161.「わかりやすく〈伝える〉技術」を読んで〜文章は短くシンプルに、かつ本質を押さえる。 [読書感想文]
(年間100冊の進捗 100冊/365日×270日目(9月27日)ー61冊目=▲12.97冊)#mhks(本)
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・わかりやすい説明とは、相手に「地図」を渡すようなものだと考えています。説明のための「地図」。それを放送業界では、「リード」と呼んでいます。(P18)
・(仕事で)報告内容をひと言でまとめるリードを書こうとすることで、報告内容もポイントが絞られてくるのです。(P25)
☆新聞の「見出し」ですね。(仕事の)報告では「結論」から言う事。それから、内容や課程を説明する。
・話すべき内容をまず箇条書きにしてみましょう。(P30)
・話すことでその内容を自分の中からいったん外に出すのです。これが「しゃべることによる対象化(見える化)の作業です。(P34)
・わかりやすい説明をするために、まず大事なのは「聞き手に、リードという地図を示す」ことです。地図を示すためには、話す内容を対象化しなければいけないし、対象化したものを階層化することによって整理ができます。その整理されたものを地図にして示せばいいのです。(P36)
☆本書のキモです。全体構成でこの第一章が「リード」の役割を果たしているのでは?と思いました。
・人間がメモなしでも話せるのは、たいていは三つのことまでです。聞き手のほうも、頭の中でとりあえず整理して覚えられるのは三つまで。不思議なもので「三つあります」と言われると安心するのです。(P152)
☆「マジックナンバー 3」ですね。
・「自分は極力接続詞を使わないぞ」と自戒してみてください。接続詞という「接着剤」を使わなくても文章がつながるかどうか。接続詞を使わないように努力することで、論理的な文章が書けるようになるのです。(P173-174)
☆これは「目からうろこ」でした。下手な文書を立派に見せようとして逆にわかりにくくしてしまう・・・。
文章を「小分け」にしつつ、うまく繋げていく。そんな文章を書かねば。
○「つまり」の使い方
・最終的に「つまり」を実際に使わなくてもいいのです。話の結論である「キーワード」を引っ張り出す役割を果たす、鉛筆の書きの補助線が、「つまり」です。(P183)
☆なるほど!
・わかりやすい説明をするには、インプットつまり情報収集をしているだけではダメなのです。実際に、自分で説明してみましょう。やってみて初めて、何が足りないかを知ることができます。(P226-227)
☆まとめ:勉強と一緒。自分の理解度で、他人にわかりやすく説明できるレベルが決まってくる。
文字数を埋めようとは思わず、短い文章を「接続詞」無しで、書き連ねていく。
見返して、それが自分の言いたかったことなのか? を検証する。
この本には、多くの人々に「伝える」事を仕事としてきた、池上さんならではのテクニックが詰まっています。
個人的に日頃の仕事でも使えそうなのが、「フィリップボード」。
大きめのスケッチブックに、図を書いて説明して上げる。目と耳で説明を聞い理解しやすくなるだけでなく。興味の引き方も違ってくると思います。
実行すること:できるだけ、「接続詞」を使わず文章を書く。
今度は、池上さんの話を実際にテレビで見て、そのテクニックを確かめてみよう。
ありがとうございました。
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