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125.「ビジネスモデルを見える化する ピクト図解」を読んで [読書感想文]

(年間100冊の進捗 100冊/365日×96日目(4月6日)ー25冊目=▲1.301冊)#mhks(本)
ビジネスモデルを見える化する ピクト図解

ビジネスモデルを見える化する ピクト図解

  • 作者: 板橋 悟
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2010/02/19
  • メディア: 単行本
・優秀なサッカー選手は、目の前のボールの動きだけでなく、ピッチ全体を見ながら動くことができる。これはビジネスにおいても同様で、できるビジネスパーソンや経営者は、つねにビジネス全体を見通す視点ーすなわち、テレビカメラ的な視点ーを持っているものです。(中略)しかし多くのビジネスパーソンは、おそらくビジネスの現場でプレーするのに精一杯で、経営者のような「テレビカメラ的な視点」でビジネスモデルを見抜くことができていないのではないでしょうか。(P4)
☆先日、セミナーに参加させていただいた板橋さんの最新刊。
 日々、現場で身体を動かすことで、仕事をした気になってしまっている。もちろんプレーすることも大事だが、全体が解らないと無駄な動きが多すぎて、結局大事な場面でスタミナ切れで点が取れない・・・。

全体を把握することで、ボールの落下地点、ビジネスでいう「段取り」も上手くなるのでは?
新規のビジネスのネタをつかむ為にも、ノウハウを得ようと思い読んでみました。


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☆ピクト図解の書き方自体はセミナーの記事をご参照のうえ、著書を是非お読みください。身近なビジネスモデルの例が多く掲載されております。
 特にドラクエ9がなぜ従来よりも、大きくヒットしたのかは、ゲームをしない私でもよく解りました。


○ピクト図解を書く意味と心構え
・大事なのは、「いわれればわかる」のではなく、「自分の頭でビジネスモデルを見抜く」こと。さらにいえば、「見抜かなければならない、見抜きたい」という意志を持つこと、そして見抜く術を身につけることです。(P29−30)
☆試験のテキストを漠然と先に読むよりも、問題集を先に解いて、間違えたところを集中的に勉強する方が理解力が深まるのと同じではないでしょうか?
「自分から」「意志・目的を持って」「事に臨む」。

・ピクト図解でビジネスモデルを写し出してみると、それまでは見えていなかった「儲けるしくみ」が一目でわかるようになります。ピクト図は、ビジネスの構造を「見える化」するレントゲン写真ということもできます。(P55)
☆分厚い脂肪や、筋肉に覆われた「ビジネスモデル」の骨格の部分だけを抜き出し、見ることでその本質が見えてくる。根本の所なので多くのパターンと比較できる。

・これからあなた自身がピクト図解を描くときは、「ピクト図解のどの機能を、何のために使っているか」「どの縮尺がよいのか」という点をつねに意識してください。(P62)
☆これはやらないとわからないのですが、自分がどの立場で「ピクト図解」を描くかによって、本当に書き方が変わります。
本を読んだだけではピンと来ないのですが、セミナーで他の参加者の書き方を見たことでよく理解できました。

ここからが本書のキモ!
○ビジネスのアイデアを発想するー①ダイアグラム発想法
必要なのは「なさそうでなかった」ではなく「ありそうでなかった」(P130)
・「ダイアグラム発想法」を一言で説明するなら、「元のピクト図に線をどんどん描き足し、新たなビジネスモデルを生む手法」といったところでしょうか。(P132)
☆よく言われる「アイデアとは既存の考え方の新しい組み合わせである」を、図で行うことでより解りやすく簡単に行う方法ですね。

・いったん視覚的にとらえられた成功事例の画像イメージを頭の中にストックしておけば、そこから自社にも応用できそうなアイデアを導き出せるかもしれません。このようにして、現実に成功している事例のパターンの”在庫”を頭の中にためていく作業こそが、「ありそうでなかった」アイデアへとつながっていくのです。(P160)
☆まずは、「成功パターン」を自分の「中」にストックしておくこと(外に置いていてはイザというときに使えない!)そのために日々、手を動かし頭を悩ませることが必要。

○注意!
すでにあるものに文句をつけるのはそう難しくないということに留意してください。批判的な視点にとらわれると、学ぶべきポイントを見逃すことになりかねないからです。(P170)
☆評論家は誰でもできる。むしろ、それを「弱み」と捉え、改良を加え、改善を行うことの方が大事。言いっぱなしでは前進はない。

○ビジネスのアイデアを発想するー②アナロジー発想法
・一般にいうアナロジーとは、「Aにヒントを得てBに当てはめる」という思考方法。アナロジー発想法には、次の2つのステップがあります。
 ①Aからビジネスモデルを持ってくる
 ②Bに当てはめる
 つまりアナロジー発想法でアイデアを広げるには、まず「持ってくることができるビジネスモデル」が必要なのです。
 ビジネスモデルを見抜けること、見抜いたビジネスモデルの”ストック”を自分の頭の中にたくさんためてあることが、アナロジー発想法のための”基礎体力”であるともいえます。(P176)
☆発想法自体は、その通りなんです。が、ここでも著者は「自分の中にストックがあることの重要性」を説かれておりますね。

・そもそも、最初から「ものすごく儲かる事業」をつくるのは難しいもの。ビジネスモデルとは、実際の自牛緒を経ていかに修正し発展させていくかが肝要なのであり、その意味では「進化していくものである」ということもできます。(P192)
☆多分「成功したビジネスモデル」というのも、みんな「後付け」なんでしょうね。現場で失敗を重ね創意工夫を重ねた結果が、今に至っているだけなんでしょう。これから先も変化をしながら。

○アイデアの風呂敷をたたむ
・「既存の事業領域に収まっているか」「会社の方向性に合っているか」という判断基準で考えると、斬新なビジネスのアイデアを実現しにくくなってしまいます。
・そこで私がおすすめしたいのは、「我が社でやってはいけない領域は何なのか」を決めること。私はこれを”OBゾーン”と呼んでます。(P212)
☆「そこまではやったらあかんやろー」という基準ははっきりした中でアイデアを広げること、でないと居酒屋トークになってしまう。

○「プロフィット×リアリティ」マトリックスに落とし込む
OBゾーンをクリアしたアイデアのうちのどれを選ぶかは「収益性」を「(時間も含めた)実現可能性」をいう2つの軸の掛け算で考える必要があります。(P225)

・ベストなアイデアを求めて考えてばかりいる人より、ベターな解を見つけた時点で行動に移せる人のほうが、すぐれたビジネスパーソンであると思っています。結果として実現したかどうか、そこが大切なのです。(P228)


☆自分なりの感想:「ピクト図解」自体は、テクニックなので読めば「ああ」と頭では理解できるのです。
が、著者の板橋さんが何度も言われるように
 ①続けるないと、自分の頭の中に「ビジネスモデルのストック」はできない。
 ②思いついた「アイデア」も実行しなくては意味が無い。         
が結局は、一番大きなハードルなのでは無いでしょうか?
しかし、一から新しいアイデアを考えるよりも、多くの成功事例から学ぶほうが結果的には早いしノウハウも生かせる。
そういう意味では、まったく新しいアイデアのビジネスを考え、成功できた人というのはすごい!
まねしなきゃ「損」ですね。

「頭の体操」や「パズル」をする感覚で、日常目にするモノの「ビジネスモデル」を見抜く練習をする方が、社会生活で「得」をすることが多いと言うセミナーでの著者のお言葉には納得!


実行すること:1週間に1回は日経の記事を「ピクト図解」で書いてみる!

ありがとうございました。

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ビジネスモデルを見える化する ピクト図解

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  • 作者: 板橋 悟
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2010/02/19
  • メディア: 単行本






「記事トレ!」日経新聞で鍛えるビジュアル思考力

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  • 作者: 板橋 悟
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2009/05/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

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コメント 2

かい

この本は本屋で見て買おうかなぁ~と思っていましたが、背中を押された感じです。早速、読んでみたいと思います。
by かい (2010-04-06 19:07) 

にごろ

最近、可視化、可視化とよくいわれますね。
by にごろ (2010-04-06 22:18) 

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