318-1.【読書感想文】あの枝雀師匠の「キンカンの法則」とは?〜「初対面でも話しがはずむ おもしろい伝え方の公式」#感想部 #rvpl [読書感想文]
(年間30冊の進捗 30冊/365日×35日目(2月4日)ー1冊目=▲1.88冊)#mhks(本)
・この本は、ユーモアのある伝え方を身につけるための本です。(p7)
・ユーモアを身につけている人といない人では、長い人生に大きな差が生まれてくるはずです。
なぜなら、ユーモアはコミュニケーションにおける最強の武器だからです。(p8)
・ユーモアとはセンスではなく学べるもの、それを理解しただけで、あなたはすでに半分ユーモアをマスターしたようなものです。(P10)
☆大阪人には、「おもろい話」をするのは日常当たり前。小さい頃から、吉本新喜劇に親しみ、周りの人たちも、普通に面白い会話をする、ぼけ役、突っ込み役と、自然に役割分担を周りが決め込んでくる。大阪の中では面白くなくとも、大阪以外では「面白い人」になってしまう。それが「大阪人」
しかし「ユーモア」といわれると少し違うような気がします。コテコテのお笑いではない、さりげなくカッコイイのが「ユーモア」ではないでしょうか?
そんな「ユーモア」を学ぶ方法とは?
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・観察力を鍛えれば空気は読める!(p62)
・ではなにを観察すればいいのでしょうか?
わかりやすい指標のひとつとしては、まばたきの回数が挙げられます。(p64)
☆「空気「を読むには「目」を観察すること。これすごく重大ですね。自分が相手の立場になったときにわかりますよね。目を見て話す人と、そうでない人は、すなわち、真剣に聞いてくれている人、そうでない人だと、自分でも判断してしまいますよね。
・「××と言えば」「××で思い出したんだけど」という連結フレーズを使って、話題をまったく別のものにすり替えてしますこともできます。(p76)
☆これは便利なフレーズですね。会話の中で、人の悪口を聞くのは気持ちいいものではありません。その時に「××と言えば」といかにも、現在進行形の話にのっかり、会話を違うところへ導いていく。相手も自分がコントロールされているなんで、思っていないでしょう。
・枝雀師匠が唯一の笑いの原則としたもの、それこそが「緊張の緩和」の理論です。
それを枝雀師匠は「緊緩(キンカン)の法則」と名付けました。
この理論は、いたってシンプル。
人は緊張が緩和された時に笑うのです。(p85)
☆今作品のキモ! キンカンとは語感の響きもいいし、覚えやすい!
・キンカンの法則 実践例1
緊張→緩和(倒置法)(p97)
☆小池百合子都知事の使用例は、秀逸です。ぜひ本書でご確認下さい。
・「すごく怒った」より、「拳が震えた」、「思わず椅子を蹴り飛ばした」のほうが映像が浮かぶため、怒りの強さが伝わりますよね。
・「描写」とは、「ありのままの姿が浮かび上がってくるように、描き出すこと」
まるで映画でも見ているかのように映像が浮かび上がってくるように描き出すことができるかどうかが、話がおもしろくなるか否かを分けるポイント。(p152)
☆読み終えて:最近見たテレビ番組で、印象的だったのが、NHKの「超入門!落語 THE MOVIE」
名人の落語にあわせて、芝居の映像を流す番組です。会話の部分も、しっかり「口パク」がシンクロして、落語の内容がきっちりと映像化されてます。自分たちの世代なら、時代劇を見て育ってきたので、昔の文化もなんとなく理解できるが、今の人々に「キセル」はわからない。
そこで、落語の途中で、簡単な「解説」が入ることもありますが、それがリズムを崩してしまう時がある。しかし、映像を見ながらなら、ああ昔の人はこんなものでたばこを吸ってたんだ~とひと目でわかる。役者さんの表情も相まって、落語がさらに面白くなっております。
しかし本書の中にもありましたが、落語は元々この「人々の描写」を「芸」にまで高めたのもので映像なしでも、聞いた観客がそれぞれの頭の中で、話の世界を構成して笑ってしまうという高等芸術。
話し方、表情、身振り、手振り、小道具。あらゆる部分で人を楽しませる落語。
これを学ぶ事で、自分も人に「おもしろく・わかりやすく」伝えられたらと思います。
実行すること:今年は寄席に落語を聴きに行く!
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