8．｢レバレッジ・リーディング」を読んで

レバレッジ・リーディング

• 作者: 本田 直之
• 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
• 発売日: 2006/12/01
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

この方も今人気の著者の方です。雑誌「think！」の増刊号の記事を読んで、その元ネタの本という事で
この本を選びました。本を読む目的は「読書をどう実生活に活かすかです」

20代で鍛えておきたい「思考」の基礎体力 (シンク!別冊 No. 2)

• 作者:
• 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
• 発売日: 2008/12
• メディア: 大型本

●「読書を単なる読書ではなく、経済的行為、つまり投資活動としてとらえているからです。」（P１６）

●「1500円の本一冊から得た知識は、１００倍のレバレッジが効いておよそ１５万円の利益を生むのです。」（P１７）

☆読書を自己投資と表現するの文はたくさんありましたが、「１００倍」と言うストレートな表現はインパクトあります。

●「『人間は書物を通じて、人の一生を数時間で疑似体験できる。だから、本を読め。生涯、勉強し続けなさい』」（P２２）

☆この引用の元になった本も読んだはずなのですが・・・、やはり覚えておりません。も一回読もう。

●「汗水をたらし、血のにじむような努力をした他の人の数十年の試行錯誤の軌跡が、ほんの数時間で理解できるよう、本の中には情報が整理されているのです。」（P２２）

☆人の話を聞く場合、なかなか系統立てて話す事は難しく、基本的には話は1回勝負なので、何度も読み戻る事が出来る本は情報をインプットするには効率面でも吸収しやすい。

●自分よりちょっと前を歩いた人の話は、教訓の宝庫です。

●できるだけ実務家が自分の経験を書いた本を読むようにしています。

●多くの人の成功のプロセスを吸収する事が必要です。これにより累積効果が出て、「パーソナルキャピタル（自分資産）」の言わば「含み資産」がどんどん増えていき、条件反射的に実践で必ず活用できるようになるのです（P２８）

☆多読していくうちに、違う著者で、違う表現でも、内容は同じ事が出てくるので、知らず知らずのうちに，自分の脳にインプットされる事でしょうか。

●一人の人間の言う事だけに耳を傾けて丸ごと信じてしまわないためにも、なるべくたくさんの本を読むのです。多読には，考えの偏りを防ぐ効果もあります。（P４８）

☆話でも多くの人の意見を聞いて、自分の判断基準の幅を広げていくのと同じですが、文字になると、しかも本と言う形で読んでしまうと、どうしてもそれが正しいと思ってしまいがちですが、これだけ多くの情報があると、間違った内容もあるかもしれないと、疑ってかからないと・・・「９９．９％は仮説」なのだから。

●レバレッジ・リーディングはあくまでも投資活動なのですから、単に本を多く読みこなすというのではなく自分の課題や目的・目標にとって必要な情報だけが得られれば、それで十分なのです。（P１１１）

☆確かに、この自分の１００冊読む目的も、本来は、仕事に生かせる本を選んで読む必要があると，改めて思い出させていただきました。

●投資としての読書のコツは、自分の身に置き換えて読む事です。「自分だったらどうするのか」をシュミレーションしつつ読んでいくと、アイデアがどんどん出てきます。（P１２５）

☆また新たな読み方をこの本で教わりました。多分無意識でやっている事もあるが、意識的にこの方法で読む事をしてみます。

●（レバレッジ・メモを）いつも持ち歩いて繰り返し何度も読むと、その内容が、だんだん自分になじんできます。（P１５６）

☆早速いままでのブログもプリントアウトして持ち歩き、読み直す。

●簡単な本の評価方法を使います。それは、本のページがどれだけ折ってあるかで判断するのです。（P１６７）

☆またすぐ実行できるアイデアいただきました。単純でわかりやすいほうが継続できる。

「読書は１冊のノートにまとめなさい」「読書進化論」と読書術の本を３冊ほど読みましたが、共通するのは、「多読のメリット」、「目的を持って必要なところだけ読む」「読むべき本の選び方、あたり方」「最後は実践！」など多読する事でやはり見えてくる物がありました。でもそれぞれ少しづつ切り口が違うので読み比べの楽しさも味わえた。

本田直之さんのHP↓

http://www.leverageconsulting.jp/

紹介本「V字回復の経営」（日本経済新聞社）三枝　　　著

「考具」（阪急コミュニケーション）加藤昌治　著

タグ：読書術