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164.「バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある」を読んで〜でも気をつけないと反動が怖い。 [読書感想文]

ライブガイドニュース:「おそれいりこだし」——加ト吉Twitterの“中の人”末広部長が退社 - ライブガイド
 「おそれいりこだし」のフレーズで有名な、加ト吉の「ツイッター部長」が、来年に退社されるそうです。後任は決まってないようで。残念ですね〜。

 そんな「ツイッター」などの「ソーシャルメディア」の利用について書かれた本のご紹介です。

(年間100冊の進捗 100冊/365日×274日目(10月1日)ー64冊目=▲11.068冊)#mhks(本)
バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある

バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある







・バイラル・ループというのは、インターネット上でブログやツイッター、ユーチューブなどのソーシャルメディアを経由して、情報がウイルスのように伝播していく現象のことだ。(P3) 
☆今、流行は「あっ」という間に広がり「あっ」という間に廃れていく。 
本書はその「広がる」現象に着目して、何が起こっていたのかを丁寧に解説してくれている本です。 
 「今あるインターネットサービスはこういう風に広がって来たのか~」とその成長の課程を知ることもできます。 

そんな「バイラルループ」の仕組みを現実のビジネスで活かすには? 


※この本はレビュープラスさんからご献本頂きました。

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○日本の企業が「ソーシャルメディア」に対して持つ不安 
・ソーシャルメディアでどのようにして情報がバイラル・ループしていくのかという全体像がよく俯瞰できないからだ。 
・だがソーシャルメディアが進化していく中で、情報がどのように流れていくのかということをある程度俯瞰し、全体像をデッサンすることは徐々に可能になってきている。(p5) 
☆日本でも最近、ブログやツイッターを利用した販促を多く見るようになりましたが、まだ「バイラル・ループ」のような「爆発的な」ヒットは見られないようですね。 

このバイラル・ループのハブとなるのは、個人だ。(p7) 
・ただ単に情報が配信されているだけではない。そのサービス上で人と人がつながり、そうした人と人と関係が軸となって情報が流れている。そこでは金銭的な貨幣価値の交換ではなく、リスペクトの交換による新たな情報のやりとりが行われている。(p8) 
「情報こそが現代の通貨である」ですね。勝間さんの・・・。 
もしかした日本での「バイラル・ループ」の一番の成功例は「勝間さん」かも・・・。「はてぶトルネード」から始まり、今に至るですからね。 

○オバマ大統領の選挙戦の解説から 
・ちりも積もれば山となる 
・「小ささ」が新しい「大きさ」なのだ。(p32-33) 
☆広範囲から少しづつ持続的に「儲ける」ビジネスモデルを作り上げることが「バイラル・ループ」を起こす一つの条件なのかも・・・。 

○始まりは「ホームパーティ商法」から 
・「失業者があふれ、資本も資格もほとんどなしでできる簡単な仕事を求める人間がおおぜいいたのが原因」らしい。(p42) 
☆なんだか、今の経済環境にも似てますね。いまや「パソコン」や「携帯電話」は、当たり前にある「ホームパーティ」に変わる「場所」なんでしょうね。 

・友人(friends)、隣人(neighbors)、親戚(relatives)を「FNR」と名づけて重視した。FNRはさらに別のFNRを呼び寄せてくれる。「知り合いのお勧めの一品」となれば、おのずと商品の信頼度が上がる。FNRは、れっきとしたマーケティング戦略なのだ。(p50) 
☆このFNRの「友人」を限りなく「緩く広く」集めたのが「ソーシャルメディア」なんですね。 

・バイラル企業が提供しているのは「コンテンツ(中身)」ではなく「組織化のためのテクノロジー」である点に注目してほしい。(p81) 
☆自分が働いている「小売業態」でも、集客のための手段が「物(コンテンツ)」から「こと(集まる理由)」へと変わってきています。 

ここ重要ですね。 
人々が集まり、自分たちで「商品や価値」を作り上げる。その場所を我々は提供する。 
あれ?そのもっともたるのが「物産展」なのかも・・・。 

○企業がソーシャルメディアを利用する際に注意すべきは 
・ブランドを自分たちでコントロールしようとするほど、消費者の心が離れていってしまいます。逆に、多少は放任してもかまわないという姿勢を示すほど、消費者の心を引き寄せることができるらしいのです。(p158) 
☆あくまでも「ユーザー」の自主性に任せる。規制が多いほど使われなくなるのは、「官」の作ったものを見ればわかります。反面教師に! 女心ににも似てるかも・・・。

・バイラル・ループにいちど巻き込まれた者は、常軌を逸したアクセス急増に対処するため、途方もない労苦を強いられる。休むことはできない。もし休んだが最後、利用者は潮を引くように一気に去り、すべての努力が水泡に帰す。(p317) 
☆「駅弁大会」でヒットした「弁当」は、材料とお客さんがいる限り作り続けなければならない。 
自分はご飯も食べられずに・・・。 それでも、売れないよりはまし・・。 
現実は厳しい!

波はどこにあり、どこへ向かっているのか。自分は、波の上に立ちたいのか、波を造りたいのか。思考をめぐらす第一歩として、本書は絶好の足がかりとなるだろう。(p319) 

☆まとめ:現実世界のヒット商品よりもネット上のヒットは動きが速い。 
 本書の最後に書かれているように、「なぜ」そうなるのかを知っているだけでも、自分たちの動きが変わる。 

「予期して備えられる」
 
 しかし、ネットは「現実」の人間の動きを真似て、新しい場所と道具を使って、ヒットをさせたようにもこの本には書いてある。
じゃあ、今度は逆に「現実」が「ネット」の動きを真似て「ヒット」を生み出せないのか?

 会社の
上司は簡単に、ネットを使って現実の商品を売ろうとする。
が、ネット上でも「信頼」を得て、初めて「他人への影響力」を発揮できる。

その「信頼」を得る課程というのは現実社会と同じ。
「マメさ」と「誠実さ」であることは、ソーシャルメディアに参加した人ならわかって貰えると思います。 

要するに、「現実」社会も「仮想」社会も、注目を集めるのは「甘くはない!」ということ。 
注目されたら、されたでそれを継続するのも「大変」ですしね。


実行すること:やっぱり、小さいことからコツコツと。ブログを更新して「信頼」してもらえる人になる。


 「加ト吉」さんはせっかく、ソーシャルメディア上であれだけの「信頼」を得たのに、もったいないことですね。 継続できないんでしょうかね・・・。

 そのうち、ウエブ上で「ツイッター部長」の後任のスカウトが始まるかも・・・。そうなれば、また話題になりそう!


本日も、ありがとうございました!

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