39.「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」を読んで [読書感想文]
先日、Podcastの「Booklovers」で著者の林總さんが本書のことを語られておられたので、会計の勉強をと思い立ち読んで見ました。
まずは入門版で慣らしていって・・・徐々に。
答えは、本書を読んでのお楽しみということで。またはPodcastでご本人が答えを解説されてましたのでそちらでも・・・。
・(売掛金【物は売ったけどお金を貰ってない、売った時のツケ】+在庫)が買掛金より多いとその差額だけだけ運転資金(現金)が足りなくなります。逆に、買掛金【物は買ったけどお金を払ってない、買った時のツケ】が(売掛金+在庫)より多い時は、他人のお金を使って商売している状態と言うことができます。つまり運転資金(売掛金+在庫ー買掛金)はゼロ以下を目指すべきであり、それがキャッシュフロー経営を目指す会社の基本スタンスです。(p50)
☆ストーリー仕立てで分かりやすい本書ですが、こんな解説も載っており、勉強になります。
・経営ビジョンとは、いかなる状況に直面しても方向がブレない北極星だ、(p91)
☆なるほど、でも最近は朝令暮改・・100年に一度は地軸もずれてしまうんでしょうか・・・。
・製造工程には原価という雨が降っている
・工程の途中で停滞していると、製品原価はドンドン増えていく(濡れる雨の量は多くなる→コストアップ)
・製造スピードを上げて速く作ることが、製品の原価を引き下げ、資金量の削減につながる。 (p158)
☆「スピード」をこんな風に捉えるとは。初めてです、私は製造現場ではないですが自分の仕事を「製造」と捉えると何となく理解できます。
・バランスト・スコアカード(BSC)とは?
四つの視点
1.財務の視点 会社を株主の所有物と考えると、これは株主の視点とも言えます。
戦略的な財務テーマは、収益の拡大と原価の削減、そして資産効率(ROA)を向上させることです。
2.顧客の視点 顧客は王様であり、真のプロフィットセンターは顧客です。
3.業務の視点(内部プロセス) 内部プロセスとは、製品を企画し、受注し、製造プロセスで
価値を増殖させ、顧客に引き渡し、代金を回収するまでの一連の活動(つまり営業循環過程)
4.学習と成長の視点 見えない現金製造器とも言うべき、販売力ブランド力、サービス力、
製品開発力、技術力、生産力、管理力、現場力といった資産は、結局は人に根ざしたものです。
人材育成の努力を怠ると、会社はすぐに陳腐化してしまいます。
「これらのバランスをとる」という意味で、バランスト・スコアカード(バランスのとれた成績表)と呼ばれています。 (p215-p217)
☆専門用語がたくさんあるように思いますが、1つ1つは自分の場合に置き換えると、若い頃は呼んでもちんぷんかんぷんでしたが、今はあれのことかな〜ぐらいは経験で分かるようになりました。何事も経験で、あとからそうだったのかと勉強する方が身につく気がしました。
☆自分なりの答え 会計というと、どうしても難しく捉えがちで敬遠してきましたが、これを機会に簡単なことから勉強していきたいと思います。「継続は力なり」。
餃子屋なのですかねえ?答えを知りたいわー。
by snorita (2009-05-11 18:51)
私の予想は餃子屋さん♪
by vivian (2009-05-11 22:43)
餃子の方が原価低く抑えられそうですよね。
by 単騎 (2009-05-12 00:04)
餃子屋さんの方が儲かりそうな気がします
女の勘!
フレンチはお店の雰囲気作りにお金かかりそうですし…^^;
正解はどちらなのでしょうね
気になります
by けやき (2009-05-13 14:58)