293-21. 【読書感想文】「ブラック企業では、社員の自由を奪っている。」?〜「スーパー速書きメソッド (マイナビ新書)」#感想部 #rvpl [読書感想文]
- 作者: 石田 章洋
- 出版社/メーカー: マイナビ
- 発売日: 2014/04/24
- メディア: 新書
本書は「書くこと」に多くの時間を費やさざるをえないあなたに、苦労せずサクサクと「文章を速く書き上げるための技術」を伝える本です。(P3)
・ビジネスの文書は名文や美辞麗句である必要はありません。情報がストレートに伝わればよいのです。頭を悩ませていないで時間を有意義に使いましょう。(P6)
★「え!?」と思ったが、確かに自分もオフィスでの残業時間の大半は、「書くこと」に費やしていました。
電話はお互いのタイミングが合わないとコミュニケーションできないが、メールや、FAXなら、相手の手が空いた時に読んでもらえる。よほどの緊急事態以外はむしろ、この方が多いですよね。
ならば、もっと短時間で、「伝わる」文章を書き上げるコツとは?
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・悪文 課長は笑って顔を真っ青にしてあわてている部下を許した。
良文 顔を真っ青にしてあわてている部下を、課長は笑って許した。(P26)
・伝わる文を書くためには、いつも主人のそばに家来をひかえさせるよう心がけます。(P27)
★なるほど、「主語(課長)」と「述語(笑って許した)」を「主人」と「家来」に置き換える。これなら「ピッタリと寄り添う」ビジュアルとして記憶に定着します。
・(「です・ます調」の)どちらの文体に統一するか迷ったら「〜だ」に決めましょう。なぜなら簡潔な文になるからです。(P45)
★これもいつも読み返した時気になる点でした。「〜だ」に統一したらよかったのか!
・文をトルネードさせるな(P50)
・「ブラック企業では、社員の自由を奪っている。」
これは「能動」と「受動」が混在しているパターンです。(P51)
★良文は「社員の自由が奪われている」。読み返してみて、何だか分かりにくいと思ったらこのパターンを疑おう!
・①「いつ」②「どこで」③「誰が」④「誰に」⑤「何を」⑥「どうするか」という、基本を頭に入れておき、その順番で一文を作る習慣を身につけましょう。(P53)
・「ひとつの文に敬語はひとつ」
というルールがわかっていれば迷うことなく「社長がおっしゃっていました」となるはずです。(P59)
★両方とも当たり前すぎて、忘れてました。これが大人の勉強ですね。
・多くの人が「黙読」で推敲していますが、効率のいいのは「声に出して読んでみる」、いわゆる「音読推敲」です。(P181)
★これは、知りませんでした、宣伝部の人が、ペアになり校正を声に出して確認しているのは、この方が、効率的だからなんですね!
・トピックセンテンスとは、「内容を予告する文」のこと。段落の頭(2番目、3番目でもよい)に置いてその段落がどんな内容か、どんなことを述べるのかの方向付けを行うものです。(P189)
★読み終えて。先日読んだ「企画はひとこと」の著者さんなので、各章の冒頭の一文が、「トピックセンテンス」となっていて、「ひとこと」で、上手く表現されてます。
それぞれ、読んでみれば「あゝ」と思うことばかりですが、いざ自分で書く段になると、話し言葉の感覚で書いてしまいがちです。
本書にもありますが、「良文」を書き写して、脳と身体に覚えこます事が一番の近道かもしれませんね。しかも、「手書き」で!
仕事の成果が激変する 知的生産ワークアウト―あなたが逆転するための73のメニュー
- 作者: 奥野 宣之
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2010/05/28
- メディア: 単行本
☆この本にも、「コラム写経」という方法が書かれておりました。
また以前、こんなノートも、流行りましたね!
コラムノート天声人語?
コラムは長さも、言い回しも、オチの付け方も勉強になります。2、3年前に三日坊主で終わりましたが…。
☆この本を「ひとこと」で言うと?
「速く、わかりやすく書くには、手と頭を使え!」かな?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
献本御礼。レビュープラスさんからご恵投頂きました。いつもありがとうございます。
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☆2014年の前半最後の日。目標には3冊弱のマイナスだが、毎年夏場に更新が滞るので、ここからが正念場です。
今年は何とか「50冊」アップに向けて頑張ります!
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