236-21.世界の富者の1%に入る人々とは?〜「 日本大沈没」を読了 #感想部 [読書感想文]
Beverly Hills / photographerglen
(年間50冊の進捗 50冊/365日×293日目(10月20日)ー21冊目=▲19.13冊)#mhks(本)
☆結論としては今までと同じく、資産防衛のために「海外分散投資をする」です。
今回、面白かったのは「(藤巻さん曰く)社会主義国家」日本で
格差・格差といわれているが 本当に格差はあるのかと言うこと。
●日本に格差は存在するか
・日本には本当の富者もいなければ、貧者もいない。これが私がいろいろな世界を実際にみてきての感想です。と同時に、日本に赴任してきた多くの外国人の感想でもあります。
格差のない国、日本。
ですから外国人が一様に、「日本は世界で一番成功した社会主義国家だ」と言うのです。(p205)
・北海道大学の橋本教授によると、フルタイムで働く米国労働者の年収(約5万8000ドル)は、すでに世界の富者の1%以内に入るそうです。
日本でも、40代前半男性の平均年収(約577万円)であれば、上位1%以内、サラリーマンの平均年収(約412万円)だと、トップ5%以内に入るそうです。(P201)
☆と言われても実感ありません。もちろん自分たちが海外に行き、貧困層の人々と接していないからだと思います。
今の自分の生活で、少し上の生活を見てこんなもんかな。と納得しているからでしょうね。
本当に「貧乏」」で困っていたらもっともっと勉強し、働いているはずです。
・日本には是正すべき格差などありません。それなのに格差是正が政治の中心課題となってしまったから、どんどんパイが小さくなってしまいました。パイをどう切り分けるかではなく、パイを大きくする国にしなくてはいけないのです。市場原理が働く真の資本主義国家にしなくてはいけないのです。(p233)
☆読み終えて:真綿で首を絞められていく様子。
心地よい温度のお風呂が少しずつ煮立って行く感覚。
痛みが無く徐々に体を蝕むように、気がつけば取り返しのつかない泥沼にはまっている、それが今の日本。
ああ、個人も国家も社会も同じなんですね。
本当の問題に向き合い、苦しい目に合わないと反省しない。
周りと同じ生活を送っている内に、日本人同士の「小さな格差」に気を取られ、国家レベルの「大きな格差」に取り残されている。
心地よさに浸っている場合ではない。
世界にはもっともっと「上」の世界、「下」の世界がある。
頑張らねば!
また、しばらく更新ができてなかった。「読書」そして「ブログを書く」それだけで、ただ意味も無く流れる日常生活に「考える時間」を与えてくれる。
必要ですねこんな時間。
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