで、その考え方は及んでいきます。
・本来、個々の手順よりも、その手順を生み出す「考え方」こそがハックの源泉であり、それさえあれば、あとは生活・仕事のあらゆる行動が「賢い手順」化されていくと思う。(p5)
☆まずは「やり方」を真似ることで、そこに潜む「意味」を見いだし、自分なりに改良し、他にも「応用」していく。
そんな自分の行動の「ショートカット」を見つける為に読んでみました。
◯この本は次のテーマでまとめられております。
・「統」できる限り規格を統一する
「省」仕事を自動化していちいち考えることを省く
「即」「いつか」ではなく「今すぐ」できるように環境を整える
「仮」「とりあえず」を肯定する
「整」身のまわりはちょっと大胆な方法で一気に整える
「D」デジタルツールをアナログ視点で使いこなす (目次より)
『統』
・アクリル板で書類のサイズを統一する(p8)
☆本を読んだら、すぐアクセス!
新聞・雑誌の切り抜きも全部同じサイズに「統一」すればファイリングも楽です。
・自分なりのネーミングルールと略号を一覧表にして透明カードケースに入れ、デスクの書類立てに立てかけてあり、それを見ながらファイル名をつけることで、できるだけ統一感のあるネーミングを維持するようにしている。(p17)
☆いつでも参照できるように自分で「ルール化」して「見える化」しておく。
記憶は曖昧なので、結局はバラバラになってしまう。
・電源タップをキャタピラー状につなげる(p21)
☆これは「目からうろこ」、直列タップよりもはるかに「便利」早速実行。
百聞は一見にしかず!
・”靴下神経衰弱”、どういうわけだか、洗濯機から出して並べてみると、伴侶を失った哀れな靴下が多数・・・・
・同じ靴下を15足、買ってみた。(p29)
・目的は、いつも清潔感のあるきちんとした服装をしていることであって、そこに達するためのシャツの整理や靴下のペアリングなんてどうでもいいことだ。
☆「文房具」に関係ないが、この考え方はすごい!
本質を見極めれば、モノを統一することで、無駄な時間とお金を使わなくてすむということ!?
『省』
・モノクロコピーの原稿にグリーンの蛍光ペンでラインを引く。間違っているところにはもちろんレッドだ。(p36)
・最新版の用紙のいちばん上の端ピッタリにグリーンの蛍光ペンで線を引く。(p37)
◯次の最新の書類が来たら
・新しい書類にグリーンのラインを引くと同時に、ピンクの蛍光ペンでラインを引く。こうすると、グリーンのラインはピンクと混じり、緑の若葉が枯葉に変わるがごとく、茶色っぽくくすんだ色に変色する。(p38)
☆確かに書類のバージョン管理をこうして「自動化」すれば、いざという時に慌てなくてすみますね。
『即』
・自作の手帳をオーダーメイドする(p55)
☆この手帳、今月号の「日経アソシエ」にも紹介されておりました。
A4で、システム手帳で、ジョッターがついていてとすごい機能がてんこ盛りです。
・マルマンの「ニーシモネ」A4サイズだ。(中略)撮影時の簡易バックとしても超便利なのだ。
・もう一つは、コクヨの「プリット ひっつき虫」(中略)ひっつき虫をゴマ粒ほど取って置き、その上に筆記具を「ぐにゅ」と載せると、転がらないから撮りやすい。(p60)
☆今までバックは、カレンダーの裏側を使ってましたが、これなら出先でも使える技ですね。ひっつき虫はこんな使い方もできるんですね。
『仮』
・充電を終えた電池を充電器から外したときに、このテープを貼る。(p63)
・インデックスと見出しを「仮」にする(p65)
・付箋だからいつだって張り替えられる。
その気楽さが貼る作業の心理的なハードルを下げ、実業務を加速する。(p66)
『整』
・テイッシュペーパーも、同様に箱ごと机の裏に貼り付けている。ボックスに切り込みを入れてクリップ付きの強力マグネットを差し込めば、充分使用に堪えるのだ。(p71)
☆実は、書店で「このページ」を読んで、購入を決意しました。机の上を広く使うこのアイデアはすごい!
でも、カラーじゃないからわかりにくかった。ですからWEBで確認してみて下さい。
・すべてのケーブルにストラップをつける。(p80)
☆ちょっと高いので100均で探そうと思ったが、中々同じようなものがない。多少高いがこの方が使い勝手が良いです。
・一日たった5分だけ何かをするとか、毎日これだけ記録を付けるとか、
ときどきtodoリストを見返すとか、「たったそれだけ」が続かない自分を、まず認めるところから始めよう。
・文具やガジェット類、身のまわりにある日用品は、そのための道具であり、ハックはその手順。どちらも、それ自体は目的ではなく、あくまでそれを使うことで目的がより良く達成されなければならない。どんなに高度なガジェットやハックを使っていたって、より良い結果につながらなければ、意味はない。(p127)
☆まとめ:ついつい、新しいガジェットに飛びついてしまう自分を反省です。
「ペン」や「ノート」に「付箋」など、今までいくつも試してきましたが、結局残るのはほんの僅か。しかも昔から使っているモノばかりです。
決して高価なモノが良いかということもないし、安物は安物なりの質でしかない。
自分だけのやり方に固執せずに、せっかく他の人が多く試してくれているので、それを使ってみるほうが効率が良いのは確かですね。
「目的」を達成するための「手段」としての「道具」がいつの間にか「見せびらかす」目的になってしまっている。
移動するのは「自転車」で十分なのに「プリウス」を買ってしまう。それ以上の「スポーツカー」を買ってしまうケースもあるんでは・・・。
「プロ」の道具とてしてのスペックと、素人が使いこなせるスペックを十分理解した上で、買わないと「宝のもちぐされ」ですね。もしかしたらメンテ代で逆に高くつくかもしれない。
自分を「気持ちよく」「効率よく」動かすための「ハック」をこれからも探してみます。
実行すること:これからの季節に必要なテイッシュを机の裏に貼り付ける。
『D』の章の最後に「文具王」の情報運用術一覧が掲載されており、コンテンツをどう運用し、保管し、活用するのかがまとめられております。
これは、いいですよ。
しかし、改めて見てみると、半分はブログで公開されていました!それももっと詳しく、カラーで!
正直、WEBの方がわかりやすいです。
が、本を読んで改めてWEBを見る方が、より理解が深まります。
この本との出会いに感謝。
ありが当ございました。
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究極の文房具ハック---身近な道具とデジタルツールで仕事力を上げる
- 作者: 高畑 正幸
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/09/16
- メディア: 単行本
タグ:文具王
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