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57.「『ビジネス書』のトリセツ」を読んで [読書感想文]

(年間100冊の進捗 100冊/365日×213日目(8月1日)ー57冊目=▲1.356冊)
「ビジネス書」のトリセツ

「ビジネス書」のトリセツ

  • 作者: 水野俊哉
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2009/08/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)






待望の水野俊哉さんの新刊です。
今回は本の紹介だけではなく、「ビジネス書」とは、という基本から読み方、アウトプットの仕方、最後には自分で本を書く方法など、せっかく読むのだから、「本当に自らの血肉になる方法とは?」とまで踏み込んだ内容です。
はじめて読ませていただいた「成功本50冊」から1年半、ブログを書いて約半年とここまで自分の生き方を変えるに至った、とても感慨深い著者の最新刊です。
春に初めてご本人にもお会いでき(インフルエンザ騒動の最中でした)、自分の夢が一つ一つ形になってきました。

成功本50冊「勝ち抜け」案内 How to Improve Your Reading Skills for Success in Life (光文社ペーパーバックスBusiness)

成功本50冊「勝ち抜け」案内 How to Improve Your Reading Skills for Success in Life (光文社ペーパーバックスBusiness)

  • 作者: 水野 俊哉
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2008/01/24
  • メディア: ペーパーバック

・なぜなら、人間は充実感がないと生きていけないからである、結局、自分がそれをやって楽しいと思う仕事なり活動なりをして、人を喜ばせ、誰かに貢献し、そのことによって充実感を得ることが自己実現につながるのではないか。
・(人生がうまく行かないような状況では)そんな時、ビジネス書を読んでみてほしい、と私は言いたいのだ。
なぜなら、ビジネス書には仕事や人生のあらゆるシチュエーションで役に立つ知識が書いてあるし、ビジネス書で身につけた知識を正しく仕事や人生において実践することで、生きるスキルがアップする。(p9−10)
☆私自身も小説を大量に読みまくってましたが、こうやってビジネス書に向き合いアウトプットすることを始めてから、今までの自分の不勉強さ、社会の大きな動き、などが感じられるようになり少し成長できたと思います。
そして、誰かの為に生きることが最も「がんばれる」状況なんだと思えるようになりました。

・新たなノウハウをすべてのビジネス書著者の切磋琢磨によって生み出せばいいのではないか。結果的にはその方が世の中のビジネス書がさらに面白くなることにつながるからだ。
☆この本はある意味非常に突っ込んだ所まで書かれており、「水野さん大丈夫ですか?」と心配してしまいますが
それでも書いたのは、上記のように非常に前向きでまじめな気持ちで書かれた事がよくわかります。
今「ビジネス書ブーム」という流れで、出版側も「儲かる」所にリソースを集中しており消費者もそれに乗せられているのでは?という意見もある。それに対する警鐘でもあるのではとうがった読み方をしてしまいました。

(8/3 追記)
・「目標を立ててアファメーションする」
 例えば書評の場合であれば、「この本を2時間で読み、著者になりきり、もっとも主張したい内容を読み取るのだ」などと暗示をかける。(p81)
☆あー、最近読むことに追われて「何のため」に読むのかをおろそかにしていた気がします。良い気づきでした。
・集中して一気に読むことで、内容が記憶される(p83)
☆最近、通勤やトイレで細切れで読むことが多いので、よい反省になりました。
確かに一気に読んだ方が、記憶に残る気がします。この本のように。(2日間であっという間に読めました)

・個人がイノベーションしなければいけない時代なのである。自分自身の市場価値を高めなければ、価値観の多様化したこの時代を生きていくことはできないのだ。(p89)
☆「本を読む習慣を身につける」のところで、なぜ本を読むのか?という根源的な部分で。
「個人がイノベーション」ビジネス書を読みまくっている方ならではの表現です。

・大事なページは丸ごとコピーをとって、ファイルに整理することにしている。(p95)
☆これは、新しい読書の整理の方法ですね。年間に途方もない数量をこなす水野さんならではの方法では。
・本書の特徴はそこに特化したところであり、知識を身につけ、筋肉質になることを目的にしている。
そしてマッチョになると筋肉を人に見せたくなるものだから、ブログなり本という形でアウトプットしましょう!と説いているのだ。(p105)
☆この例えが水野さんらしいですね!まさにこのブログも自分はこんなに本を読んで勉強しているんだ!という
マッチョな気分になってきました。

ベストセラー・ビジネス書「書き方」の法則 の項では
・ゴールセッティング(=本を書く目的を明確にする)にあたって、すでに本を出している人の中から、自分の目指すパターンに当てはまる人をロールモデルにして、モデリングしましょう!ということになる。(p202)
・本を出すのが目的ではなく、本を出して売るのが目的だと考えを改めた方がいい。(p248)
☆自分なりの答え:このようにブログを続けているといつかは自分も・・と思ってしまうのだが、その前に自分は本をだしてどうなりたいのか?どうしたいのか?本を出しても読んでもらえなければ(売れなければ)自己満足の世界。
このブログも読んでくれる人がいるから、「よし!」という気になるそれと同じなんだと改めて気がつきました。

この本は、ビジネス書の初心者のかたには「成功本50冊〜」よりも親切に、事細かく書かれているのでいい案内書になると思います。軽い文体でエンターテイメント性も入り非常に読みやすく取っつきやすい。

ある程度のビジネス書読者には、著者の遊び心で、この本に書かれているテクニックを随所で自ら使われているのを見つけるのもお楽しみでは。
たとえばTTP(徹底的にパクる)=本田直之さん風(p211)
・プロフィールなんかよりもむしろ「まえがき」。とにかく「まえがき」。「まえがき」を制するものは出版を制す!というくらいの心構えでいてほしいほどだ。(p208)=勝間和代さん風の「キーワード連呼」

とにかく面白くますますビジネス書を読みたくなる本でした。
巻末にはおすすめリストもたくさん載ってますので、これからの参考に。

今までの水野さんの集大成とも言える作品です。次からの本のネタが心配ですが・・・・。

ありがとうございます!

以前の記事:「水野俊哉さんのセミナー」に参加して↓

水野さんのブログ↓

「ビジネス書」のトリセツ

「ビジネス書」のトリセツ

  • 作者: 水野俊哉
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2009/08/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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コメント 4

あかしや

>人間は充実感がないと生きていけない

最近身につまされる今日この頃・・・
by あかしや (2009-08-01 17:58) 

スマイルシグナル

今日は、セミナーではありがとうございました。
ブログにちょっと記憶があったのですが
マイライフ!!で思い出しました

ご縁に感謝して

今後ともよろしくお願いします
by スマイルシグナル (2009-08-01 23:18) 

konachan

nice!、コメント、ご訪問ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
by konachan (2009-08-02 20:50) 

僕

水野さんが紹介している本、
気になります。

著者ご本人が面白いのに、
ぜひ参考にしてみたいです!
by (2009-08-02 23:51) 

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