303−1. 【読書感想文】やばい、ブログへのアクセスが劇的に増えるかも・・〜「人を操る禁断の文章術」#感想部 #rvpl [読書感想文]
(年間50冊の進捗 50冊/365日×38日目(2月7日)ー1冊目=▲4.2冊)#mhks(本)
☆レビュープラス様、ありがとうございます!こんな具体的な文章術の本は初めてです。表紙は「怪しい」ですが、会社でビジネス文章の書き方に悩み、家ではブログのアクセスが伸びないと苦しんでいる方へ、まさに「救い」となる本です。
・本書は、相手を想うままに行動させたい人のための本です。
美文のコツは書かれていませんが、相手に読まれる文章、相手の心を動かす言葉選び、相手を行動に導くための技術についてはふんだんに盛り込まれています。(p16)
☆著者の「DaiGo」さんは、テレビでもご活躍とのことですが、自分は全く観たことがありませんでした。しかし、プロフィールを読んで見ると、まじめな方なんですね。
さて、相手に動いてもらえる「メンタリズム文章術」とは、どんな方法でしょう?気になったポイントを3つご紹介します。
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・私はメンタリズムを「行動や態度、言葉などから相手の心理を読み解き、思うままに誘導する技術」と紹介しています。
この「心理を読み解き、思うままに誘導する」ときに、メンタリストは相手の想像力を使ってねらい通りの行動へと導いているのです。(p33)
☆この「相手の想像力を使って」の部分が、メンタリズム文章術の一番のキモのようです。本書ではアメリカの量販店の「紙オムツ売り場」に掲示されたあるPOPに書かれた文章で、別の商品が売れた例が挙げられております。おもわず、「なるほど!名キャッチコピー」だと思いました。
【ポイント1】「キラーフレーズ」と「書き出し」について
・「初めてです」「変わりました」を文章に盛り込み、承認欲求をくすぐろう。すると、喜んで動いてくれる(p151)
・書き出しに迷ったら 体験したことをポジティブに書けばいい(p170)
☆確かに、始まりはポジティブの方が、気持ちがいい。読み手に「喜んでいる(書き手)の具体的な情景」を想像させ、続きも読んでみたくなる。次も、もっと喜んでもらおうと思わせるフレーズですね。
【ポイント2】「繰り返し」について
・同じ「意味」と「感情」を、文章の中で言葉を変えて繰り返していきます。
「意味」と「感情」を繰り返すことによって何が起きるかと言うと、文章の説得力が大いに上がるのです。(p173)
・「繰り返す」において、やってはいけない致命的な失敗はあることも明らかになりました。
それは同じ言葉を3回以上使うことです。(p176)
・大事なのは表現を変えて10回繰り返すこと。言い換えや類語によって10回繰り返せるだけのバリエーションを持つことが大切です。(p177)
☆確かに、「繰り返す」=訴えたいポイントを「何度も読ませて」、目にすることで、いつの間にか読み手の心の中に刷り込まれていきますね。
子供は、親の言ったことを「反復」して言葉を覚える。我々が学んだ、英語の授業のように教師の発音を「リピート」して、外国語に親しんでいく。
折を見て重要なポイントを「たびたび言う」「連呼する」「復唱する」ことで、聞き手に自分の主張を理解してもらう・・・・。
ここまでで、「繰り返す」の表現を7回変えてみましたが、どうでしょう?伝わりましたか?
【ポイント3】追伸をつける
・じつは、あらゆる文章の中で人が最も読み、心に残るのは追伸部分だということがわかっています。(p204)
☆【読み終えて】冒頭にも書きましたが、正直、本のタイトルは、怪しいです。でも、すごくまじめな本です。決して「洗脳」系の本ではありませんW。ある意味、本の「書き出し」である、表紙の部分が非常に「ポジティブ」な表現をしているだけなのです。
具体的な例が、たくさん盛り込まれていて、ご紹介したポイント以外にも「読んでもらい、動いてもらう」ためのテクニックが満載です。
ラブレターを書くように、相手のことを想い、何とか自分の気持ちを伝え、こちらへ振り向かせる。
そのためには「拝啓・・・」では無いし、「僕とデートして下さい!」でも無い。
相手の心に届くための「文章」を書くには、どんな相手か?を知ることから始めましょう。という、ごくごく当たり前のことが書かれているのですが、実際は、自分の気持ちばかりが先走り「相手」のことは、宙ぶらりんになっている事って多いです。
そんな先走った気持ちを静めるためにも、まずは本書を手にとってみてはいかがでしょうか?
●今回のお役立ちワード「ツァイガルニク効果」
「人間は、達成した課題よりも、達成されなかったことや中断されていることをよく覚えている」という記憶の仕組みを実証した。「まだ続きがあること」のほうが強く記憶に残るという現象。(p205)
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