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【文楽観賞】 20141120 古典芸能は、泣ける・・・「文楽公演 奥州安達原」 [日常雑記]

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仏果を得ず (双葉文庫)

仏果を得ず (双葉文庫)

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2011/07/14
  • メディア: 文庫

☆2014年の「osakabookoneproject」の大賞本、三浦しをんさんの「仏果を得ず」を、読みました。文楽をテーマにしており。面白くて一気に読んでしまい、生で舞台を見たい!と思い、11月に初めて文楽を鑑賞しました。

 果たして、自分に古典芸能は理解できるのか? 


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☆始まってしばらくは状況の説明なのか、淡々と話が進んでいく。内容がよくわからない分、人形の細やかな使い方や、コミカルな仕草に目を奪われる。

 イヤホンの解説を聞きながら、ある程度慣れてくると、ゆっくりとした展開が段々と退屈に感じてしまい、眠気がもよおしてきた。 ふと気がつくと自分の両隣の人は、船を漕ぎ出しました。そして自分も・・・。

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 ところが幕が変わると、急に話が進みはじめ、太夫の語りと、三味線の激しい演奏で、どんどん物語に引き込まれ、今まで「A」だと思っていた役柄が「B」となり状況は一変。

 展開は加速度を増し、人形がまるで本当の人間のように感じられて、クライマックスの「死」のシーンでは、自然と涙が流れました。周りも号泣。前に座っていた外国人も、鼻をぐずらせてました。「人情」は全人類共通ですね。

 個人や家族よりも、国や共同体の価値観が優先される時代の物語。 現代の価値観で考えるとかなり不条理で、人がよく死ぬ。あのころの死生観とはかなり違っているので、仕方がないのだが、物語がハッピーエンドではないのが印象的でした。

 場面転換の際にセットが、下からせり上がったりするのは、現代技術なのでしょうね。 「幕が切っておとされる」など昔ながらの演出も、「生」で見ると迫力を感じます。

 太夫が一人で何人もの役を語り分ける芸はさすがです。 音声ガイドを借りて正解でした。ストーリーの背景や、これから起こる見どころ場面の案内など、話を理解するのに大変役立ちました。 


 劇場は、前席との間は狭く、移動するときには隣席に迷惑をかけますが、体格のいい自分は狭い席にじっと座っていると、体が縮こまり、かなりキツかったです。

 二等席で、太夫と三味線のよく見えるところから見るのも試してみたい。 2000円台なら、見に行きやすいので。

国立文楽劇場 | 独立行政法人 日本芸術文化振興会

☆古典芸能は、怖くないです。やっぱり日本語ですから。今度は、歌舞伎鑑賞にも挑戦しようと思いました。


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あやつられ文楽鑑賞 (双葉文庫)

あやつられ文楽鑑賞 (双葉文庫)

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2011/09/15
  • メディア: 文庫
仏果を得ず (双葉文庫)

仏果を得ず (双葉文庫)

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2011/07/14
  • メディア: 文庫

タグ:文楽
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