今年も、細々と更新できたらと思います。
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昨年も、お越し頂き、ありが当ございました。
【年賀状】新年のご挨拶 2017:読 書 感 動 文:So-netブログ
「笑顔」と「ありがとう」と「美味しい物」を繋ぐ人を目指す。2017年目標:年間30冊の本を読み、ブログにUP。著名人30名の話を伺い学ぶ。映画も。
高く、広く、大きな夢を持て。
新社会人おめでとう。今日、君はどんな職場に立っているのだろうか。
どんな仕事であれ、そこが君の出発点だ。
君は今、自分の将来の姿を、想像できるかい?それはできやしない。誰だって
☆今年は1日が日曜日で、2日に掲載のいつものサントリーの広告。
桜の開花は、早まりもう散りかけたり散ってしまったりしてますが、
新社会人たちは、あまり早くから頑張らずに、ぼちぼちと行って欲しいですね。
今日も少し似合わないスーツに身を包み、研修なのか大きな荷物を持った若者の集団が、飲み屋に入っていきました。懐かしい・・・。
※昨年の記事はこちら。
皆そうだったんだ。君が、どんな学歴であれ、いかなる国の人であれ、今日
の出発点では、皆が平等に立っていることを覚えておいてほしい。
君たちは皆、素晴らしい何かを獲得できる可能性を持っている。
それがこの国の、この社会の、自由で、ゆたかな可能性なんだ。
ひとつアドバイスを、しておこう。
今、何かを獲得し、現役で汗を流している先輩たちは、百人が百通りのやり
方で道を見つけ、歩いているんだ。
ただその人たちには、ひとつの共通点があるんだ。
それは日々見上げている山が、乗り出している海原が、他の人より
高く、広く、誰より大きい夢を抱いているということだ。
若いくせに大きなことを口にして・・・・・・、そんな連中は放っておけばいい。
笑われてもいい。失敗してもいい。失敗の中にこそかがやくものはある。
最後に、君の夢はどんな色ですか。君に夢は皆を幸福にできますか。自分だ
けがイイなんて夢は卑しいんだ。
明治の時代、若き一人の男が言った。「やってみなはれ」そう、まずやって
みよう。その瞬間、夢は夢でなく、君の道となるだろう。
山は雲が、海は波が、辛い試練を与える。
でも疲れたなら夕暮れ、一杯やりたまえ。まぶしい明日に乾杯しよう。
まぶしい明日に乾杯。
伊集院静
☆今年は、なんだかひと味違う?
今までは日本人の新卒の新人に向けてのメッセージと無意識に思ってましたが、
「どんな学歴」「いかなる国」など、かなり「多様性」を感じさせます。
今はやりの「ダイバーシティ」なのだろうか?
でも舞台は日本。「この国の、この社会の、自由で、豊かな可能性」という言葉に表れている。
世界を騒がしている、お隣の国々とは違うと言うことだろうか?
はたまた、閉塞しているアメリカを意識しているのか?
______________________________
でも、後半はいつもの「伊集院節」 ですね!
今年は、昨年の連載でも取り上げていた「サントリー創業者」の言葉がさりげなく、入ってます。
「失敗」こそが成長の原動力。
出来ることしかやらないでいると、いつの間にかチャレンジャーに大きく抜かれてしまう世の中ですからね。
いまの世だけに限らないことだとは思いますが、若いからこそ「失敗できる権利」がある。
新人の失敗なんて、おじさんにとってはカワイイ物。
みんな通ってきた道。まずは何でも「やってみなはれ」
☆甥っ子がますますやんちゃに・・・とにかくその成長ぶりに驚かされます。
彼が「新しい人」になるまで、あと17年・・自分も、踏ん張ります。
ありがとうございました!
・2016年の記事
・2015年の記事
・2014年の記事
(年間30冊の進捗 30冊/365日×31日目(1月31日)ー2冊目=▲0.54冊)#mhks(本)
●毎日、何気なくしている「食べること」ですが、日々の自分の命をつないでいく行為そのものです。血流を質も量もきれいにたっぷりに整え、そして幸せに生きていくために何を食べるか、どのように食べるかを知っていただきたい。
こんな思いから本書が生まれました。
________________
☆血流の不足が、心と体の不調の原因であることが前作のポイントでした。
今回は、血流を増やすための「食べ方」です。
☆先日、年に一度の成人病検診がありました。今年もまた「メタボ判定」。お医者様からは運動はそこそこやっているから、やはり「飲み過ぎ、食べすぎ!」と怒られてしまいました。やめられないんですよね・・・。
なぜ「食べすぎてしまうのか?」その答えが本書に書いてありました。
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●今あなたが悩んでいる不調は、胃腸の掃除を長い間怠けてしまったことによって引き起こされているのです。そんな胃腸では、血がしっかりとつくられません。血の質も汚れて悪くなってしまいます。(p59)
☆このあと、前作でもさらりと触れられていた「一週間断食法」が、今作では詳しく解説されております。決して「ダイエット」が目的ではなく「血流」を増やすための「断食」です。無理せず、続けられるためのポイントも紹介されてます。
●多くの食材に含まれている「ある成分」を上手にとることが、もっとも効率的におなかの環境をよい状態に保ってくれます。(p95)
●その成分とは、「食物繊維」。(p96)
●「あなたのうんちは、水に浮かんでますか?」(p98)
●うんちが沈めば健康も沈没するといっても過言ではありません。(p99)
●お通じは、人体最大のデトックスなのです。(p114)
☆「うんち」がトイレの水に浮かぶことが健康の証!確かに「バナナ」のような見事な「うんち」は・・・。
そのために積極的に取るべき成分が「食物繊維」。確かに軟便のときは、ちゃんと消化できてないような気がしますね。
食物繊維が胃腸の中の「汚デブ成分」や悪玉菌を吸着し、排出する役目を果たす。だから「デトックス」になるとのことです。
●ふだんから太陽の光をしっかり浴びる習慣をつけておくと、季節的なうつにはなりにくくなり、気持ちが落ち込むのを防ぐことができるのです。(p186)
☆四季のめぐりと人間の体の関係。季節の恵みを取り入れ血流を整えるなど一年を通して漢方の知恵を生活に取り入れる方法も解説されていて、その中で「なるほど!」と思ったのでご紹介。
秋から冬は「うつ」になりやすい季節だそうです。でも、寒いからと家の中に閉じこもるのではなく、晴れたときには積極的に太陽を浴びることで、ふさぎがちな気持ちも持ち直すそうです。確かに、空気は冷たくても「太陽の光」を浴びると温かいですからね。
●人間にとって、食べることは、生きるという生存欲求に直結していることです。
このもっとも根本的なことがわからなくなったり、みえなくなったりしてしまうと、それよりも上位の幸せや、人生の喜びまでもがわからなくなります。(p205)
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☆読み終えて:今作も、ただ「血流を増やして、健康な体になる」というだけではなく、人生を豊かに、幸せに過ごすために、心身ともに健康になってほしいという、著者の熱い思いが溢れております。
「汚デブ成分」を取り除き、血流を増やし、体の隅々にまで「栄養」を行き渡らせる。
血の役割の大事さを改めて感じました
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☆さて自分は『なぜ、食べすぎてしまうのか?』
●人間は食べると幸せを感じるようにできているのです。
ストレスがあると、それを癒やすために食べたくなる。
だから、必要以上に食べてしまいます。
あなたが卑しいわけでも、あなたの食い意地が張っているわけでもありません。
食べることがやめられないとき、そこには、やめられないだけの理由が必ずあります。そのことで自分を責めなくていいのです。(p199)
☆ストレスからの「ドカ食い」「どか飲み」確かに、そうかも知れません。疲れた〜とお腹が苦しくても食べ続けてますからね・・・。気をつけよう。
こちらは「レビュープラス」さんからご恵投頂きました。いつもありがとうございます。 本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
(年間30冊の進捗 30冊/365日×29日目(1月29日)ー1冊目=▲1.38冊)#mhks(本)
☆幼い頃の記憶に、導かれるかのように
幼少の頃過ごした山奥のおんぼろ寺に帰ってきた主人公が、
人魚の「うお太郎」と過ごすうちに、次々と明らかにされる過去の事実。
連作短編の各章で、不思議な石の力に秘められた悲しい記憶が、ラストで一つに繋がっていく。
主人公が、山に惹かれた理由。
人魚の正体。
不思議な石の力とは。
多くの謎と過去の記憶がつながった時、主人公の自我は、崩壊寸前まで追い込まれるが・・・
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☆本作の魅力の一つに、自称人魚の「うお太郎」と主人公の漫才のような会話がある。 兄からも見下されている気弱な主人公が、エキセントリックな言動をくり返す「うお太郎」にいつの間にか引きつけられ、「友人(友魚?)」と言うまでになる奇妙な関係は、小説の世界観にいつの間にか引きずり込まれている、読者の自分と重なります。
後半に出てくるもう一人の人魚「ヤグロ」が、まともな常識人(魚?)のため、余計にうお太郎のわがままぶりが際だってくる。
しかし、ラストはそんな「うお太郎」だからこそ言える台詞で主人公を絶望の縁から引き上げる。
●「だって過去は過去だし、記憶は所詮記憶でしょ、だから僕はもう、面倒くさくなって今がどうあるべきかってこと以外考えないようにしたんだ」(p278)
☆我々も過去や記憶に縛られて生きている。
でも、それが本当に「今」を生きるために必要なのか?
同じ失敗をしないという意味では必要だが、自分はこうやって生きてきたから、これからも同じ道を生きていく・・。
過去は変えられないから、自分の人生はこんなものだ・・・。
過去の事実に、どんな意味を付け加えるかは自分次第。
「今」をどう生きるべきかを考えるのも自分。
人魚で、人の世という「しがらみ」が無いからこそ、さらりと口にするが、この暗い物語の中で唯一「きらり」と光る台詞であったと思います。
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☆物語は、最後の最後で不可思議な終わり方をして、釈然としない気持ちが残ります。
しかし、だからこそ、もう一度読み返してみようという気持ちにもさせます。
改めて読み返してみると、冒頭から張り巡らせてあった著者の伏線に気がつく・・・。
ミステリのようで、ホラーのようで、民俗小説のようで、しかし最後に残るのは、何とも言えない虚無。
怪談といえば夏だが、それよりも、今年のような、雪が降り、体の芯から凍るような冷たさの季節に読むのがぴったりな小説です。
よく言われることだが、やはり一番恐ろしいのは「人間の欲」なんだなぁ・・・・。
こちらは「レビュープラス」さんからご恵投頂きました。いつもありがとうございます。 本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
独りで、旅に出なさい。
二十歳、成人おめでとう。
今日から大人と呼ばれても、ピンとは来ないだろう。私もそうだった。
今、君は自分がどんな大人になるのか想像もつかないだろう。
どうしたら君の、自分なりの大人の姿が見えるだろうか?
☆いつもの新聞広告が掲載されていたので、ご紹介。今年の成人式にはこんな事件も起こりましたね。
晴れ着屋さんが、成人式の当日の朝になってドロンとは・・。
大人が信用できなく成りますよね。
伊集院さんが広告で、新成人に提案することは・・・・。
※昨年の記事はこちら。
そのためには、いろんなものを自分の目で見て、さまざまな人と出逢うことだ。
私の提案は、旅だ。それも若い時に、独りで旅に出ることだ。
日本でも、海外でもかまわない。一番安いチケットを買いなさい。金がなければ、
君の足で歩き出せ。自分の足で見知らぬ土地を歩き、自分の目で、手で、肌で世界に触れることだ。
どんな人がどんなふうに生きているかを見ることだ。
インターネット、テレビ、新聞、書物で知る世界とはまったく違う世界だ。
世界は君が考えているより広く、大きく、豊かで、また切なく、貧しくもある。
独り旅はまず、自分がまだ何者でもないことを教えてくれる。
自分の力で歩くことが、人生の、生きる基本ということを学ぶだろう。
若い時になぜ旅が必要か?それは若い新鮮な目にしか見えないものが、今の純粋なこころでしか獲得できなものが、間違いなくあるからだ。
旅に疲れたら、夕空を、星を仰いで一杯やればいい。
苦くて、美味い、旅の酒の味は、生涯の宝になるはずだ。
二十歳の旅人に、乾杯。
伊集院静
☆晴れ着屋詐欺の件、呆然とした新成人の方々を救ったのは、同じ晴れ着屋業界の人、着付けの美容室の人、役所関係、多くの人が何とかしようと手を尽くしされたとか。被害に遭った全員が救われなかったが、同じ「大人」でも、困った人を助けようとする人もいる。二度と起こってはならない事件だが、これを経験として人生に活かして行って欲しいと願います。
人のせいにするのではなく、知ったかぶりをするのでもなく、人のむき出しの感情や生き方に触れることで、対処の仕方を学び、大人になっていくのでしょうね。
20歳、まだまだ若い!もう無限とは言えないが、大きな可能性が残ってます。
経験を前向きに捉えて踏ん張れ!
もうすぐ50歳のおっさんより
・2016年のエントリー
【新聞ネタ】2016年「新成人おめでとう」伊集院静(サントリー) の広告を見て:読 書 感 動 文:So-netブログ
・2015年のエントリー
●【移行時間の短縮】まずは、移行前の機種の中身の整理! ほとんどの人は、今持っている機種の中身をそのまま引き継ぎたいですよね。 移行の際の時間を少しでも減らすために、写真、音楽などのデータの整理をお勧めします。 特に写真でも動画など容量の大きい物。要らないデータはこの際整理して、削除しておきましょう。
お家の引っ越しとおなじです。
それからアプリ!新しいiTunesは、アプリの管理機能が無くなり、アプリはネット経由でダウンロードされます。 アプリは後からでも追加できるのでまずは、最低限のアプリ環境での移行をお勧めします。
●【移行を確実にするために】最新のiOSのインストール 移行前の機種は、もちろん移行後のiPhoneXも確認が必要です。 私の場合、7が11.0.3にアップデート済み。Xは、なんと11.0.1! 実はこの状態では、7のデータの復元ができない旨のアラートが表示され、復元できなかったのです。
なので、Xをアクティベートしたら、まずは新しいiPhoneとして起動して、最新のアップデートを、かけましょう。
●アップルウオッチを、お持ちの方へ
実は今も、7とXの二台持ちを強いられているのがこの点。
前回6から7への移行時に、アップルウオッチのアクティビティのデータと、日々行っている筋トレのデータが、2~3日途切れてしまったのです。
その時は分からなかったのですが、今回は色々調べてるうちに、アップルのこのリンクにたどり着きました。
https://support.apple.com/ja-jp/HT205189
そうだったのか…。で、今はここで躓いている。ところです。
その他にも、色々な方が機種変更に際しての注意点を書かれてます。私も参考にさせて頂きました。
ネタフルさん。
http://netafull.net/iphone-x/056393.html
ギズモードさん。
https://www.gizmodo.jp/2017/11/iphone-line-app.html
https://www.gizmodo.jp/2017/11/iphone-line-app.html
LINEを使用の方は、こちらも。
どうぞ皆さん、快適なiPhoneXライフをお迎え下さい。
]]>(年間30冊の進捗 30冊/365日×122日目(5月2日)ー3冊目=▲7.02冊)#mhks(本)
・仕事で悩んでいる方々に、仕事の楽しさを、働くことの喜びを伝えたい。その想いを叶えるために、私はこの本を書こうと思い立ちました。おこがましいことは承知の上です。でも、本を通して、一人でも多くの方の仕事観を変えることができたらと、真剣に思っています。(p5)・たとえ、どんな仕事であれ、きっとやりがいを感じられます。きっと楽しむ方法があります。十人十色の働き方、考え方、生き方に触れることで、何らかのヒントをつかんでいただけるはずです。(p8)
いつも応援ありが当ございます!ポチッと↓
・ 逃げても一緒だと思うんです。悩みや困難から逃げても、結局は同じ悩みがやってきます。そうしてまた逃げようとすると、再度同じ悩みに直面する。堂々巡りですよね。人生が前に進んでいきません。(p50)
☆問題の先送り・・・、めんどくさがりの自分はやりがちです。でもいつかは問題に向き合わないと「前には進めない」いつかいい方法が浮かんだら・・なんて思ってないで、まずは「動く」ことからですね。うん。
・「今日と明日が、必ず同じ日にならないようにしよう。何かひとつでも変わろう。何かひとつでも学ぼう」
本で学んだことではなく、自分の体験から生まれた言葉でした。(p110)
☆昔の上司にもよく似た言葉を言われました。その時も「うんうん」と感じてましたが、今改めて自分の経験してきた事や、残された人生の時間を考えると、より深く身に染みてきます。「何かひとつでも」明日は違うように頑張ろう。
・仕事と家庭との両立が、うまくいかないこともあるでしょう。そんなときは、「自分にとって一番大切なものは何か」を考えてみるといいと思います。私の場合は「家庭優先」という結論に達しました。いつも、それを判断基準としています。その軸がしっかりしていれば迷うこともないですし、大抵のことにも耐えられます。前進もしていけます。(p152)
☆この本で紹介されている人たちは、「仕事」優先ばかりの人ではありません、家庭も、趣味をしっかり立てながら、「仕事」もバリバリこなしている人たちばかりです。実は、「悩んでいること」はみんな同じなんですね。
それをどうこなしていくか?「自分の一番大切なもの」という軸をもっているから前に進める。さっきと同じで「逃げず」に自分の軸で向き合う。だから前に進めるんですね。
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☆読み終えて:著者も書かれてますが、この本に出てくる人々は、「情熱大陸」や、「カンブリア宮殿」に出てくるような、話題の「経営者」ではない。自分と同じ「満員電車」に乗っている、その辺の人々と同じ方です。でも、そんな「普通の人々」の仕事、「普通の人生」を垣間見ることができる作品で、「これぐらいなら、自分もできるのでは?」と、何か行動したくなる本です。
紹介されている10人が、それぞれいろんな人生を歩んでこられており、成功と失敗を繰り返している。でも、家庭も、仕事も、趣味も思いっ切り楽しんでおられます。
せっかくの一度きりの人生を、イヤイヤではなく、自分の物として生きるためには、あらゆる経験は無駄にならず、心の持ち方一つで前向きになれるとも語られてます。
自分の仕事のことを、仲間と飲みながら話するのは、よくありますが、最近は、人生についてまで話すことは中々ないし、身内だから変な競争意識や、現実問題に囚われてしまうこともある。
でも、他人で全く関係のない業種職種であっても、悩みの根本は同じ。「仕事」「家庭」「考え方」いろんな人の人生を知ることで、自分が前に進んでヒントを掴めると思いました。
こちらは「レビュープラス」さんからご恵投頂きました。いつもありがとうございます。 本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
(年間30冊の進捗 30冊/365日×107日目(4月17日)ー2冊目=▲6.79冊)#mhks(本)
「一見さんお断り」の勝ち残り経営 ~京都花街お茶屋を350年繁栄させてきた手法に学ぶ~
・なぜこの「一見さんお断り」「お茶屋は街に一つ」というルールが確立され維持されているか。諸説ありますが、突き詰めて考えると顧客満足のために必要であったということに行き当たります。
お茶屋の本業は、「芸妓、舞妓、座敷、料理等によって個々の宴会を成功(宴会の目的を達成)させること」です。(p2-3)
・ところが一見の顧客だと、顧客にあわせた宴会を準備するための前提となる顧客の嗜好その他の情報がないため、個別の顧客に合わせた用意も咄嗟の現場対応もできず、宴会の成功という目的を達成できないのです。(P3)
・表面的には排他的なルールに見える一見さんお断りですが、よく考えてみると、顧客満足を徹底的に追求した結果当然に行き着く合理的なルールであることが分かります。(p4)
☆「一見さんお断り」・・商売している方からすれば、これほど「ありがたい」形態はないでしょうね。確実に「いいお客様」がついていて、支払いもちゃんとしてくれて、店では粗相をしない。でも、ここに至るまでの店の努力は計り知れませんし、これからも維持するのはもっと大変。人の生活は変わり続けているから、いきなり昔の世界で働けと言われても、ついて行けない人のほうが多いはずだから・・・。
そんな、350年にわたりこの商売を続けてきた「お茶屋さん」の考えを学ぶために読んでみました。
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・なぜ京都花街の芸舞妓は、毎日毎日、手間暇のかかる白粉の化粧と、男衆の手による着付けを必要とする裾引きの着物を着用するのか。
なぜ舞妓の日本髪はカツラではなくわざわざ髪結いという専門職に地毛を結ってもらうのか。
なぜ舞妓になるための修行である仕込みと呼ばれる期間は原則として中学卒業前後に開始し、住込みでないといけないのか。
そこには価格競争も含めた安易で手っ取り早い方向にも、規模の拡大にも決して向かわない、徹底的なおもてなしの品質追求の思想があるのだと感じます。
その結果、京都花街のお茶屋は三五〇年間もの長きにわたって存続し、そのおもてなしは知名度、品質ともに日本を代表する文化にまでなったのだと考えられます。(p82)
☆お茶屋という商売を通して、町並み、人材、料理、作法、芸事・・すべてが、「ああ、昔の日本ってこんな感じだったのか・・」と感じさせる。文化をそのままの姿で残したまま、なおかつ現代に合わせて商売を続けている「お茶屋さん」。
国が文化財を保護するとかではなく、その土地に生まれ育った文化を、その土地を愛する人たちが守っていくという心意気。
究極のローカルだからこそ、世界からの人々も魅了するのでしょうね。
●一般的なブランド戦略との違い
・簡単にコピーできる程度の品質なのに高価格を維持するためには、イメージを守るという部分にコストをかけざるをえません。もちろん京都花街のお茶屋もイメージを守る努力はしていますが、お茶屋の場合はそのためだけの無用なコストはかけず、本質的な品質を磨くことに力を注いでいます。(p89)
☆宣伝のためにお金は使わず、圧倒的な水準の品質を保つために、コストをかける。インターネット時代の、「フリーミアム」の戦略とは全く反対方向の存在ですね。限られた顧客に、圧倒的な高品質をそれに見合う価格で提供する。全世界を相手に、安い価格で圧倒的な数を販売する。「フリーミアム」は今の時代だからこそできる商売ですが、だからこそ人々は「特別」を求めてお茶に来るのでしょうね。
●顧客の責任
・自らがリピート客になってお茶屋に出入りしている以上、お茶屋や日本文化の維持存続や発展に寄与するような新規顧客を選抜して紹介しなければならない責任のようなものを感じます。
顧客は対価を支払って一方的に役務提供を受けるだけでなく、提供する側にも配慮してそれを支え、発展に寄与するという考え方は単なる合理的な商取引という概念を超えたものであり、歌舞伎や講談等で昔の日本の美談としてよく見聞きしますが、京都花街では今でもその考え方が生きています。(p180)
☆お茶屋さんだけが努力しているのではなく、お客の側も礼儀作法を学び、芸事に精通し、一緒に日本文化を維持していく。
お互いが、同じ方向を向いて、350年共に歩んできたからこそ、世界に認められる伝統文化をなった。
確かに「一見さん」には、そこまでの覚悟はないから、「お断り」はお茶屋さんにとって当然のことなんですね。
お茶屋さんに行くには、顧客もそれなりの「覚悟」が必要。好奇心だけでは行けない世界ですね。
☆読み終えて:読んでいて驚いたのは、楽譜以外の「マニュアル」のようなものが全くないということ。礼儀作法やお座敷での心得なども全て、口伝だということ。ここでも完全に昔の世界がそのままです。
でも、それも「顧客満足」のため。
お茶屋のお客様は少ないからこそ、全て満足するポイントが違う、宴会は完全にオーダーメイド。だからマニュアルなんて作れない。お茶屋に関わる人たちが、お客も含めて、サッカーのチームプレイのように全員がアイコンタクトでプレイするようなものですね。徹底的に体に覚え込ませる。だからこそできる「お座敷」という究極芸術なんですね。
それが、もう文化にまで昇華してしまったからこそ、350年もの間続いている。
すべては、来てもらったお客に「満足」してもらうこと。
我々が「まね」できるはずもないが、こんな「商い」があるということだけでも知れて良かったです。
・「カネのためやない、けど、カネは要る」(p233)
☆続けるには、「儲けな」あかん。でも「儲け」ばかり考えていては「続かない」・・・深いな。
まあ、日本人である限りは一回は行ってみたいとこではありますね。それまでに自分が勉強しないと!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
「一見さんお断り」の勝ち残り経営 ~京都花街お茶屋を350年繁栄させてきた手法に学ぶ~
新しい情熱を待っている。
新社会人おめでとう
今日、君はどんな職場で社会人のスタートを迎えただろうか。
どんな仕事であれ、そこが君の出発点だ。
仕事とは何だろうか?
☆今年も、いつものサントリーの広告が掲載されておりました。
桜の開花が遅れている本年ですが、逆に新人達と同じで、
これからが楽しみでもあります。
※昨年の記事はこちら。
私は、理想と、情熱で、獲得するものだと思う。
でも今の君に、理想ある仕事はすぐには見えないだろう。
汗を流し、逆風を進み、働き抜いて、ようやく見えるものだ。
しかし、情熱は、今日の君の中にもあるはずだ。
人を、モノゴトを、社会を動かす原動力こそが、情熱だ。
ひとつ アドバイスをしよう。
十人の人間に、十色の、十のかたちの情熱があるんだ。
その情熱は鍛え、磨き、時に叱咤(しった)すれば、情熱は育ち成長する
ものなんだ。そしてやがて君だけの情熱のかたちができてくる。
それが個性だ。個性は君が生きている証しなんだ。
実は、先輩たちは、君たちの新しい情熱を待っているんだ。
最初はガムシャラでもイイ。暴走に見えてもかまわない。
あきらめずにぶつかれば、いつか大きな壁を打ち砕く。
新しいかたちの、新しい温度の情熱で、未来を作るんだ。
失敗をおそれるな。辛苦に立ちむかえ。困難なものにむかう姿
勢にこそ真理はある。己だけのために生きるな。それが仕事の
品性であり、君の品格になる。
苦しいかって? そりゃラクなものは仕事にはないさ。
でも疲れたら、夕空を見上げて一杯やればいい。
新しい個性に乾杯。
伊集院静
☆冒頭部分は、昨年と同じ出だし、「仕事とは?」の問いかけも同じ。
だが今年のテーマは「情熱」。
その情熱は、みんな違う。それが「個性」だとも。
かつての金太郎アメ的な、個性のない会社人間に染まっていくよりも、
今の時代の新しい温度の情熱で、世界を変えていって欲しいと、呼びかけておられます。
体育会系の真っ赤な温度ではなく、クールな青い炎でもなく、長く燃え続ける事ができる最適な色を見つけて欲しいですね。
でも、世の中はまだまだ「旧世界」。さまざまな壁が立ちはだかっている、
無茶だと見られても、何度も何度も立ち向かえるのが「新人」の特権でもあります。
会社も、日本人だけでなく、多くの人種、言葉、国の人々と働くようになる、そうなるとますます
考えも柔軟な若い人の力が必要になってくるのではないでしょうか?
☆兄の子供としゃべると、とにかくその成長ぶりに驚かされます。
彼が「新しい人」になるまで、あと18年・・自分も、踏ん張ります。
ありがとうございました!
・2016年の記事
・2015年の記事
【新聞ネタ】2015年「新社会人おめでとう」伊集院静(サントリー) の広告を見て:読 書 感 動 文:So-netブログ・2014年の記事
【新聞ネタ】2014年「新社会人おめでとう」伊集院静(サントリー) の広告を見て:読 書 感 動 文:So-netブログ]]>
(年間30冊の進捗 30冊/365日×35日目(2月4日)ー1冊目=▲1.88冊)#mhks(本)
・この本は、ユーモアのある伝え方を身につけるための本です。(p7)
・ユーモアを身につけている人といない人では、長い人生に大きな差が生まれてくるはずです。
なぜなら、ユーモアはコミュニケーションにおける最強の武器だからです。(p8)
・ユーモアとはセンスではなく学べるもの、それを理解しただけで、あなたはすでに半分ユーモアをマスターしたようなものです。(P10)
☆大阪人には、「おもろい話」をするのは日常当たり前。小さい頃から、吉本新喜劇に親しみ、周りの人たちも、普通に面白い会話をする、ぼけ役、突っ込み役と、自然に役割分担を周りが決め込んでくる。大阪の中では面白くなくとも、大阪以外では「面白い人」になってしまう。それが「大阪人」
しかし「ユーモア」といわれると少し違うような気がします。コテコテのお笑いではない、さりげなくカッコイイのが「ユーモア」ではないでしょうか?
そんな「ユーモア」を学ぶ方法とは?
いつも応援ありが当ございます!ポチッと↓
・観察力を鍛えれば空気は読める!(p62)
・ではなにを観察すればいいのでしょうか?
わかりやすい指標のひとつとしては、まばたきの回数が挙げられます。(p64)
☆「空気「を読むには「目」を観察すること。これすごく重大ですね。自分が相手の立場になったときにわかりますよね。目を見て話す人と、そうでない人は、すなわち、真剣に聞いてくれている人、そうでない人だと、自分でも判断してしまいますよね。
・「××と言えば」「××で思い出したんだけど」という連結フレーズを使って、話題をまったく別のものにすり替えてしますこともできます。(p76)
☆これは便利なフレーズですね。会話の中で、人の悪口を聞くのは気持ちいいものではありません。その時に「××と言えば」といかにも、現在進行形の話にのっかり、会話を違うところへ導いていく。相手も自分がコントロールされているなんで、思っていないでしょう。
・枝雀師匠が唯一の笑いの原則としたもの、それこそが「緊張の緩和」の理論です。
それを枝雀師匠は「緊緩(キンカン)の法則」と名付けました。
この理論は、いたってシンプル。
人は緊張が緩和された時に笑うのです。(p85)
☆今作品のキモ! キンカンとは語感の響きもいいし、覚えやすい!
・キンカンの法則 実践例1
緊張→緩和(倒置法)(p97)
☆小池百合子都知事の使用例は、秀逸です。ぜひ本書でご確認下さい。
・「すごく怒った」より、「拳が震えた」、「思わず椅子を蹴り飛ばした」のほうが映像が浮かぶため、怒りの強さが伝わりますよね。
・「描写」とは、「ありのままの姿が浮かび上がってくるように、描き出すこと」
まるで映画でも見ているかのように映像が浮かび上がってくるように描き出すことができるかどうかが、話がおもしろくなるか否かを分けるポイント。(p152)
☆読み終えて:最近見たテレビ番組で、印象的だったのが、NHKの「超入門!落語 THE MOVIE」
名人の落語にあわせて、芝居の映像を流す番組です。会話の部分も、しっかり「口パク」がシンクロして、落語の内容がきっちりと映像化されてます。自分たちの世代なら、時代劇を見て育ってきたので、昔の文化もなんとなく理解できるが、今の人々に「キセル」はわからない。
そこで、落語の途中で、簡単な「解説」が入ることもありますが、それがリズムを崩してしまう時がある。しかし、映像を見ながらなら、ああ昔の人はこんなものでたばこを吸ってたんだ~とひと目でわかる。役者さんの表情も相まって、落語がさらに面白くなっております。
しかし本書の中にもありましたが、落語は元々この「人々の描写」を「芸」にまで高めたのもので映像なしでも、聞いた観客がそれぞれの頭の中で、話の世界を構成して笑ってしまうという高等芸術。
話し方、表情、身振り、手振り、小道具。あらゆる部分で人を楽しませる落語。
これを学ぶ事で、自分も人に「おもしろく・わかりやすく」伝えられたらと思います。
実行すること:今年は寄席に落語を聴きに行く!
大切なものを抱いて、進むんだ。
成人おめでとう。
今日から大人と言われても、君たちには実感がないだろう。
私も同じだった。むしろ大人になんかなりたくないと思った。
大人になることは、何かを失う気がした、だから、私は大人と呼ば
れるようになってもひとつだけ守り続けようと思ったものがある。
☆いつもの新聞広告が掲載されていたので、ご紹介。今年の成人式当日は、暖かく過ごしやすかったですね。ところが、一週間でこんなに寒くなるとは…。受験生の皆さんには、ダブルで試練ですね。
伊集院さんが、守り続けようとしたものとは?
※昨年の記事はこちら。
それは子供の頃からずっと大切にしていたものだ。
大切なものって?それはこれまで君と歩いてきたものだ。
好きな音楽でも、ヒーローでも、詩でも、友だちでもいい。ランニ
ングが好きなら走り続ければいい。大切なものを手離せば、君自身
を失うことになるんだ。それが君の個性だ。
大人になることは辛いかって?そりゃ少しは辛いさ。苦しい時も
あるさ。私も何度もくじけそうになった。でも今ならわかる。
皆、二十歳の時、同じように悩み、苦しかったことが・・・・・・。
失敗の中で学んだんだ。自分一人が良ければいい生き方はダメなん
だ。お金で手に入るものは薄ぺっらなものだ。卑しい行為はダメだ。
大切なのは品性だ。ひとつひとつ学んでいけば、いつか誰かのため
に生きることができる素晴らしい自分に出逢えるはずだ。
君にできるかって?勿論!
君には時間がある。時間だけが君たちに、唯一、平等に与えられ
た可能性なんだ。可能性を信じて進むんだ。
そして疲れたら、君とひととき、グラスを交わそう。
二十歳の君に乾杯。
伊集院静
☆20歳になったら、自動的に身も心も大人になるわけではない。ただ周りの、見方が変わるだけ。あなたはもう「大人」なんだと。
お酒を飲みはじめて、いろいろな人と付き合い、話を聞いて、学び、経験する。その積み重ねがいつの間にか、人を大人にするのではないでしょうか。
同時にすこしづつ、大切な物を失っていく。
でも、本人はそれに気付かず、それが大人になることだと思い込み・・・。
あるとき急に、失った物を、改めて手に入れようとすると、その大変なことを知り、、愕然とする。
例えば、、健康、夢、等かもしれない…。そして昔の自分自身だと言うことも。
これは誰もが失ってから初めてわかること。どれだけ口酸っぱく自分の経験を話そうが、自分が痛みを感じなければ自分事ではない。
でも、若い20歳の人なら大丈夫!取り戻す時間はいくらでもある。40歳を越えると少しきつくなりますがね。
だから、 新成人の皆様、自分にとって大事なものは何なのか?この機会にじっくり考えて見て下さい。
見つかってから、乾杯しても遅くはないですよ。
・2016年のエントリー
【新聞ネタ】2016年「新成人おめでとう」伊集院静(サントリー) の広告を見て:読 書 感 動 文:So-netブログ
・2015年のエントリー
【新聞ネタ】2015年「新成人おめでとう」伊集院静(サントリー) の広告を見て:読 書 感 動 文:So-netブログ
・2014年のエントリー
【新聞ネタ】2014年「新成人おめでとう」伊集院静(サントリー) の広告を見て:読 書 感 動 文:So-netブログ
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昨年より、少しははやくなったか・・。
でも、七月で更新が止まるのは、毎年のことですね・・。
今年こそは、細々と更新できたらと思います。
(※サムネイル長辺「700」で表示)
昨年も、多くの方にお越し頂き、ありが当ございました。
(年間30冊の進捗 30冊/365日×182日目(7月1日)ー6冊目=▲8.95冊)#mhks(本)
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・文章を素早く書くための、たった1つのコツ。
それは「しっかり考えてから書き始める」ことです。
書きながら考えるから迷ったり、つまづいたりするのです。(p25)
☆いきなり「結論」です。しかし、当たり前なんですが、中々出来ていないのも事実です。自分の場合は本のどの部分を抜き書きしようかを考えて、付箋をつけた部分を読み返しているのがこの作業に当たるのですが、その時の自分の意見・感想はまだ「ぼんやり」したままです。結果いざ書こうとしたら「迷ったり」「つまづいたり」・・。
まだ、考えることがしっかりできていなかったんですね。
・文章は「読者のためにある」のです。
人に読んでもらい、言いたいことを理解してもらう。すべては文章は、そのために書かれています。
文章はあくまで、誰かに何かを伝えるための、ツールに過ぎません。(p31)
☆文章は読者のため・・・。自分のこのブログは、どちらかというと自分の備忘録的なものだと思っています。
読んだ本の内容を、忘れないようにするため。でも、こうやって書いていると、こんなブログでも読んでくれる人がいるのは事実。その人のためにも「何か」役に立ってもらえたら、「書く」モチベーションにつながりますね。
・結論は、「問いに対して明らかにした答えに、納得させて読者をスッキリさせる部分」です。
・また読者を行動にうながすのも、結論の重要な役割です。(p83)
☆自分の文章を読んでもらって、読者を動かす。
まあ、自分のこのブログを読んでもらって、紹介した本を読んでみたいと思ってもらい、本を買ってもらえたら、確かにうれしい。それが「面白い」と思ってもらえたら「もっと」うれしいですね。
「結論」ってなかなか重たい役割ですね。
・とにかく書き始めましょう。書き始めれば、書けるようになります。なぜなら書き始めれば、テーマについて真剣に考え始めるからです。(p115)
☆読み終えて:いきなり「結論」と書きましたが、自分的には、この「とにかく書き始める」が一番の「コツ」なのでは?と思っております。
本を読んでいるときには「ぼんやり」していた考えが、抜き書きだけでも書き進めている内に「固まって」くる感じがするからです。これが「考える」という事なのでしょうね。
ん?「しっかり考えてから書き始める」と「とにかく書き始めたら、考えるようになる」って 矛盾してないか・・。 まあ、自分には「とにかく書く」ことが、このブログを更新するコツだと思いました!
文章を書く方法として、「掴み」の部分を最初に「「問い」から始めて、その答えとしての「結論」を提示する。ずっと以前に読んだ本にも同じような事が書いてあった。
16.「伝わる・揺さぶる!文章を書く」を読んで:読 書 感 動 文:So-netブログしかし、本書はその内容を「日本人」と「ラーメン」の関係を例にして、色んな角度から実際の文章術を示してくれる「初心者向け」の文章本ではないかと思います。
また、珍しく「横書き」なのも「初心者」を意識しているのでは?と感じました。
縦書きはどうしても「ビジネス書」っぽい感じがでますからね。
(年間30冊の進捗 30冊/365日×161日目(6月10日)ー5冊目=▲8.23冊)#mhks(本)
・インクルージョン思考とは
複数の問題を一気に解決する、インクルーシブ(包括的)なアイデアを生むための思考法である。(とびら?)
・会議でアイデアが停滞しているときは、たいていの場合、まったくアイデアが浮かんでこないケースではなく、A案かB案かの対立で議論が進まなくなっているケースがほとんど。それぞれに問題点があるため、まとまらないのです。
そこで、A案の問題点もB案の問題点もクリアするC案を、あなたが提出することで、問題が一気に解決した――。
こう想像すると、どうでしょう。ワクワクしてきませんか?(p9)
☆確かに、なかなか答えが出ない問題は、「あちらを立てれば、こちらが立たず」で、みんなで「うんうん」うなってしまいます。
そんな時に、「ふらっ」とやってきた人間が「こうすれば?」と「さらっ」と出したアイデアが、「なんで、気ぃつかへんかったんやろ」とごくごくシンプルなものだった事が多々あります。
今回は、どうやってそんな「アイデア」が閃くようになるのか?をこの本から学びたいと思います。
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●インクルージョン思考への障害
・複数の問題を解決するインクルーシブなアイデアを考えようとするとき、最もやってはいけないこと、それが「妥協案」を探ることです。(p48)
☆ああ、自分もよくやってしまいます。むしろこの方が多いくらい。時間がないとき、面倒くさいとき、相手の立場が上の時など、「こちらが折れた方が早い」と思ってしまいがちですから・・・。だめだなぁ。
●ひらめきを生み出す 準備と4つの段階
①高次の目的を決めて旅立つ
②目的に従って材料を集める
③異なる分野の材料をつなげる
④手放して「ひらめき」とともに帰ってくる(p73-74)
☆①~③は、自らの意識と行動を起こすことで実施できるのですが、④は、いわば「神頼み」??伝書鳩のように、アイデアを飼いならすことはできるのでしょうか?
●「高次の目的」とは?
・「社会によい影響を与える」「誰かを助ける」「誰かを笑顔にする」「誰かと誰かを結びつける」「誰かに自信や安心感を与える」といったような、利他的でポジティブな目的を、できるだけ具体的に設定するようにしてください。(p82)
☆他人のためだから、真剣になれるんですね。自分のためになら、「妥協」してしまうのか、それとも「卑下」してしまう事もあるかもしれませんね。
●独創的なアイデアは 強制的に書くことで浮かぶ
・スケジュールを決めて毎日、強制的にでもデスクに向かうことで、最終的にアイデアは降りてくるのです。(p91)
☆アイデアを閃くのも「習慣化」が大事なのですね。
●ひらめきを生む デフォルト・モード・ネットワークとは?
・後部帯状回と前頭葉の内側のあたりのエネルギー消費量が、課題をこなしているときに比べて増えていることがわかったのです。つまり、このふたつ(後部帯状回と前頭葉の内側のあたり)は、課題をすると活動が低下するのではなく、何もしていない、ぼーっとしたときにこそ、ネットワークが強まって、活動が高まるところだったのです。(p161)
・人間はぼーっとしているときも、脳を使っていないわけではなく、同じようなエネルギーを、デフォルト・モード・ネットワークの活動に使っていたのです。(p162)
☆これが④の答えですね。自らの行動としては、「わざと」問題を頭の中から「追い出す」感じでしょうか?別の事に集中してもいいかもしれませんね。
自分も「ウォーキング」しているときや、お風呂に入っているときなどにふと「アイデア」が降りてくる時があります。「考えていないようで、考えている」この状態に自分をもっていく、これが大事ですね。
●インクルージョン思考を磨く 7つの習慣
・書式や記録する媒体は何でもいいですが、共通して重要なことがひとつだけあります。メモを取るときは、必ず日付を入れておくことを忘れないでください。発想の流れが見えやすく、あとから情報を追いかける場合もラクになることが多いからです。(p186)
☆先ほどの「アイデア」が降りてくるときは、なぜか「机の前」ではないときが多い。頭の中で閃きが渦巻いているのですが、それはちゃんとした「カタチ」にはなっていない。少し時間がたつと「あれ?」となってしまう。だからこそ「メモ」が必要なのですが、案外その時の無意識の体験が引き金になっていることが多い。
だからこそ「日付」が必要なのですね、できれば「場所」と「状況」も!
読み終えて:自分もいままで多くの「アイデア本」を読んできました。この本でも紹介されている、
ヤングの「アイデアのつくり方」などですが、どうしても④の部分がわかりにくかった。
しかし、この本でようやく腑に落ちた感じです。
そういえば、以前、どうしても会議などで、時間中に「アイデア」を出さねばならない時に、頭を切り換えて、まったく別の角度からの解決法がないか?問題を「遠くから」眺めるようにしたところ、突然すごいアイデアが閃いたことがあります。
「手放す」とは、ミクロで捉えず、マクロで捉える事かもしれませんね。「インクルージョン思考」これ使えそう!
・アイデアとは「世の中を変えられる、世界で最も平和な武器」である。(p203)
☆これもグッとくる言葉ですね!
(年間30冊の進捗 30冊/365日×143日目(5月23日)ー4冊目=▲7.75冊)#mhks(本)
・この本は、「血流を増やして、心と体のすべての悩みを解決する方法」を書いた本です。(はじめに P1)
・血流をよくするというと、「血液サラサラ」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、血流が悪い女性の多くは、ドロドロしていて流れないのではなく、血不足のために、流れが悪いのです。
・めざすべきは、「血液サラサラ」ではなく「血液たっぷり」だったのです。(p4)
☆自分は男性で高血圧なので、どちらかというと「血液ドロドロ」のタイプですが、知り合いの女性が極端な「貧血症」です。
彼女は食べるときは、肉も魚も白飯も自分以上の量を食べるのですが、それでも貧血で調子が悪いと立ち上がれなくなるのです。
この本を読んで、何か力になれればと思います。
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●第二章「つくる・増やす・流す」であなたの血流はよくなる
・血流が悪くなる本当の理由は、次の三つです。
①血がつくれない。
②血が足りない
③血が流れない
そして、この3つの原因には順番があり、①から③の順番で起こります。まず、血液をつくることができないために血が足りなくなり、足りなくなるために血が流れなくなる。(p53)
☆なるほど、「血液をつくれない」から「血が足りない」のですね。
確かに大きな道路が通っていても、トラックの台数が少なければ、補給物資は運べない。だから体のあちこちで不都合が起こるわけですね。
まあ、自分の場合は血管にトラックも多いのだが、重量過多で渋滞を引き起こしている・・みたいなもんでしょうかね。
●第三章 血をしっかりつくるための食べ方10の真実
・おなかがグーッと鳴って恥ずかしい思いをすることがあるかもしれませんが、これは掃除のために胃が収縮している音です。おなかが鳴るのは、「おなかがすいたよ、食べたいよ~」という合図ではなくて、「掃除中だよ~。食べないで~」の合図だったのです。(p90-91)
☆これは知らなかった!昔から「腹の虫が鳴る」のは空腹の証拠だと、本でも、マンガでも、アニメでも表現されていたのでてっきりそうだと思い込んでました。
そして、この時にガマンして「食べない」ことが、「空腹」につながり「胃腸を整える」ことにつながる。ひいては「血液」をつくれるようになるとのこと。
・短期的に一気に改善する方法として、ぼくがおすすめしているのは、「一週間夕食断食」です。腹八分目ができないなら、いっそのこと夕食を食べないという方法です。(p100)
☆これも胃腸を整える方法の一つ。強制的に就寝時の「空腹」時間を作り出すというもの。
現代は常に食べ物が簡単に手に入るため、胃腸は休む間もなく働き続けているため、「消化吸収」の機能が弱っている。当然「血を作る」栄養分も吸収できない。
「断食」は他にも色々効果がありそうなので、やってみたいとは思うのだが、一週間は・・無理だな。
・胃腸が弱っていて血がつくれないひとは、ひと目でわかります。
それは下腹ぽっこり体型です(p121)
☆これは「内臓下垂」の状態だそうです。こうなると胃腸の働きが弱まってしまい「消化吸収力」が落ちてしまう。だから血がつくれない。
早食いや大食いのひとがなりやすいので、しっかり噛んでゆっくり食べることが大原則とのこと。これもよく言われることですね。
・食べ方を変えていくと同時に、物理的に内臓を正しい位置に戻していくことも、胃腸の働きを整えて血をつくるためにとても効果的です。(p129)
☆物理的に戻す方法として「ドローイン」が紹介されております。いわゆる「腹を引っ込める」運動です。これならできそう!
☆読み終えて:本書は、主に女性のために書かれているのですが、男性の自分が読んでも「なるほど!」と思える箇所がたくさんありました。男性にとっては「抜け毛・薄毛」の項目が気になるのでは・・
血は人間が進化する過程で、体に取り入れた太古の海水。たっぷりある方が良いに決まってます。血が流れないのは、血が少ないから。それが体や心に悪い影響を与えているというのは、改めて納得できました。
プロフィールを拝見すると、著者は出雲大社の参道で、漢方薬局を営む方で、今まで多くの方の健康相談にのってこられた方だそうです。
病院に行っても、なかなか体調が良くならない方々、本書をご一読されてみてはどうでしょう。
・体の悩みを解決することは、その先にある夢や目標を叶えていくことなのです。(p9)
☆なるほど、健康な体があっての楽しい人生ですからね。
挑め、燃えろ、新しい人よ。
新社会人おめでとう。
今日、君はどんな職場で、この日を迎えただろうか。
どんな職場、 仕事であれ、 そこが君の出発点だ。
☆今年の4月1日は気候も暖かく、桜も満開でした。
しかし、関西に住んでる方はご存知でしょうが、昼前にスマホが一斉に大きな音を立てて鳴り出しました。
「緊急地震速報!緊急地震速報!」と・・・。
幸い、大きな被害もなかったですが、何とも波乱の幕開けの新年度でした。
それでは、いつもの、広告が掲載されたのでご紹介いたします。
※昨年の記事はこちら。
仕事とは何だろう? 働くとは何だと思う?
人間は誰でも、身体の中に、火をおこす石のかけらを持っている。
働くとは、その石を打ち続けることだ。
仕事とは、その火をかたちにすることだ。
その火は、人々に希望を与え、 こころをゆたかにするんだ。
今、私たちの社会はさまざまな問題であふれている。今までのやり
方では解決しないものだらけだ。 だから新しい人よ、 ユニークで、
まぶしい、 燃える君の炎が欲しい。
新しい発想、力は挑戦する中にしか生まれない。
挑め、 失敗してもあきらめるな。 さらに挑め。
困難に立ちむかう人間の中には真理がある。
自分だけのために生きるな。 仕事は誰かのためにやるものだ。
それが人間の品性だ。仕事の品格だ。
しかし本物の仕事は、辛いぞ、苦しいぞ、きびしいぞ。
それでも元気に明るく、笑って走るのが新しい人だ。
少し疲れたら、夕暮れ、こころを抱いてくれる一杯をやろう。
新しい人よ、君に乾杯。
新しい人よ。
君に乾杯。
伊集院静
☆冒頭部分では、昨年と同じく「挑め」。今年は加えて「燃えろ」
形だけ「挑む」のではなく、情熱を持ってがむしゃらに突き進んでいく。そんな意味を込めての「燃えろ」でしょうか。
そして「新人」ではなく、「新しい人」。これは、若者だけではなく、職場が変わった全ての人に当てはまるのではないでしょうか。
古い常識に縛られた職場を、「新しい人」がユニークな、熱い心で変えて行く。
元々いる人は内心「変えたい」と思っていても、自分からは言い出せないので、密かに「新しい人」に期待している。 そんな気持ちも込められた「挑め」なのかも知れません。
身体の中の石が、打ち続ける内に、小さくなってしまっているから。
新しい人の、大きな炎で未来を大きく照らして欲しいですね。
彼が「新しい人」になるまで、社会人25年目の自分も、踏ん張ります。
ありがとうございました!
・2015年の記事
【新聞ネタ】2015年「新社会人おめでとう」伊集院静(サントリー) の広告を見て:読 書 感 動 文:So-netブログ・2014年の記事
【新聞ネタ】2014年「新社会人おめでとう」伊集院静(サントリー) の広告を見て:読 書 感 動 文:So-netブログ・2013年の記事
【新聞ネタ】2013年「新社会人おめでとう」伊集院静(サントリー) の広告を見て:読 書 感 動 文:So-netブログ
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きっかけは、出張のときに部屋の鏡に映った自分のおなか。
そら、こんなん食べてたらあかんわな・・・。
☆一念発起して、朝起きたら、腕立て、腹筋、スクワットに、ダンベル運動。
頑張りました。最初は、10回するのがやっとでしたが…。
それでも、 iPhoneアプリで、記録し続けて先日遂に腹筋が40,000回を超えました。
その結果・・・
いやー継続は力なりですね。
おっと、さっき新しいiPadプロが届いたので、今度はこいつを使って記録をとろう!
☆今年も満開のさくらが咲く、阪急沿線の通勤電車に、ゆられながら妄想中です………。
どうぞ、良い一日を!
ありが当ございます!
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(年間30冊の進捗 30冊/365日×68日目(3月8日)ー3冊目=▲2.59冊)#mhks(本)
●この本はリーダーを志す人にとって必須である「軍事力」の本です。戦争という生死がかかる状況になると、民族、集団の長所・短所はあらわになります。
人生は戦いの連続です。
敵は、外国や同業他社の場合もあれば、上司や同僚、部下の場合もあります。自分が勝ち、相手を許すことはあっても、自分が負けて許されることはありません。(p5−6)
☆なんだか、お隣の北の方が騒がしいこの頃ですが、もちろん「戦争」になんかなって欲しくはありません。
嫌なことでも、知っておくのと知らないのとでは、自らの意志の決定の納得具合に関わってきるでしょう。
少なくとも「負けない」ためにも「軍事」とは何か?学んでみます。
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●「愛」「金」「軍事力」をリーダーの視点から並べ直すと「軍事力」>「金」>>>「愛」」の順番になります。(p12)
☆あくまでも、「個人」ではなく「リーダー」の視点です。自分は「金」の方が「軍事力」よりも上だと思ってました。「金」をたくさん持っている方が、強力な武器をたくさん持てて、人も雇うことができるからです。
実は「軍事力」と「金」の間には「ルール」というモノが存在します。「金」があっても「経済封鎖」のようにモノが買えないという「ルール」になれば、武器も持てない。その「ルール」を決める最大の要因が「軍事力」だと著者は語ります。
●強力な軍隊の存在が、戦争を抑止し、被害を軽減させます。
戦争が「利益にならない」と相互が考えれば、互いに紳士的になります。お互いに力があると、仲良くしたほうが得であると考えるため、ルールは維持されます。軍事力の整備が秩序と平和を保障する、ひいては経済を発展させるため、世界の指導層は「軍事力」を勉強しているのです。(p14−15)
☆力の強い者だけが、世界の動向を支配するのでしょうか・・・。未だに世界中で続く戦争、紛争、小競り合い・・人は変わらないのでしょうか・・。
●武士として教育を受けた世代が政権を担っていた明治政府は、軍事力を重視し、日本を大国としましたが、武士として教育を受けた世代が引退してしまうと、「軍事力」「金」「愛」の優先順位を誤り、全てを奪われました。(p28)
☆日本人が、明治維新以降急速に経済発展をとげ、対外戦争に勝利し国際的地位を上げることができたのは「武士」的精神のおかげ。
先日テレビで見た「司馬遼太郎」さんの特集でも、そう言っておられたような気がします。でもその後は・・・。
●100年前、大国であった日本には、たった一つの命を他人のために使える人で溢れていました。
人生とは何か。人のため、子供や子孫のために命を使うことではないでしょうか。(p229)
☆もちろん、次世代に自らの意志を引き継いでもらい続けることが人生の意味だと思います。でも命を使うことが、「戦い」で他人の命を奪うことでないにこしたことはないですよね。
読み終えて:本書の冒頭、さわりの部分だけご紹介しました。ここから本書は、日本、米国、ヨーロッパ、中国、インドの歴史を、軍事力の視点で振り返って行きます。その時々に活躍された「偉人」の言葉を借りながら。
正直、自分は読んでいて、本書に入り込んで行けなかった。戦争に対する知識が乏しいからだろう。だが、ミニッツ提督や加藤隼戦闘隊・隊長加藤健夫などリーダーシップを発揮した方々の部分は、ビジネスでも共通するからか、興味深かったです。
(年間30冊の進捗 30冊/365日×60日目(2月29日)ー2冊目=▲2.93冊)#mhks(本)
●ゴデイバ ジャパンは、この5年間で2倍の売り上げ増を達成しました。
今の時代、どんなピジネス戦略を立てれば、このような結果が出せるのか? 皆様の関心の的はここにあると思います。
その答えは、結果を出せるピジネスの正しい姿勢を、長年続けている弓道から学んでいたからだと私は考えています。(p6)
☆ゴディバと言えば、高級チョコレートの代名詞。以前は百貨店の中にしかなかったのに、最近は、町中でもショップを多く見かけるようになった。だからといって売上が2倍になるとは思えません。
「結果を出せるビジネスの正しい姿勢」とは?
いつも応援ありが当ございます!ポチッと↓
●ヒットを生む法則
●「ヒット商品を生むコツは何ですか?」
そんな質問をされたとき、私は次のようにお答えしています。
「当てるのではなく、当たるのです」
これは弓道の言葉です。的を狙って当てに行くのではなく、当たるように弓を射ることが重要だという教えです。(p15)
●ターゲットを狙うのではなく、ターゲットであるお客様と自分が 一体になる。お客様との距離が消滅すれぱ、狙わなくても当たる。だから、お客様の心にも響きます。ビジネスは、常にお客様の立場に立って考えることが大切。狙わないからこそ、的を正しく射ることができたのです。(p23)
☆顧客との距離が離れていれば、何が「ヒット」するかは、分からない。だからよく観察して、潜在的なニーズ「ウォンツ」を探り出しなさいとは、よく聞く言葉。
それを「的は狙わないで、的と一体になりなさい」と表現するのは、すごく哲学的ですね。
確かに自分も、会社をでればお客様の一人。自分の中の「こんなのあったらなぁ」を具現化できれば「ヒット商品」になるかもしれませんね。
●弓道は、的に当たる結果よりも、矢を放ち終わるまでの過程を大切にしています。「正射必中」とは、結果ではなく、プロセスを大切にするという考え方なのです。
If you follow the proper process,your results will follow naturally.
(プロセスを正しく行えば、 結果はついてくる)
この考え方はとてもポジティブで、 気持ちを楽にしてくれます。私たちは、結果にとらわれて、喜んだり、意気消沈したりすることなく、それぞれのステップを正しく行うことに集中すれぱよいのです。(p32)
☆「当てる」のは、むやみやたらに矢を放っていれば、いつかはまぐれで当たるかもしれない。
しかし、なぜ当たったのか?を理解し、何度も同じように当てられなければ、意味がない。
ビジネスでのヒット商品も同じ。自分もついつい結果だけを求めて、面倒くさがり、正しいステップをきちんと行わなくなってしまいがち。
正しいプロセスって、よいサービスを先に提供して、お客様がついてくれて、後から利益がついてくる。やはり「道」と名のつくものは、奥が深いですね。
●成長するためには自分のコンフォートゾーンの外に出なければならない。
新しいことにチャレンジするとき、誰もがこれでよいのかという不安に陥ります。そして、自分の「居心地のよい場所」であるコンフォートゾーンに戻ろうとします。しかし、そこに戻ってはいけないのです。新しい試みが、快適でないとしても、それはステップアップをするためには必要なことです。(p54)
☆退屈なルーティンは「いや」だけど、失敗するのはもっと「いや」。それでは、人間の成長は見込めない。以前は失敗したけど今度は成功するかもしれない。いや、成功するために正しいプロセスを行い、ヒットする確率を上げていかなければならない。
未知を、ワクワク感じる心を取り戻そう。
☆読み終えて:「弓道」を始めて認識したのは、原田知世さん主演の「時をかける少女」だったような、矢を構える「凜」とした姿が印象的でした。
☆弓道から学んだ日本の良いところと、外国人ならではの視点や考え方の良いところをうまく組み合わせて、ゴディバは売り上げを2倍に上げていった過程が本書では語られております。
自分は普段、書店での新刊チェックと、Facebookつながりでの話題などで、読みたい本を探すのですが、本書はまったくのノーマークでした。しかし、「弓道」と「ビジネス」の共通点という、新たな切り口で書かれたこの本は改めて「商売」とは何か?を考えさせられる良書ではないでしょうか。
「正射必中」「正射正中」「離れの心」「矢所を見る」「一射絶命」など知らない言葉がたくさん紹介されておりますが、フランス人の著者だからこそ、初心者の日本人にもわかりやすく解説してくれております。
日本人として、「弓道」とはどんなものなのか?を知るだけでも勉強になりますよ。
●「行動が出会いを生み、出会いが成功のきっかけを生む。行動を起こさない限り、人生は何も生まれない」ということです。
弓道には、「一射絶命」という言葉があります。「 一射絶命」とは、その場そのときをかけがえのないものと悟り、一瞬の行動に全力を尽くすということです。人生はかけがえのない、毎日の連続です。そして、その1日は、あなたにしかない1日なのです。(p166−167)
☆最後に一言。ああ、こんな上司のもとで仕事がしてみたい!