37.「頭が良い人は親指が太い―デキるビジネスマンなら知っている10の法則」を読んで [読書感想文]
頭が良い人は親指が太い―デキるビジネスマンなら知っている10の法則
- 作者: 木村 剛
- 出版社/メーカー: ナレッジフォア
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本
「成功本51冊もっと『勝ち抜』案内」からの1冊
タイトルの「頭がよい良い人は親指が太い できるビジネスマンなら知っている10の法則」からすると
できるビジネスマンは、頭がよい人だから「親指が太い」のだろうか・・
なぜ親指が太いのか?先天的なもんだろうか?それとも書き物をするうちに太くなってくるのか?
年商100億円のテンポスバスターズの森下篤史社長のお話で
・世の中には、「あの人は頭が良いのに、ビジネスがうまくいかないのよねぇ」とか「あの人は良い大学を出たのに、成功していない」などと言う人がおるでしょ。これは、全く間違っているんだよね。「頭が良い」というのは、「親指が太い」のと同じぐらいの価値しかない。誰も「あの人は親指が太いのに、ビジネスがうまくいかないのよねぇ」とは言わんでしょ。「頭が良い」というのと、「ビジネスがうまくいく」というのは、「親指が太い」というのと、「ビジネスがうまくいく」というのが関係ないのと同じように関係ないことなんだよ。(p23)
・そうなんですー「頭が良いこと」と「ビジネスで成功すること」とは、ほとんど関係がないのです。(p24)
☆「親指が太い」ことの意味が、思っていたことと全く違っておりました。でも言わんとしていることは理解できます。
・「製品」というのは、あくまでもそれを「売りたい人」から見たものにすぎません。それを「商品」に変えるためには、その「製品」を手に入れたいという欲求をお客さまの心の中で喚起させないと、いかにすぐれていても「商品」にはなりえないのです。(p44)
☆すべては相手との関係性でしかなく、自分の独りよがりではだめ何ですね。
・「ビジネスで成功するための10の法則」
第1法則 ビジネスの本質は失敗することだ
・変化の起点はお客さまにある(p60)
☆我々は変化対応と言いながら、自分からは変化していない、いつもお客さまに追随している、だから遅いのだ。
第2法則 良いものが売れるというのはウソ
・「売れるものが良い」という素直で客観的なスタンスを失ってはならないのです。(p67)
☆ここも主体はお客さま
第3法則 顧客調査でヒットは生まれません
第4法則 確実なビジネスは確実に失敗する(p95)
☆確かに準備できる仕事ほど、売れません。みんなが分かっているから。予測がつかないからこそ、お客さまも興味を持ってくるのでヒットする可能性が高くなるのでは
第5法則 工夫に工夫を重ねて途方に暮れろ
☆ビジネスで成功したいのであれば、素晴らしい経営戦略について書かれた難しい専門書を読む前に、会計という基本的な技術を我が物にすることをお勧めします(p126)
第6法則 金儲けだけでビジネスはできない
第7法則 知識を増やすよりも勇気を鍛えよ
・決断力、実行力、是正力、という三つの能力は、成功するビジネスリーダーにとって不可欠の要素です。(p147)
・「一難去ったら、また、一難来ると思っておきなさい。ビジネスとはそういうものですよ」(p149)
☆あとから、あとから、問題がでてくる同じ問題ばかりが続くのはだめだが、新しい問題はついて回る物ですね。
第8法則 夢に命を賭ければ勘は働き始める
第9法則 お客さまは自力で創り上げるもの
・変化を予測するのではなく、変化を引き起こす
・変化を起こしたことによって、まるで変化を事前に予測していたかのように他人からは見えるわけです。(p169)
☆その変化もたまたま引き起こすことができたに過ぎないことが多いです。後付の理由が多いのも事実です。
第10法則 人を動かすことは戦略より難しい
・「自分自身が人材派遣会社の社長である、と仮定して働きなさい」
・人材派遣の社長として自分自身をいま勤めている会社に派遣していると考えるようにするのです。(p180)
☆「目から鱗」の考えかたです。「上司」を「お客さま」として見る。
・ビジネスに関する能力というのは、自分が動くことではなく、他人を動かすというところに真髄があります。(p216)
☆自分が動くなら楽なんでけど、人に動いてもらわないと大きなことはできないし、自分もへとへとになるし、
しかし人を動かすことは、お客さま同様難しい・・・。
☆自分なりの答え・・・自分自身も「失敗」しないと成長しないと思っている。そのあと「成功」するかどうかは別の次元とも。
しかし、自分を「「派遣会社の社長で社員」としてとらえるというのは、やってみたい。
本のタイトルは全く関係ないって事ですねw
by 単騎 (2009-05-08 00:16)