C23.40代男性が現場感覚を身につけるための三つの方法〜広野道子さんのお話を聞いて [勉強]
- 作者: 広野 道子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2006/05
- メディア: 単行本
「フツーのOL」の私が、社長になった理由―成り行き起業のすすめ (WAC BUNKO 122)
- 作者: 広野 道子
- 出版社/メーカー: ワック
- 発売日: 2010/04/03
- メディア: 新書
☆昨年ですが、いつもお世話になっている撰壇塾で、シュークリームの「ヒロタ」を再生された、21Ladyの広野道子さんのお話をお伺いしました。・「ヒロタ」は、昔GHQのカフェをやっていた。園遊会で食べやすいように「小ぶり」のサイズにしたシュークリームが今の原型。日本で初めてシュークリームのライン工場を造った。実はシューアイスも開発したのも「ヒロタ」でした。パリにもお店を出されていたそうです。☆「ヒロタ」ってすごかったんですね。昔はシュークリームといえば、あの「4個入り」が定番でした。(正確には、自分が食べていたのは「大阪 ヒロタ」、こちらは「神戸 ヒロタ」です)今、思うと日本人向けに「あっさり」とした味付けだったんですが・・・。広野さんは、そんな「歴史ある」企業だからこそ、再生できると思われたとの事です。
○再生の具体的な方向性は?
・川上(製造業)に流れた会社(ヒロタ)を川下(小売業)に引き戻す努力を行った。
・店舗デザイン 女性が入りやすい明るい店舗イメージにする。
特に東京は駅ナカが小売業の舞台となりえると考え、力をいれた。
○デザインの影響力は大きい!
・パッケージデザインも変えて、買いたい気持ちにさせる。
○「地産東商」「地産大商」
・日本各地の素材産地とコラボして、毎月変わる「限定シュークリーム」を作り、「東京」「大阪」で売る。
例)「会津若松のトマトシュークリーム」
・日本の農業の問題点は、産地の近くに加工場所がない。農産地は農作物を作るだけ。「ペースト状」にする加工場が必要。
☆「地産地消」をもっと大きく捉えた考え方は面白いですね。
・消費者目線が今の40代男性は出来ていない。特に百貨店のBYは・・・。
・「イルムス」では、北欧のデザイン力+日本の物作り力(技術力)を活かして、海外へ輸出していく。
・これからの日本は女性とシニアの方(60歳以上)を知恵と現場力を活かすことが重要。
☆お話の随所に、40代以上の男性は「現場感覚」が無くなっていると厳しいお言葉が・・・・。
○そんな男性が生かせる職場は
・工場のような製造部門はやっぱり「男性」。
消費者に近い店舗の部門は「女性」がおこなう。
☆『質問』してみました、そんな40代男性が「現場感覚」を身につけるために行うべき事は何でしょうか?
・1 街を歩く
2 自分で身銭を切って、食べる体験する。
3 料理を作る〜料理は3つのことを同時進行で進める事が出来るようになるので、段取りが良くなる。
☆なるほど、料理は買い物から始まり、後片付けまで含めるとかなりの「頭脳労働」ですからね。
☆お話は具体的で、人員削減なしで企業を再生しようとする姿勢と、その企業の本質を活かそうとする姿勢は共感できました。
今度は「イルムス」の事業がどう「再生」されていくのか楽しみです。
- 作者: 広野 道子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2006/05
- メディア: 単行本
「フツーのOL」の私が、社長になった理由―成り行き起業のすすめ (WAC BUNKO 122)
- 作者: 広野 道子
- 出版社/メーカー: ワック
- 発売日: 2010/04/03
- メディア: 新書
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