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48.「知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100」を読んで [読書感想文]

(年間100冊の進捗 100冊/365日×169日目(6月19日)ー48冊目=+1.698冊)
知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100

知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100

  • 作者: 永田 豊志
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2008/11/29
  • メディア: 単行本
 最近ようやく、「フレームワーク」の意味が少しづつだが、頭と体で理解できるようになってきた。
単純に「思考の枠組み」と言ってしまえばそれまでだが、何かを考えるときに、今迄のように思いつきで直線的に考えるのではなく、一度立ち止まり、他の考え方はないのか?条件に漏れはないのかを確認しながら、考えることで広く大きく考えることができるようになってきたかな?と感じている。
そんなとき本屋さんで見かけたこの本は非常に魅力的だったのですが、その場では買わずに、家に帰ってもう一度考えて、アマゾンで買いました。

・知識のインプットだけでは自分の市場価値は高まりません。自分の価値を上げるには、あくまでアウトプットの品質と量を高める必要があるのです。たとえば、「これまでの半分の時間で、2倍のクオリティのアウトプットを2倍の量提供する」ということを目指す必要があります。長く働く必要はないのです。濃度を上げることが重要なのです。私が考えるアウトプット濃度を高めるポイントは、以下の3つです。
1。フレームワークを使いこないして、最短で本質に到達
2。チャートを使いこなして、データの整理と見える化
3。ITを使いこなして、アウトプット効率の最大化        (p13)
☆確かに、最小のコストで最大の効果を追求することが、今の世の中の流れですね。そこで生まれた時間を充電に当てれればいいのですが、さらに仕事をする・・なかなか抜けれません。

1。フレームワークを使いこないして、最短で本質に到達

・モレなく、ダブりなく、問題を整理する---MECE(ミーシー) (p22)

・プロジェクトの要件を整理する。プロジェクトの要件を整理する---5WIH(または5W2H)How much
 5W1Hをしっかり網羅すると伝える内容にブレが生じません。(p28)


・経営意志から現場までの一貫性を構築---企業ピラミッド(ビジョン・戦略・オペレーション)
 ミッションは会社としての存在理由や使命を指す(中略)ビジョンは将来像のことですから「10年後に日本一の〇〇〇会社になる」といった長期の企業目標になります。
 長期的な視点 WHY なぜ、私たちは存在するのか?
 中期的な視点 WHAT 何を目標にするのか?
 短期的な視点 HOW どう実現するのか? (p31)

・3つのCから成功要因を見つけ出すフレームワーク---3C分析 

ミクロな経営環境を構成する顧客、競合、自社の3つの視点から成功要因を見つけ出し、自社の戦略に活かすための定番フレームワークです。3つのとは、「顧客(Customer)」「競合(Competitor)」「自社(Company)」。(p37)


・自分や自社の強みと弱みを分析する---SWOT分析
 「強み」「弱み」「機会」「脅威」(p38)


・勝つための弱者の戦略、強者の戦略---ランチェスターの法則
 「武器の性能が同じなら、兵力数の多い方が必ず勝つ」
 第1の法則 伝統的な戦い方(一騎打ちや接近戦)によって弱者が強者と戦う場合で、損害は互角。「弱者の戦略」
 第2の法則 武器性能が向上して、近代兵器や遠隔戦によって行われる戦いにおいては、攻撃力は兵力の2乗になるため、兵力に余裕のある強者に有利になる。「強者の戦略」 弱者にとっての勝つための鉄則は集中化しかありません。(p46ー47)


・買ってくれない理由を分析する---非顧客の3分類
 1。「消極的買い手」できれば買いたくないが・・・
 2。「利用しないと決めた買い手」もう2度と買いたくない!
 3。「市場から距離を置く買い手」それって、私と関係あります?(潜在顧客)


・「他社にな強み」を客観的に計測する---コア・コンピタンス分析
 コア・コンピタンスとは「他社には提供できないような価値を顧客にもたらすことのできる中核的な能力(p72)


・1件の事故の背後に多数の不満な顧客がいる---ハインリッヒの法則/1:29:300の法則(p102)


・消費行動の基本プロセスを理解する---AIDMA(アイドマ)の法則
 1。Attention  (注目)
 2。Interest  (関心)
 3。Desire   (欲求)
 4。Memory  (記憶)
 5。Action   (行動)   (p138)


・現代の消費行動は検索と共有---AISAS理論
 1。Attention (注目)
 2。Interest  (興味)
 3。Search   (検索、評価チェック)
 4。Action   (購買) 
 5。Share   (情報や意見を共有) (p140)


・既存顧客に手厚くすれば利益も大きい---1:5の法則/5:25の法則
 1:5の法則は、新規顧客にたいする販売コストは既存顧客の5倍かかる傾向がある。
 5:25の法則は、既存顧客の離脱を5%改善すると、利益が25%改善されるというものです。(p146)

2。チャートを使いこなして、データの整理と見える化

・わかりにくいチャートを排除する4つのルールーチャート作成の注意点
 1。パースのかかったチャート、立体チャートはむやみに使わない
 2。俯瞰から見たパイチャートは使わない
 3。メモリやバーの長さを省略しない
 4。変化を示す場合は、基準値がゼロである必要はない。(p172)
☆見やすく、分かりやすいのが一番。見栄えはその後何ですね。

 3。ITを使いこなして、アウトプット効率の最大化  

・1日に1万文字打つと毎日4時間の差がつくーブラインドタッチと辞書登録
 ブラインドタッチは、自己流でもなんでも構いません。
 もう1つの文字入力の効率アップは辞書登録の活用です。
 単語登録は品詞などにこだわらず、どんどん片っ端から入れていきましょう。よく使う長いフレーズや間違いやすい文字列(URLや住所)をたくさん入れておくと便利です。筆者は罫線なども各種入れていますので、段区切りなどを示すときに使っています。(p224ー225)

☆自分なりの答え:水野さんの「法則のトリセツ」にも取り上げれており、そちらよりは用語の解説と使い方の例を教えてくれる本です。しかし途中の「まとめ★ドラマ」は何か中途半端な感じがしました。個人的には限られた時間で、多くのアウトプット出す!という考え方に賛成です。特に「買ってくれない3分類」は反対からのアプローチで非常に良い視点だと思いました。

そして「単語登録を活用する」は便利な使い方ですね。「ATOK」なので予測変換の候補は結構使いやすいのですがそれ以上に素早く、間違えずに入力できるのはいいですね。まずは家のパソコンに単語登録から始めます。

ありがとうございます。

著者の永田さんの会社のHP↓

http://www.showcase-tv.com/

セットで読んでみてください。↓

知っているようで知らない 法則のトリセツ

知っているようで知らない 法則のトリセツ

  • 作者: 水野 俊哉
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2009/02/26
  • メディア: 単行本

 

 


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コメント 5

komekome

コメ2でしたね、惜しい!
こればかりはタイミングですね。
ゲキレアくじいただきます。
by komekome (2009-06-19 11:01) 

motoha

わぁっ。ダメ。頭が痛くなりそうです^_^;
くじだけいただいて帰ります(__)
by motoha (2009-06-19 16:48) 

にごろ

皆さん感心しますが、1つ1つがすごいですね。
いつか1番乗りを取りましょうね。
by にごろ (2009-06-19 20:16) 

更紗

こんばんは♪
ご訪問、ありがとうございます。
今度は、一番コメになりたいなっ♪
頑張りましょうねっ。(*^^)
by 更紗 (2009-06-19 21:08) 

so-net5

こんにちは~。
くじ貰っていきま~す♪
by so-net5 (2009-06-20 00:03) 

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