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272-33 .年末は心の空気も入れ換えよう〜「『空気』を変えて思いどおりに人を動かす方法」を読了 #感想部 [読書感想文]


伊勢・志摩の注連縄 / Tamago Moffle

(年間50冊の進捗 50冊/365日×363日目(12月29日)ー33冊目=▲16.72冊)#mhks(本) 

「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法

「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法

  • 作者: 鈴木 博毅
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2013/09/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 ・「空気」=「ここで”それは検討しません”という暗黙の了解」(p44)

・「悪い空気」の正体を見抜いて勝者になるか、「空気」に呑み込まれて敗者になるか。私たち日本人の人生を左右する存在こそが「空気」なのです。(p9)

☆「何とかしなくちゃ、このままでは・・・」自分の身の回りにもよくあります。

どんどん「空気」が重くなり、周りがピリピリしだし、ちょっとしたことで「愛想笑い」が起きる。

自分ひとりではどうしようもない。仲間を巻きこむ、相手の考えを少し変えてもらう。

でも、少し「空気」を動かしたぐらいでは、すぐに元に戻ってしまう・・・。

 

本書で、そんな「煮詰まった空気」をガラッと変える方法を学びたいと思います。

 

あの「べっとりと重たい空気」を、振り払い軽やかで心地よい空気をつくるにはどうしたらいいのでしょうか。


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・同調圧力とは、多数派の意見に少数派が意見を合わせるべきだといった、同じ方向への強制のことを指します。しかし実際には、あえてそれを検討しないという行動から「空気」が生まれ、その「空気」が結果として同調圧力になるというのが本音の分析です。(p106)

☆「空気」が生まれる時、それは「話し合い」する前に、「落としどころ」がうっすらと決まっている状態。

 意見を言う機会があれば良いのほう、みんな「言っても無駄・・・」と思っていては、「話し合い」にもならない。その「雰囲気」は記録にも残らない・・。

 発言できる「自由」というのは大事なことですね。少なくとも今は、ネット上で「自分の思っていること」を自由に発信できる日本は「幸せ」なのでしょうか。


・「空気」の四つのタイプ

1.問題への「問い」を設定することで生まれる「空気」

2.体験的な思い込みに固くこだわることで生まれる「空気」

3.検証、測定による偏った理解に固執して生まれる「空気」

4.選択肢を限定してしまうために生まれる「空気」 (p45)

☆本書の前半は「空気」を、四つに分類。なぜそれぞれの「空気」が生まれるのかを、色んな事例で解説しています。

後半では、それぞれの「空気」を変えるためのスキルと具体的なテクニックを教えてくれます。

 

 ふと思い出したのが、先日まで放映されていたドラマ「リーガルハイ2」。自分も「半沢尚樹」ブームに流され、ついついこちらも見てしまいました。(ん、これも空気か・・)

依頼を受ければ、無敵の弁護士。今まで不利だった依頼人が、ラストシーンに向かうにつれて、どんどん逆転。そこに追い込んでいく弁舌はまさに「空気」をガラッと変えてしまいます。

 違う角度からの「問い」を発し、思い込みを覆し、偏った理解を揺さぶり、多くの選択肢を用意する。

 もちろんドラマなのだから、よくできて当たり前なんですが、争いの原因は「普段の生活」にも、よくあるなぁと言うネタばかり。

実際には裁判に持ち込みたくはないが、第三者の視点というのは、「空気」を変える大きなきっかけですね。


☆それぞれの「空気」のタイプへの対応法は、ぜひ本書をお読みください。

「仕事」「スポーツ」「恋愛」「人間関係」など、誰もが一度は経験したあの「空気」を例に上げてあり、どう対応すればいいのか参考になります。


・一般的に「空気」が話題になるとき、それは「空気」のマイナス面を指して話されることが多いようです。私たちが「空気」に違和感を持つのは、それが議論ではなく、本書で解説したような、結論を誘導するテクニックが展開されていることが理由かもしれません。(p243)

・これからの日本では、「希望を創るためにこそ」空気を使いこなす人が増えるべきだと思っています。(p245)


☆読み終えて:「空気」を変えるためには、「空気」を振り払うだけの「自分の芯」が必要です。

「体力」「精神力」も強くなければ、「空気」に潰されてしまうでしょう。

そのために必要なのは、何でしょうか?

 

・それは「食べること」です。(p25)

・なぜ「食べる」ことが重要なのか?それは、食べることができれば人間は眠くなり、眠ることができれば、その瞬間は自分を責め続けることから解放されるからです。(p25)

☆実は・・・・、本書で一番「ぐっ」ときたのはここ!

そうです。食べるから寝られるんです!それが「体力」「精神力」を強く保っていくために必要なことなんです。

つまり、「空気」を変えるためには「食べる」(いやいや・・)

「飲む」のは解決策にはなりません。「飲み過ぎ」につながり「現実逃避」になりますからね。

 

今年もあとわずか。お正月は空気も、気持ちも一新するチャンス!

この年末というのは、来年に向けての「希望」を創るには良いタイミングではないでしょうか。


実行すること:飲みを控えて、美味しいものを「食べる」。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

献本御礼。レビュープラスさんからお送り頂きました。


 
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「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法

「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法

  • 作者: 鈴木 博毅
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2013/09/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

タグ:空気
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