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283-11. 【読書感想文】「コンセプト」は作るんじゃなくて・・・〜「 無印良品の「あれ」は決して安くないのに なぜ飛ぶように売れるのか?」#感想部 #rvpl [読書感想文]

 
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(年間50冊の進捗 50冊/365日×77日目(3月18日)ー11冊目=+0.45冊)#mhks(本) 

無印良品の「あれ」は決して安くないのに なぜ飛ぶように売れるのか?

無印良品の「あれ」は決して安くないのに なぜ飛ぶように売れるのか?

  • 作者: 江上 隆夫
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2014/02/25
  • メディア: 単行本

・たかが、コンセプトに、そんな力があるのか?わずか数文字から、せいぜい20文字程度の単なる言葉に。あります。断言します。

 コンセプトには数億円、百億円さらには数千億円、1兆円という価値を生み出す力があります。

 この本は、そのことを証明するためにあるようなものです。(p7)

☆この本は「コンセプト」の本です。タイトルだけ見ると勘違いしてしまいそうですが、「無印良品」の本ではありません! 

 ん、そもそも「コンセプト」って?

 

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・コンセプトの使命は、課題を解決することです。

・課題は、多くのネガティブな要素と、ほんの少しのポジティブな要素でできています。このような不利な状況を打ち破るには、ネガティブをポジティブに一挙に反転できる考え方やアプローチ、つまり新しいコンセプトを発見し、それを推し進める必要があります。(p18)

・この本では、コンセプトを「目的を達成するための原理・原則を短く明確に表現した言葉」として扱っていきます。(p26)

☆「課題解決!」なるほど! 

 確かにすべての商品は「課題解決」のためにある。

 ただ、「課題」って、曖昧模糊としているので、それに強い光当て明確にに浮かび上がらせて、「解決」するための考えが「コンセプト」なんですね!

 


・(地域興しの例を通じて)コンセプトづくりや戦略づくりに、外部的な視点が、いかに大事かが分かります。(中略)

 地域づくりに必要な人材は「よそ者、若者、バカ者」と言うそうです。つまり「よそ者=外部の視点」「若者=過去にとらわれないエネルギー」「バカ者=既存のルールを破壊し、再創造する」です。(p53)

☆逆の「身内、老人、賢者」は、今までの因習にとらわれ、変化を恐れ、「既得権益」を失うのを恐れる。しかし、その「経験」は貴重なもの。

 両方のバランスが大事です。 


●コンセプトは「発見するもの」

気づきこそがコンセプトの発見の瞬間なのです。

 コンセプトが発見されると自社の意味、製品の意味、技術の意味が一瞬で組み替わり、まったく新しい意味合いを持って現れてきます。(p138)

コンセプトをつくるということは、ぼんやりとして捉え難かった自分にとっての現実を、ひと言で整理してしまうということです。(p236)

☆本書の後半は、「コンセプト作り」の具体的方法を丁寧に解説されております。

 でも、本当は「作る」のでは無く、「発見する」ものなんです。コンセプトって。

 答えは「自分の中にある」んです。

  人間でも、会社でも、自らの存在の中にある、何重にもかさなった薄い膜を1枚1枚丁寧にめくり、奥底に潜む「何か」に近づき、言葉を与えて、形にする。それが、はっきりした瞬間、自らの「やるべきこと」が見えてくる。

 それをみんなで共有し、それぞれの役割を果たすことで、大きな価値を生み出す。

 それが「コンセプト」の持つ、強く大きな力なんです。 


・ある時、気づいたのです。

 日本には問題への対処の意見や議論はあるが、どんな国になるべきか、どのような未来を我々は目指すべきかというもっとも根本的な議論が欠けていることに。

 つまり、コンセプトとグランドプランが、この国にはなかったのです。

・私たちは、失っては困るいちばん大事なものを、そもそも持っていなかったことに気づくべきなのです。

☆自分や、所属する組織のあるべき姿を考えることはあっても、「国」のコンセプトを考えってないですよね。

「憲法」が、コンセプトに一番近いモノなのかもしれませんが、まだまだはっきりしていない。

 人それぞれの解釈によって、意味合いが変わってきてますからね。

 

 日本のコンセプト・・・・思い出されるのは、あの言葉。

 

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「お・も・て・な・し」 

 この言葉が、国民全体が共有できる「コンセプト」となり、実現できれば「東京2020」の日本は、世界から評価得ることができて、自ら誇れるようになるかもしれませんね。

 


読み終えて:このブログのタイトル下にある文章は、毎年更新しており、いちおうコンセプトのようなものです。

こんなこと本を読み、ブログを書くようになるまでは、考えてもいなかったです。

 

 でも、この「自分のあるべき生き方」が、言葉で現されたときから、何か迷ったときに立ち戻れる「ホーム」ができた気がします。


 本書の中でも、個人の小さな仕事のコンセプトづくりから始めることを勧めてます。そうやって、徐々に考える範囲を広げ、いずれ「日本」のコンセプトをみんなが考えるようになれば・・・これが著者の想いだと思いました。 


たかが「言葉」。されど「言葉」。

あなた自身の「コンセプト」はなんですか? 

 


☆実行すること:このブログのコンセプトを言葉にしてみる。 


 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

献本御礼。レビュープラスさんからお贈り頂きました。いつもありがとうございます。 


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