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170.「自分の意見」を持つための2つのポイント〜「慧眼 <問題を解決する思考>」を読んで  #rvpl [読書感想文]

(年間100冊の進捗 100冊/365日×316日目(11月12日)ー70冊目=▲16.57冊)#mhks(本)
慧眼 <問題を解決する思考> (大前研一通信 特別保存版 Part.Ⅳ)

慧眼 <問題を解決する思考> (大前研一通信 特別保存版 Part.Ⅳ)

  • 作者: 大前研一
  • 出版社/メーカー: 日販アイ・ピー・エス
  • 発売日: 2010/11/12
  • メディア: 単行本
・知識やノウハウをいくら詰め込んでも、それはしょせん、
他人の意見だ。重要なのは、がぶ飲みするのではなく、自分自身で価値判断する力だ。
・「慧眼」には、物事の本質を見抜く鋭い眼力、鋭い洞察力という意味があります。(p2)
☆本を読んだだけで、理解した気になり、著者の意見をそのまま自分の意見と勘違いして、話してしまう事があります。  
 本来は自分の意見があり、その幅や奥行きを広げるために本を読むのに、いつの間にか「思考停止」に陥ってしまう。

今回は、「自分の意見」を持つための、2つのポイントをご紹介します。

こちらは「レビュープラス」さんからご献本いただきました。いつもありがとうございます。


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・なぜ日本人は「What’If〜?」の思考法が不得手なのか。
理由は2つ考えられる。1つは、1000年以上にわたり中国や欧米から文明を受け入れてきたため、自分でゼロから考えなくても、どこかに存在しているはずの答えを見つけてくればいいことに慣れきってしまったこと
・もう一つは、日本特有の言霊信仰。悪いことはなるべく考えない。言ったら本当にそうなってしまいそうだから口にしない。(p12)
☆昔、上司から「最悪のことは考えておかなあかんけど、口にしたらあかん」とよく言われました。
「マネジメントとは、予期して備える」ことだとも。

「哲学的思考力」を違う言葉で言い換えると「質問力」だ。私の経験を振り返ると、優れた政治家や経営者ほど、常に本質的なことを聞いてきた。
ダメな人間ほど知ったかぶりをして、知識を試すような表面的なことしか聞いてこない。若いうちから旺盛な好奇心、探究心を持ち、わからないことをどんどん尋ねることで、「質問力」を磨いてほしい。(p33)
☆「よい質問」をするためには、相手の話をよく聞き、その内容を本当に理解しないとダメ。
自分の知識をひけらかすと、相手はそれを逆手に取り、うまくこちらをおだてる。いつの間にか相手のペースにはまってしまう危険がある。
しかし、「相手に切り込んでいくために」その知識を利用すれば、今度はこちらが主導権を握ることができるのではないでしょうか?


☆本書の中には色々なケーススタディがありますが、個人的に興味深いかったのは「観光編」。

◯もしも私が観光庁長官だったら?
・日本への観光客を年間3千万人にするという公約で具体的にどのようにするか?(p159)

◯日本に訪問する上での阻害要因。
物価、言語、観光案内、交通、食事。

◯大前さんの画期的な解決方法
・国内での移動、支払、情報収集など全て携帯電話で可能にする。
・IC携帯電話、パスポート、出入国管理、交通機関、サイフ、他言語対応、で入国時に空港で貸出し、諸々の手続き、個人情報登録して、パスポートまで読み込んでしまう。(p169)
☆自分の働いている小売業界は、最近日本人よりも外国人(アジア人)の方々の売上が上がってきている。
自分も外国人に質問され、あたふたした経験が数多くあります。

この「ガラパゴスの携帯電話」を使うというアイデアは、「目からウロコ」でした。
自分は「お財布ケータイ」を持ってないので、その便利さがわからないですが、外国人にとっては、セキュリティも高く、交通機関に、商店に、食べ物屋さんにすべてこれ1台ですめば便利でしょうね。


 自分も「iPhone」や「iPad」を使って会話や案内が、できれば良いな〜と思ってました。
特に「iPad」なら、あの大きさが地図を見せるのにも良いし、スピーカーから音も出せる。
まあ、お財布機能が無いけれど、それはクレジットカードを別に持ってくれれば解決する。
 残念ながら、まだまだ日本の多くの小売店に「ICカード」決済のための端末は広まってないのです。(コンビニはあるけれど)


☆まとめ:大前さんの最初の大胆な提案に、驚かされますが、話を聞いていくと、その実現性の高さに、またびっくり。
決して、「絵空事」ではなく、一つ一つ裏付けがあり、実現までのロードマップが示されているのは事業計画のプレゼントのようでした。

(ポイント)
1.問題解決のためには、まず今までの自分の既成概念を捨てることから始めて突拍子もないことを設定してみる。
2.それを実現するためには「どうすればいいのか?」と「自分に質問する」ほうがいいのかもしれませんね。
(悪いことは口に出さず、その解決策を口に出す)


実行すること:「今までの自分の経験」は否定して、「無茶な思いつき」の実現を考えてみる。

何だか「頭の体操」を現実に落とし込み、もっと高度にしたように感じました。

こちらは、レヴュープラスさんから御献本頂きました。
ありがございました。

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慧眼 <問題を解決する思考> (大前研一通信 特別保存版 Part.Ⅳ)

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  • 作者: 大前研一
  • 出版社/メーカー: 日販アイ・ピー・エス
  • 発売日: 2010/11/12
  • メディア: 単行本

タグ:大前研一
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