【新聞ネタ】2015年「新成人おめでとう」伊集院静(サントリー) の広告を見て [日常雑記]
むかい風を歩くんだ。
成人おめでとう。
今日からみんな大人だって?そんなはずがない。
一日で大人になれるわけがない。
どうしたら大人になれるかって?
(日本経済新聞 2015年1月12日(月・祝)掲載のサントリーの広告より)
☆成人の日、いつもの広告が掲載されました。
昨日までの「えべっさん」で福笹を持った人々で賑わった街は、一転して、
華やかな衣装をまとった若者が主役の街へ。
今の若者は、子供の頃から携帯があったので、大人になってもずっと繋がっている。
久しぶりの再会でも、お互いの近況が何となく分かっているのでしょうね。
でも、顔を合わせると、やはり特別な想いが湧いて来るに違いない。
彼等の笑顔を見ればそう思います。
昨年の記事はこちら。
こうだ、という答えはどこにもない。
その上、大人になるには近道もないし、
特急券も売っていない。
まずは家を出て、一人で風の中に立ちなさい。
そうして風にむかって歩き出すんだ。
歩きながら自分は何者かを問いなさい。そうすれば君が
まだ何者でもないとわかる。それでも一人で歩くことがはじまりなんだ。
上り坂と、下り坂があれば、上り坂を行くんだ。
甘い水と、苦い水があれば、苦い水を飲みなさい。
追い風と、むかい風なら、断然、むかい風を歩くんだ。
どうして辛い方を選ぶかって?
ラクな道、甘い水は君たちに何も与えてくれないし、
むかい風の中にだけ他人の辛酸の声が聞こえるんだ。
真の大人というものは己だけのためには生きない人だ。
誰かのためにベストをつくす人だ。
金や出世のためだけに生きない、卑しくない人だ。
品性のある人こそが、真の大人なんだ。
どうだい?大人って大変だろう。しかしそうでもないさ。
ひと休みに一杯やれる。さあ大人にむかう君と乾杯。
大人に、むかう君と乾杯。
伊集院静
☆まずは、一人で歩み出す。そして、「辛い方」を選ぶ。
社会に出れば、否応なく「辛い」目に合う。だからこそ、「自ら選んで」辛い選択をしていけば、もっと大きな「辛さ」をも乗り越えることができる。
自分が「選んだ」道だから。
他人の辛酸も、自分が辛い経験をしなければ「共感」できない。
☆もちろん、辛いばかりでは 何のために生きているのか分からない。世の中には「楽しい」こともある。
でも、「ラク」と「楽しい」は違う。「辛い」からこそ、余計に「楽しさ」を大きく感じることができる。
自分の為ではなく、誰かの為に生きる。いつか、その意味が分かる時がくるはず。
それまで、踏ん張れ!
☆どうせ飲むなら、「楽しい」後の一杯にしたいですよね。
新成人の皆様、おめで当ございます。乾杯!
よろしければ・・・
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