312-1. 【読書感想文】前向きなため息をつこう!〜「呼吸で心を整える (フォレスト2545新書)」#感想部 #rvpl [読書感想文]
(年間30冊の進捗 30冊/365日×32日目(2月1日)ー1冊目=▲1.63冊)#mhks(本)
・呼吸は、この自律神経によってコントロールされている器官なのですが、同様に、自律神経の支配下にある他の器官にはない、呼吸だけに与えられた特別な機能があります。
それは、「自律神経なのに、意識してコントロールできる」ということです。(p29)
・意識して呼吸をコントロールすれば、自律神経の働きもコントロールすることができるのです。(p30)
☆自分も、緊張したり、イライラしたりしたとき、頭の中で「落ち着け」「落ち着け」と念じながら「深呼吸」する事があります。そうすると背筋も伸びて、強ばっていた肩の筋肉もほぐれ、視界も広がってきます。
意識して呼吸することで、心身をコントロールできる!
この本では、色々な場面で使えるそんな「5つの呼吸法」が紹介されております。今回はその中から、自分が気になったポイントを3つご紹介いたします。
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1)「ゆるめる呼吸」
・「ため息は、トイレと同じ」なのです。
人前でするのは憚られますが、ガマンすると苦しくなり、溜めていたものをだせばスッキリするものです。
ため息が出そうになったら、グッとガマンせずに、一人になれる場所で思いっきり吐き出してください。
このとき、体に溜まった疲れやストレスなども息と一緒にハァーッと吐き出すイメージをすると、さらにスッキリできます。(p73−74)
☆「はぁーっ・・・」「ため息すな!!」とよく突っ込まれるように、あまりよい印象を与えないのが「ため息」。自分の上司でも、「なんでやねん・・」としょっちゅうため息ばかりついている人がいました。そんな人にはあまり近づきたくないですよね。
しかし、本書では、正しい?前向きな「ため息」の仕方が紹介されております。積極的な「ため息」は、緊張をほぐし、肩や腰の痛みまで解消されるとのこと。また、会議の前にみんなで行うことで、場が和み、いいアイデアがでるとまで紹介されております。こんな「ため息」なら積極的にやりたいですね。
2)「数える呼吸」
・禅の修行で「数息観(すそくかん)」と呼ばれる、心を穏やかにさせる精神修養の方法があります。
数息観とは、文字どおり「息を数えて心を観る」ために行います。
やり方はとてもシンプルです。自分の呼吸の数を数えるだけです。(p99)
・「数える呼吸」を通じて「心の筋トレ」をすれば、自分の意志で何かをやり遂げたり、誘惑に振り回されなくなったり、多少のストレスでは折れない心をつくることができます。(p101)
・手のひらは必ず上に向けます。
・手のひらを下にすると、腹部や胸部が圧迫されている感覚になりますが、手のひらを上にすると、腹部がラクになって、胸部が前に開く感覚があるでしょう。(p112)
☆集中力を高めるための呼吸法が「数える呼吸」。
ネットサーフィン、ゲームなど「ほんのちょっとだけ・・」のつもりが、気がつけばあっという間に30分たっている。そんな時間の無駄を無くすためにも、有効な呼吸法です。
ポイントは、「手のひら」を上に向ける!本書でも紹介されてますが、仏像の多くは「手のひら」は上に向けられてます。それがリラックスできる自然な体勢なのだからそうです。確かに手のひらを下にすると、ついつい肩に力が入ってきそうになりますが、上なら力を入れようがありませんね。
3)「声を出す呼吸」
・「声を出す呼吸をしたときは、ほとんど内容に意識が向けられませんでした。音読することで学習効果も期待していたので、少し物足りなく思っていました。
でも、あるとき、毎朝読み上げていたことがまるで歌のように頭に入っていて、スラスラと思い出せることに気づきました。覚えようとしなくても、頭に入っていることに驚きました」
「声を出す呼吸」をしているときは、脳はリラックスして集中状態になっているので、音読した内容が潜在意識に定着しやすいのではないかと思われます。(p180)
☆覚えるためにするのではなく、リラックスするためにすることが結局「覚える」ことにつながる・・・。面白い結果ですね。勉強も必死に詰め込むのではなく、落ち着いてすることが大事なのですね。
【読み終えて】
☆子供の頃、夏休みなど祖父の家に泊まったときは、元憲兵だった祖父に起こされて、公園で、体操をして最後の深呼吸の時に必ず「お腹からするんや!」と腹式呼吸を初めて学んびました。
厳しい祖父で、当時ぜんそくで身体の弱かった自分は、半べそで一生懸命お腹を膨らませていたことを思い出しました。しんどいなりにも、身体が少しラクになった気がしました。
今度は、職場のみんなで、前向きで大きな「ため息」 をついてみようと思います。
☆本書に書かれている以外にも、色々な呼吸の方法があり、それぞれ効き目が違うそうなので、興味があるかたはこちらへ↓
呼吸法の日本マイブレス協会【呼吸法のポイント】
・「不自然にやる」ことが大きなポイントです。(p58)
・「呼吸」は無意識でできます。一方、「呼吸法」とは、無意識でできることをあえて意識して行うことです。
・あえて「息を止める」という不自然なステップを入れることが、意識的に呼吸することにつながります。(p59)
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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