276-4. 【読書感想文】真っ正面から、ぶち当た・・るな!〜「 売れないものを売る ズラしの手法」#感想部 [読書感想文]
(年間50冊の進捗 50冊/365日×51日目(2月20日)ー4冊目=▲2.98冊)#mhks(本)
・私がやっている仕事は、「まったく売れないモノ」に新しい光を当て、売れるようにする販路開拓であり、「ズラす売り方」はその過程で見出したノウハウなのです。ですから、どんなに売れないモノであっても原型を変えることはありません。時代の価値観に合わせて「人」「場所」「時」の方向から新しい光を当てるだけなのです。
しかもまったく関係ない光を当てるのではなく、あくまで「ズラす」のが特徴です。(p17)
☆「ズラす」?何となくわかります。
でも「ズラしたら」ひこにゃんみたいな、大きなムーブメントになるの?
「ズラしても」、ずっと継続できるのか?
そのあたりを意識して読んでみました。
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・私の仕掛けはいつも質素な手作り企画ばかりなのですが、ダイエットをテーマにすると、ある程度の手ごたえが感じられ、そこそこ売れるのです。それで私は「困ったときのダイエット企画」を、いつも頭の片隅に置くようになりました。(p68)
☆「ダイエット」は女性には、鉄板だし、中高年の男性の問題でもある。「ダイエット」の裏には、美容、健康、見た目、病気など色々な要素が隠れているので、それをひとくくりにできるテーマとして最適なんですね。
・日本人は「型にはめる」ことが好きです。だから「見えない技術力や学力を型にはめる」検定は日本人の心に刺さるのです。曖昧な自分の能力を「検定」という型にはめることは、日本人の自尊心を煽るために十分なシステムなのです。(p96)
☆世間には本当に色々な「検定」があります。その裏には日本の社会や歴史に根ざしたこんな考え方があったからなんですね・・・。
・百「貨」店は、百「可」店になる時代が来たのではないでしょうか。(p142)
☆なるほど!上手い言い換えです。「モノ」ではなく、「コト」の時代と言われますが、百の「可」を取り揃える店とは語感は変わらずでも、新しさを感じるネーミングです!
・観光は「見る」「食べる」「遊ぶ」の3要素「るるぶ」で成り立つといわれています。そこに「嗅ぐ」という要素が入ると、アピール力が増すのです。(p154)
☆旅行雑誌の「るるぶ」のタイトル!由来って初めて知りました!
・「時代遅れ」といわれたら、それはチャンスだと話しています。実際に「時代をズラす」だけで、本当に「時代遅れは」チャンスになるのですから。(p200)
・堂々と「時代遅れ」をアピールして、「時代遅れを求める人々」に接する努力をしてほしいと願います。(p205)
☆今、周囲にいる人達からは「遅れている」けど、どこかに同じペースで走っている人々がいる。そんな「仲間」を探し出すことが「ズラす」コトなんですね。
・この「ズラす」考え方を身につければ、どんな窮地に陥っても「次の一歩」を見つけることができます。ビジネスはもちろんのこと、プライベートで窮地に陥ったときにも抜群の効果があります。
読み終えて:「ズラす」とは、「売れない」「売れなくなった」と悩み続けるのではなく、「軸」を決めて色々「ズラして」考え、試してみること。そう、前へ進むための「フレームワーク」なんですね。
人にならば、かつての名選手が引退後、その強みを活かそうとしたとき、チームに残り「コーチ」や「トレーナー」になる、あるいはアマチュアチームの「監督」になる・・・のではなく、違うスポーツの選手としても活躍することができるかもしれない。ビジネスマンとして「目標達成」のノウハウが売れるかもしれない・・・。
「ズラす」事は、そのものの持つ強みを活かして、「人」や「モノ」の可能性を広げること。
人ならば成長するから、場所、環境を自分から変えることができるが、「モノ」は人が変えてやらないと、いつのまにか周囲の流れに取り残されてしまう。だから人が、「モノ」の最も輝く場所を「探し続けてあげる」ことが大事なんですね。
真正面からぶつかるのでは無く、「ズラして」意外性を狙う。頭は使うけど、ハマれば楽しいでしょうね。
実行すること:悩むのでは無く、楽しく「ズラして」考える。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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by makimaki (2014-02-20 17:11)