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63.「起きていることはすべて正しい」を読んで [読書感想文]

(年間100冊の進捗 100冊/365日×236日目(8月24日)ー63冊目=▲1.657冊)
起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術

起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術

  • 作者: 勝間 和代
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2008/11/29
  • メディア: 単行本





この秋からの会社の組織の再編成で、ますます現場から優秀な人が減り、人事の体制もラインがなくなりスタッフ増える。評価や給料はどうなるのか・・・・?

やはり自分の成長を促進させるのが一番。

・この本は、私たちの身に起きたことの中から、どのように考え、決断し、行動すれば、どんな境遇にあっても不運すら幸運に変え、運を実力にできるのか。それを”メンタル筋力”と定義し、読者のみなさんが再現性高く身につけることができるのかを書き下ろしました。(P1)
☆「不運すら幸運に変える」ーーー前回読んだ「Good Luck」で語られた、運を掴むための「下ごしらえ」を、勝間式の具体的な方法で学びたいと思います。

・メンタル筋力とは、以下の「4つの技術を総合した能力」です。
 そして、この4つを統合すると、メンタル能力が強化され、偶然の中から常に幸運を発見できる、すなわちセレンディピティが起こるようになります。
1 脳内フレーム120%活用法ー顕在意識だけでなく、潜在意識を最大限に活かす技術
2 即断即決法ー多種の情報から必要な物を選び出し、決断に至る技術
3 パーソナル資産増強法ー身近な経験、技術などのパーソナル資産を組み合わせ、使いこなす技術
4 勝間式人間関係の兵法ー周りの人と協調、尊敬、調和し、自分の力を倍増させる技術

そして、これら4つの技術の根底にある発想は、「起きていることはすべて正しい」という私の座右の銘です。
 これは、すなわち、
「いま起きていることを否定したり、こうだったらいいなあと夢想しても仕方がない。それよりは、起きていることから、何を学び取り、どのように行動すれば、いま一瞬のこの時間を最大に活用できるか」を考える技術です。(P2ー4)
☆例えそれがいやな事であっても、むしろいやな事であるほど「起きていることはすべて正しい」と思い、それにどう対処するか、で後の展開を自分にとってよくできるかどうか・・・という事もできますね。

メンタル筋力が強い人の特徴の一つとして
・メンタル筋力が強い人は、新しいことに興味が強く、変化についても拒否しません。私たちはどうしても保守的に動こうとします。たとえば、食べ物屋さんをちょっと探すときにも、ついつい行ったところのある店に入ろうとします。
 これを、迷ったら新しいほうに入ってみて新しいところを開拓してみる、・・・。
・私がメンタル筋力の強い人から習ってきたのは、迷ったときには、とりあえず、より新しいこととか、よりリスクが高めなことをやってみるということです。(P38ー39)
☆確かに食べ物屋さんは「はずしたら・・」という気持ちがあってついつい定番に行ってしまいます・・。今度は(ヴィヴィアンさんのおすすめの店)に行って見ようと思います。

メンタル筋力を強くする心構えとして、「その1 うれしがりすぎない、悲しがりすぎない」
・思ったよりもいいことが起きているときには、危険だと感じるべきです。なぜなら、運というのは中間に回帰しますから、一定以上運がいいということは、その後、運が悪くなる確率が高まります。(P60)
「その6 失敗の芽をあらかじめ摘んでおく」
・なぜなら、大失敗はある日突然起こるというよりは、少しずつ、「ヤバイぞ、ヤバイぞ」という虫の知らせのようなものがあり、その延長である日大失敗まで至ってしまったということが多いからです。(P73)
☆「喜びすぎない」と「失敗の芽」はセットなんでしょうね。もちろん嬉しいときは素直に喜んでもいいのでしょうが、「勝って兜の緒を締めよ」ということでしょうね。

脳内フレーム120%活用法では
・将来、あるいは運命は「ばらつき」だと私は思っています。
と言うのは、過去のいろいろな努力を基礎として、将来の状況はそれに基づいた確率分布で生じるわけです。そうすると、その確率分布をより上方にするのか、下方にするのかについて、何らかの明確な目標があったり、より自分の運がいいと考えることがいい方向へ導く手がかりになります。(P92)
・したがって、どうやって無意識、つまり、潜在意識で処理されてしまうプロセスを自分の味方につけるかということが重要になります。私はそれが「引き寄せの法則」の正体だと思っています。
・「積極思考」とは、要は身の回りの出来事に対して、受け身のまま流されるのではなく、自主的に何か物事を決めていって、将来のパス(経路)を自ら切り拓いていくようなイメージです。自分が影響力を与えられる範囲において、周りからいい物を積極的に吸収していき、逆に批判をしても仕方がないことにはそこにわざわざエネルギーを使わない、ということです。
☆「潜在意識活用」はよく書かれていることですが、「自分がどうありたい」と思っていることでどこか自分はそんな風に「振る舞って」いるのですね。

・潜在意識を活用するために、前から推奨しているのが「仏教の三毒追放」です。すなわち仏教が三毒として明示している、「妬む、怒る、愚痴る」をやめてみること、「妬まない、怒らない、愚痴らない」という行動パターンを作ることです(P127)
☆参考本:中山 正和さん「洞察力ー本質を見抜く「眼力」の秘密」(PHP)
マーカス・バッキンガム「最高のリーダー、マネージャーがいつも考えているたったひとつのこと」(日経)

・愚痴る人を遠ざけたいと思えば、相手に対して徹底的に問題解決を提示してみるのもいいかもしれません。すると、自然と相手が離れていってくれます。(P142ー143)
☆確かに「愚痴る人」は「言い訳」が多いです、そんなこと言っても仕方がないのに・・といつも思ってしまいます。たまになら、「ガス抜き」と話を聞けますが、そうしょっちゅうは・・・。

即断即決法では、
・効率化というのは、やることを効率化にするのではなく、やることを「減らす」ことが1番の効率化だということです。(P172)
☆たしかに「やらないことリスト(NOT TO DOリスト)」を作ることを薦められておりました。

そして「バーサタイリスト」を目指せと
・バーサタイリストはこれまでのジェネラリストと異なり、才能としては十分にディープスマートたる深みを持ちつつも、その周辺分野にも適度に詳しい人、というイメージです。(P207)
・今後私たちがすばやい情報を取捨選択しながら決断するためには、ラテラル思考+ディープスマート力を備えた、「バーサタイリスト」となることが求められます。
 ぜひ、自分の強みを意識して、フレームワークと数字で絞り込み、ラテラル思考を使って広げ、ディープスマート力で仕上げる、そんな繰り返しを意識してみてください。(P208)
☆「バーサタイリスト」は「地頭力を鍛える」でも出ていました。何でも知っているだけでなく、何でも実行できるほどに自分を鍛えなければ「バーサタイリスト」とは言えません。大変です。

「まだ起きていないこと、これから起きるであろうことへの想像力」ということで
・毎朝と1週間の始めにごとに時間を取って想像訓練を行うことです。
私も毎朝スケジュールを確認しますが、そのときにこれから誰とどんなふうに会って、そんな会話をして、何を準備しておくべきかをざっとでいいので考えて想像します。
そうすると、どのような準備をしていくべきか、何を聞くべきか、自分の行動の想像がつきます。(P223)
☆自分の具体的な行動に落とし込むことで「備え」もより明確になります。

・どうやって、「起きていることはすべて正しい」と正面から事実を受け止め、潜在意識を活用し、即断即決し、自分の経験として蓄積し、そして周囲と調和しながら社会に貢献できる道を探していくのか、この繰り返しが私たちのメンタル筋力を強くし、不幸に遭遇した時の瞬発力を高め、幸運に、実力にと変化させていくのです。

☆自分なりの答え:まさに最後のこの1文に尽きるのですが、勝間式では日々の小さなことの積み重ねで少しづつでも自分を変化させようと言うことが、いままでの本でも繰り返し述べられておりました。「目からウロコ」の新しい発見それほど無かったのですが、いままでの「勝間本」の復習になりました。
 自分できることからで、食事は「新しい店を開拓してみる」、そして「三毒追放」を心がけたいと思いました。
「妬まない、怒らない、愚痴らない」、「妬まない、怒らない、愚痴らない」・・・・。

ありがとうございます。
起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術

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