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12.『「婚活」時代』を読んで [読書感想文]

「婚活」時代 (ディスカヴァー携書)

「婚活」時代 (ディスカヴァー携書)

  • 作者: 山田 昌弘
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2008/02/29
  • メディア: 新書





「Book Lovers」にて著者のお二人の話を聞いて、「下流社会」に続き時代の流れを勉強したく読んでみました。
目的は
1.「婚活」がビジネスチャンスにならないか
2. 男性の婚活とはどんなものかを知るため

第一章では、「婚活」時代の背景の解説
第二章では、「結婚したくてもできない!」現状として

女性は、
●丸の内OL、年収二倍の法則(p27)
●結婚相手に今の自分の二倍の年収を望んでいます(p27)
●依存型、自立型、どちらの女性たちにとっても、結婚がかつてのような生活必需品ではなくなってきている
●自分の嗜好に合わない結婚ならしたくない(p32)
☆今の30代から40代の女性は、自分だけで十分食べていける人も多いし、家事などの生活能力があれば気を使う結婚生活をしたくないのはよくわかります。

一方男性は
●「家に帰って晩ご飯ができていないとさびしいですよね」(p33)
☆男の本音です。

●男性の「婚活」にまず必要なのは、傷つくことを恐れない勇気(p39)
●受け身なくせに、妙に頑固だったりするから、手に負えません。わたしはそういう男性を「頑固不断」な男たちと名付けました。(p39)
☆仕事面でもジャッジしてくれない人が増えてます。そのくせ自分の考えには固執して新しい考えを否定するし・・・。

第四章では、男女が結婚できない理由として
●かつての日本が一夫一婦制のオシドリ型社会だったとしたら、今はもうオットセイ型社会です。一部の魅力的な男性に女性たちが殺到しています。(p66)
●「時間差一夫他妻制」とも呼ぶべき現象です。魅力的な男性というのは、一回結婚して離婚しても、すぐまた結婚できるのです。
(p67)
☆自分の周りでも、離婚、再婚をしている人間が多くいるような気がします。特に自分より年下で・・・。

他に男が結婚できない理由として
●「女性経験値」が浅い人ほど、女性に対するビジュアルの要求水準が高いのです。
(p75)
●女性のこだわりは現実に立脚したものであるのに対し、男性のこだわりはファンタジーだと思います。
(p77)
☆男はやはり子供なのでしょうか、女の子がませているのは、子供を産むから、自分がしっかりしなくてはと言う本能から来ているのですかね。

そのあげく
●二次元の女性に逃げ込む男性たちも(p78)
現れてるのですが、
●生身の女性の迫力には、ファンタジーも駆逐されてしまうのです(p80)
☆やっぱり女は強い!この前のNHK特集「男と女」でも、男性はこれから減っていく?と言う内容をやっていたし・・・。

●(男性で)婚活が必要なのは、男磨きしないと「入り口すら入れない人」「声をかけられない人」です。(中略)女性はもう「磨きすぎ」ぐらいですから、それよりも、経済的に自立し、野に出て狩りをすることです。(p95)
●男性に必要なのは、もっともっと自分を磨いて、経済力とコミュニケーション力をつけること(p109)
☆大変な時代です!確かに昔の男性紙「ポパイ」とか「ホットドッグプレス」にはモテる方法の記事が多く載っていたけれど、そもそもそんな記事を読む人間はまだ大丈夫で、今の男性雑誌にはそんな記事はないのだろうか?趣味が細分化されすぎオタクがメジャーになり、買うのが恥ずかしいのだろうか・・。
コミュニケーション能力を求められるのは「就活」も「ビジネス」でも同じですね。まずは「あいさつ」からですか。

第六章、「現代日本、『結婚』と『婚活』の実態」では
●(出会いの場として)大学の同窓会も大きなチャンスの場です。(中略)それを「過去縁」と呼びます。わたしは「出会いの時間差攻撃」とも呼んでます。
☆「同窓会」ビジネス:セッティングの場の提供、会を盛り上げるための仕掛けの用意、ファッションなどが考えられますね。

また、「ネット婚活」がかなり結婚の確率を上げてきていて、
●ネットの世界では、やはり女性が選ぶ側で、選ばれる男性というのは、相手の立場に立ったメールの書ける人、言葉のキャッチボールができる人のようです。(p141)
ヤフー出会い:http://partner.yahoo.co.jp/
エキサイト結婚恋愛:http://www.excite.co.jp/wedding/
☆結局、会話でも、文字でも、チャットでも、いかに相手(女性)の立場に立ってコミュニケーションできるかなのですね。

そのコミュニケーションで大事なのは
●まずは相づちの練習から!(p158)
●スタートと割り込みとチェンジが多いのが男性の会話の特徴だということです。(159)
●聞き上手な男性がモテる時代なのです。(p160)
☆関西人は「笑かさなあかん!」と言う意識が強いので、なかなかしゃべりを押さえるというのは難しいです。
昔は「男は黙ってサッポロビール」が、男らしいと思われてましたが、漫才ブームから「おもしろい人」が人気になってきたように思います。でも「おもしろい人」は「聞く力」も持っているはずです。

第八章、「成功する婚活」での著者のお二人の対談では、もっと具体的なテクニック?として
●男性が女性にファンタジーを提供すればいいんだと思うんです。「きみを養いたい」と男の人がきっぱり言うことが結婚につながるんです。(p182)
●火が起こせるとか、地味な裏方を務めてくれる人、ロープで何とか結びができるとか言った男性に人気が集まります。女性はやはり見るところはしっかり見ています。生きる力のある男をしっかり見極めているとおもいます。(p187)
☆そういう意味では、今の時代ちゃんとパソコンを繋ぐことができるとか、配線がわかるとか、DIYが出きるとか、まだまだ男性が挽回できる余地はありますね。テレビゲームばかりやっていては、生活できません!

一番最後に、著者の白川桃子さんの印象深い文書で
●結婚後の人生にも、互いに多くの「すり合わせ」が必要です。しかし日本人は、男女ともにこの「すり合わせ」部分のコミュニケーションが苦手です。(p193)
☆家庭でのお互いの役割分担でも、曖昧部分をお互いにカバーし合わないと、「不機嫌な職場」のように不満がたまり、機能不全に陥ってしまうのですね。

自分なりの経験と結論としては、男性が女性にモテるこつは昔から言われているように「マメ」なことでなはいでしょうか。嫌がられるようではだめですが、些細なことでもマメに連絡を取る事で、刺激が与えられ、男女の間の絆みたいなものが徐々に太くなっていくのでしょうね。まるで脳細胞の神経のように!
すぐに彼女にメールしておこう。

ありがとうございました。

著者の白河桃子さんのブログ↓




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