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285-13. 【読書感想文】Mac使いの自分が、初めてWindowsを使いたいと思った理由〜「 1億人のための統計解析 エクセルを最強の武器にする」#感想部 #rvpl [読書感想文]


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(年間50冊の進捗 50冊/365日×129日目(5月9日)ー13冊目=-4.67冊)#mhks(本) 

1億人のための統計解析 エクセルを最強の武器にする

1億人のための統計解析 エクセルを最強の武器にする

  • 作者: 西内 啓
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2014/03/20
  • メディア: 単行本

・データ分析とは、経験や勘を用いるより、正確かつ迅速に判断を行うためのスキルである。にも関わらず、経験や勘によってしか、データ分析のスキルを身につけることができないというのであれば、皮肉だというしかない。

 本書が目指すのは、可能な限り短期間で、誰でもデータ分析能力の一端を身につけられるようにすることである。(ほじめにより)

前作「統計学は最強の学問である」は、「入門編」。

278-6. 【読書感想文】ミルクが先か、紅茶が先か。実験の結果は?〜「統計学が最強の学問である 」#感想部:読 書 感 動 文:So-netブログ

 

 今回は緑の表紙が色鮮やかな本。ビジネスパーソンなら誰でも見覚えのあるこの色は・・・そう「エクセル」!(ちょっと色目が違うか・・・)

Microsoft Office Excel 2013 [オンラインコード] [ダウンロード] (PC2台/1ライセンス)

Microsoft Office Excel 2013 [オンラインコード] [ダウンロード] (PC2台/1ライセンス)

  • 出版社/メーカー: マイクロソフト
  • メディア: Software Download

 

いわば「実践編」です。この定番の表計算ソフトで、どうやって「データ分析」を行うのでしょうか?

Excelの本当の実力とは? 

 

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●「仮説を立てることでハマる罠」

・私たちはすでに膨大なデータを持っている。それをどう扱っていいかわからないだけなのだ。そういう時代に、仮説を考えてから解析するということは、「膨大なデータの一部だけしか見ない」ということでもある。(p13)

・データ解析の意義は、想像しなかった発見、直感に反する発見を得ることにある。(p15)

☆POSの売上データ、カード会員の購買履歴、買い回りデータ、来店頻度、天候、日時・・・小売業の我々も多くのデータを持ってはいるものの、「売上を上げるにはどうすればいい?」という課題を解決するために、持っているデータをどう解析すればいいのかは、誰も教えてはくれない。

 昨日の売上は「0000円」で「000」が売れました。だから明日はもっと在庫を持って、売り込みをかけさせます。

といった、「結果」の報告でしか使えていない。これじゃ「宝のもちぐされ」なんでしょうね。


●解析方針を決める3つのポイント

・アウトカム

・解析単位

・説明変数

これら3つのポイントを決めれば、あとは定石通りに作業を進めるだけで価値ある解析を行うことができる。(p17)

 ・この3点について順を追って1つ1つ考えていけば誰でも解析方針を立てることができる。このプロセスを一言で表現するならば、「何がどうなればうれしいのか」と「それはいったい何によって左右されうるのか」を解析前に明確に定義しておく、ということである。(p18)

☆「アウトカム」は「成果指標」。「解析単位」はデータを比べていく元になる単位。「説明変数」は解析単位の違いを生み出す特徴。 


●使う解析手法は自動的に決まる

・データには、「質的なデータ」と「量的なデータ」があることがわかった。説明変数とアウトカムがそれぞれどちらのデータであるか整理できれば、解析手法は図のように自動的に決まる。(p36)

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☆そろそろ専門用語が出始め、難しくなってきましたが、ここは忍耐強く読みましょう。

 このあとはいよいよ「エクセル」を使って実際に「データ解析」の演習です!


☆本書で解説されている、サンプルデータをダウンロードして、エクセルの「データ分析ツール」を有効にしようとしたら・・・

えーーーーー!Macの「エクセル2011」には、この「データ分析ツール」が付いていない・・・。やられた・・・。

分析ツールなしでどこまで、できるのか・・・。


●P値 

統計学が最強の学問である

統計学が最強の学問である

  • 作者: 西内 啓
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2013/01/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 

・「実際には何の差もないのに誤差や偶然によってたまたまデータのような差(正確にはそれ以上に極端な差を含む)が生じる確率」のことを統計学の専門用語でP値という。

 このP値が小さければ(慣例的には5%以下)、それに基づいて科学者たちは「この結果は偶然得られたとは考えにくい」と判断するというわけである。(「統計学が最強の学問である」p84)



・(今回のサンプル問題である)カテゴリごとの平均値の集計を行う際には、「t検定」という手法を使ってこのp値を求める。Excelでは、「ttest関数」を使って簡単にt検定のp値を求められる(p55)

☆「ttest関数」・・初めて使います!前作でも、重要な指標となっていた「p値」がExcelで計算デキるとは知らんかった!


●「質的」な説明変数を「量的」にすれば重回帰分析ができる

・ 性別のように、質的な「2グループの説明変数」の一方を0、他方を!として、量的な説明変数に変換したものをダミー変数と呼ぶ。(p78)

・ダミー変数という概念を使うことで、t検定と回帰分析が同じ意味を持つようになった。つまり、質的な説明変数についても、量的な説明変数の場合と同じように、回帰分析に欠けられると言うことだ。

 となると、次はいよいよ重回帰分析の出番だ。重回帰分析を使えば、質的/量的を引っくるめ、複数の説明変数とアウトカムの関連性を一気に分析できるようになる。(p79)

☆読んだだけでは、「結局何ができるねん!」と突っ込みたくなるのですが、本書の次のページをめくると・・。

 「なるほど!」とこの「重回帰分析」の利点が、一目でわかる図がでております。ぜひ本書を手にとってお確かめ下さい。

このあと、色んなデータを使って、データ解析の事例を紹介していきます。

その過程は、めんどくさいですが、結果だけ読んでも、こんなことが「Excel」でできるのかと、改めてこのソフトのすごさを認識できますよ。


・既存データの回帰解析によってわかるのはあくまで相関関係だ。しかし、十分な数の解析単位があり、これらをランダムに分けてA/Bテストを行えば、グループ間の違いがアウトカムにどれほど影響するのかという因果関係を推定できる。

解析それ自体に価値はなく、解析結果に基づくアクションが実ってはじめて価値は生まれる。(p232)

☆結局は、「実行」が一番の鍵なのです! 

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☆読み終えて:前作「統計学が最強の学問である」で実行することに掲げた、「統計データを見るときは「誤差」を意識して、本当に信じられるのかを気にしておく。」

 実際は、じゃあどうすれば「誤差」を計算するのか?が分かっておらず。いつもの「言うだけ」で終わっておりました・・・。

 本書の演習問題のなかには、「Excel【Mac版】」でも「t検定」で「P値」は求めることができましたが、もっと複雑な「データ分析」は残念ながらできませんでした。(検索すると、違う会社の「データ分析ツール」が使えるようですが、ようわからん) 

 普段使っているMacBookエア 11インチには「ブートキャンプ」で、ウィンドウズ8.1が使えるようにはなっているのですが、持っている「Office」は古すぎて、もうサポート切れ。

このためだけに「ウィンドウズ版」Excelを買うのも・・。

Microsoft Office Excel 2013 [オンラインコード] [ダウンロード] (PC2台/1ライセンス)

Microsoft Office Excel 2013 [オンラインコード] [ダウンロード] (PC2台/1ライセンス)

  • 出版社/メーカー: マイクロソフト
  • メディア: Software Download

ということで、この本を読んで、データ分析を勉強しようとする人は、まず自分のパソコンの種類と入っている「Excel」のバージョンに注意です! 


この本は、ビジネス書ではなく、実用書です。

実際にExcelを操作する、またはExcelの知識がそこそこないと挫折します、多分。 

しかし、「表計算ソフト」のExcelだけで、こんなことができるのかと、「目からうろこ」なのは確かです。

方眼紙や、ワープロ代わりではない、真のExcelの力をぜひ一度ご体感して下さい。

今まで集めたデータが、もしかしたら「宝の山」になるかもしれませんよ。

☆実行すること:ウィンドウズ版Excelの購入を検討・・・


 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

献本御礼。レビュープラスさんからお贈り頂きました。いつもありがとうございます。 


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