【新聞ネタ】2011年「新成人おめでとう」伊集院静(サントリー) の広告を見て [日常雑記]
大人って何だ? 大人とは、一人できちんと歩き、
自分と、自分以外の人にもちゃんと目をむけ、いつでも
他人に手を差しのべられる力と愛情を持つ人だ。
(日経新聞P15 2011年1月10日(月)掲載のサントリーの広告より)
☆今年1月10日、「伊集院静」「新社会人」という検索ワードで、2010年4月のこちらの記事を見ていただいた方が多くいた。ああ、成人式だから、毎年でているこの広告を誰かがスピーチなどに使おうとしているのかな? と思ってました。
でも違ってました、「成人の日」バージョンが出てたんですね。
簡単に言ったが、そういう人間になるのは大変だぞ。
君が大人になるためにひとつ助言をしておこう。
ホモサピエンスは世界を一人で歩くこと、見ることで
すべてを学んできた、これは千年先もかわらぬ大人
への授業だ。
まずはケータイを置きなさい、インターネットを閉
じなさい。テレビを消しなさい。パスポートを取得
して、一番安い乗り物ですぐに日本を発ちなさい。
目的地は?どこだっていい。
この国以外の、風の中に立ちなさい。
世界を自分の目で見ることからはじめなさい。 そこには
君がインターネットやテレビで見たものとはまったく違
う世界がある。 目で見たすべてをどんどん身体の中に
入れなさい。 そこに生きる人々が何を食べ、 何を
見つめ、何を喜び、何のために汗をかき、なぜ泣いて
いるのかを見なさい。 ともに食べ、ともに笑い泣き
なさい。 それだけで十分だ。
でもラクな日々ではないぞ。苦しい中にこそ本物は
あるんだ。
やがて帰る日が来た時、君は半分、大人になっている。
その時こそ、本当の大人への祝杯を上げよう。
二十歳の出発に乾杯。 伊集院 静
自分が二十歳の時は、バブル絶頂期。
しかし、実際にこの国以外の「風の中」に立ったのは二十二歳のときでした。
アメリカ、ヨーロッパなどをバックパックで旅をしていた事が思い出されます。
文化や生活は違っていても、感じることは「同じ」。
外国だから、まるで違う生き物って思ってましたが、
「喜び」「悲しみ」「笑い」「泣く」、人間はどこへ行っても人間なんですね。
夜、飲みに行った「パブ」や「バール」で地元の人達と片言の会話。
スーパーや商店での買い物。
列車やバスや飛行機での隣人との挨拶。
内容は覚えていないけど、(分からなかった)その体験は覚えている。
暑さ、寒さ、匂い、質感。
家や街や国の中に閉じこもらず、風の中に立つ。身体で感じることで、記憶に刻む。
いつでも他人に手を差し伸べられる力と愛情。
やっぱり、今でも難しい。
ありがとうございました。
【追記)よろしければ・・
【新聞ネタ】2010年「新社会人おめでとう」伊集院静 の広告を見て:読 書 感 動 文:So-netブログ【新聞ネタ】2011年「新社会人おめでとう」伊集院静〜「ハガネのように 花のように」:読 書 感 動 文:So-netブログ
【新聞ネタ】2012年「新成人おめでとう」伊集院静(サントリー) の広告を見て:読 書 感 動 文:So-netブログ
【新聞ネタ】2013年「新成人おめでとう」伊集院静(サントリー) の広告を見て:読 書 感 動 文:So-netブログ
☆【追記】今までの「成人の日」と「新入社員」の広告がまとめられております。
若者を励ますために、いや自分が励まされるために。
ぜひ一度手にとって読んで見てください。
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