314-3. 【読書感想文】「愛」「金」「軍事力」の順番は?〜「偉人の言葉で知る軍事」#感想部 #rvpl [読書感想文]
(年間30冊の進捗 30冊/365日×68日目(3月8日)ー3冊目=▲2.59冊)#mhks(本)
●この本はリーダーを志す人にとって必須である「軍事力」の本です。戦争という生死がかかる状況になると、民族、集団の長所・短所はあらわになります。
人生は戦いの連続です。
敵は、外国や同業他社の場合もあれば、上司や同僚、部下の場合もあります。自分が勝ち、相手を許すことはあっても、自分が負けて許されることはありません。(p5−6)
☆なんだか、お隣の北の方が騒がしいこの頃ですが、もちろん「戦争」になんかなって欲しくはありません。
嫌なことでも、知っておくのと知らないのとでは、自らの意志の決定の納得具合に関わってきるでしょう。
少なくとも「負けない」ためにも「軍事」とは何か?学んでみます。
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●「愛」「金」「軍事力」をリーダーの視点から並べ直すと「軍事力」>「金」>>>「愛」」の順番になります。(p12)
☆あくまでも、「個人」ではなく「リーダー」の視点です。自分は「金」の方が「軍事力」よりも上だと思ってました。「金」をたくさん持っている方が、強力な武器をたくさん持てて、人も雇うことができるからです。
実は「軍事力」と「金」の間には「ルール」というモノが存在します。「金」があっても「経済封鎖」のようにモノが買えないという「ルール」になれば、武器も持てない。その「ルール」を決める最大の要因が「軍事力」だと著者は語ります。
●強力な軍隊の存在が、戦争を抑止し、被害を軽減させます。
戦争が「利益にならない」と相互が考えれば、互いに紳士的になります。お互いに力があると、仲良くしたほうが得であると考えるため、ルールは維持されます。軍事力の整備が秩序と平和を保障する、ひいては経済を発展させるため、世界の指導層は「軍事力」を勉強しているのです。(p14−15)
☆力の強い者だけが、世界の動向を支配するのでしょうか・・・。未だに世界中で続く戦争、紛争、小競り合い・・人は変わらないのでしょうか・・。
●武士として教育を受けた世代が政権を担っていた明治政府は、軍事力を重視し、日本を大国としましたが、武士として教育を受けた世代が引退してしまうと、「軍事力」「金」「愛」の優先順位を誤り、全てを奪われました。(p28)
☆日本人が、明治維新以降急速に経済発展をとげ、対外戦争に勝利し国際的地位を上げることができたのは「武士」的精神のおかげ。
先日テレビで見た「司馬遼太郎」さんの特集でも、そう言っておられたような気がします。でもその後は・・・。
●100年前、大国であった日本には、たった一つの命を他人のために使える人で溢れていました。
人生とは何か。人のため、子供や子孫のために命を使うことではないでしょうか。(p229)
☆もちろん、次世代に自らの意志を引き継いでもらい続けることが人生の意味だと思います。でも命を使うことが、「戦い」で他人の命を奪うことでないにこしたことはないですよね。
読み終えて:本書の冒頭、さわりの部分だけご紹介しました。ここから本書は、日本、米国、ヨーロッパ、中国、インドの歴史を、軍事力の視点で振り返って行きます。その時々に活躍された「偉人」の言葉を借りながら。
正直、自分は読んでいて、本書に入り込んで行けなかった。戦争に対する知識が乏しいからだろう。だが、ミニッツ提督や加藤隼戦闘隊・隊長加藤健夫などリーダーシップを発揮した方々の部分は、ビジネスでも共通するからか、興味深かったです。
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