273-1. 【読書感想文】「もうダメだ・・」と嘆く前に〜「『がんもどき』で早死にする人、『本物のがん』で長生きする人。」(幻冬舎)を読んで [読書感想文]
(年間50冊の進捗 50冊/365日×17日目(1月17日)ー1冊目=▲1.33冊)#mhks(本)
・日本にはただのおできや炎症を「がん」と言われて、大切な胃や子宮をごっそり切り取られたり、抗がん剤を使わせられている人が山ほどいます。(p3)
・がんは痛みなどの症状がない限り、そっとしておくのがいちばんラクに長生きできる。これは世界で最も新しく最善の、がんへの対処法と自負しています。(P7)
☆恥ずかしながら著者の近藤誠先生が、今年のミリオンセラー本「医者に殺されない47の心得」の方とは、このブログを書くときに初めて知りました・・。
医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法
- 作者: 近藤 誠
- 出版社/メーカー: アスコム
- 発売日: 2012/12/13
- メディア: 新書
え?「がん」って切らなくていいんですか!
ただのおできや炎症と「がん」はどう違うのですか?
もし自分が「がん」だと告知されたらどうすればいいのか?を覚悟するために読んでみました。
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・これでがんが消えた、治った、とう話は、世の中にあふれています。でも「がんもどき」は、しょっちゅう自然に消えるものなのです。一方、全身に転移したがんが消えたとか、末期がんで死にかけていたのに完治した、と医学的に証明されたケースは、10万に1つか2つしかありません。(p61)
☆確かにいろんな療法で、がんが消えたとかよく聞いたり、読んだりしたことあります。それらは「がんもどき」だったんですね。 本物の「がん」は、今でも「不治の病」・・・。
・がんは「痛みにのたうち回って死ななければならない」と思われています。それは、「がんの治療」のせいです。手術で神経を傷つけられたり、抗がん剤をくり返し打たれた副作用によって、むごい苦痛が引き起こされるのです。(p75)
・本来は、治療しないのがいちばん体にいいのです。元気でごはんもおいしいと感じている人は、医療機関や検診に近づかないことが、なによりの健康法です。(p109)
☆治療行為自体で「苦しむ」・・・。 子供の頃、足をけがして、膿んだ箇所を親が無理矢理、切り開き膿を出したとき・・・「痛かった」。しかし、それで治るとわかっているから、我慢できる。しかし、がんの場合は治療することで、どんどん体力が奪われて、どんどん痛みが激しくなる。 むしろ何もしない方が、苦しまずに生きていける。 「生きる」とは人にとってどういうことなんでしょうね。
・(イモリのような)高い再生能力を持っている生物は、足が切れたら確かに足は生えてくる。でも同時に、がんがすごくできやすいのではないか。(人間は)足がなくても生きられるけど、がんができたら間違いなく死ぬ。それで人間の進化の過程で「どっちを取るか。がんはダメ」という究極の選択が行われたのだと思う。(p157)
☆これはあの iPS細胞でおなじみの山中さんの推理です。 なるほど、再生能力は「がん」だったのか・・傷ついたところから、むくむくと生えてくる様のは確かに、気持ち悪い。あれが「がん」だと言うのなら、「発毛剤」も危ないのか?
・がんの治療をする目的は、よりよく、より長く生きること。
しかし、命の貯蓄を増やそうとして治療をあせると、手術で痛み、抗がん剤で苦しんで、安らかな人生を奪われ、結局は命を縮めてしまいます(p186)
☆読み終えて:検査もせず、病気であるということを知らなければ、普通に生きていたはず。
知ってしまったがために、体にも、心にも、家族・友人にも痛みや心配を与えてしまう・・。
苦しみながら生きながらえても、ベッドから動けないのでは生きている意味はあるのか?
自分はどういう死に方をしたいのか? 生きているうちにしておきたいことは?
最近職場の仲間が、急に倒れた。 「脳溢血」だそう。今もICUで治療中です。 人生はいつ何が起こるか分からない。 でも、自分もいつかは死ぬのだから、生きている間は「自分の命」の意味を考え、何かを成し遂げ、残して行きたい。
実行すること:がんと知らされても、バタバタしない。お世話になった方々に感謝の気持ちを伝える。
献本御礼。「幻冬舎」四本恭子さんからお贈り頂きました。いつもありがとうございます。遅くなりました。
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医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法
- 作者: 近藤 誠
- 出版社/メーカー: アスコム
- 発売日: 2012/12/13
- メディア: 新書
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