300-28. 【読書感想文】あなたは、「このブログ」どう思いましたか?〜「5日間で「自分の考え」をつくる本」#感想部 [読書感想文]
・「君はどう思う?」に一瞬で答える力(サブタイトルより)
・本書が目指す「自分の考え」を持つとは、(中略)自ら現実を生み出していく力である。好むと好まざるとにかかわらず、そういう力を持たなければ、これからの時代は勝ち残れない。私たちの生きる世界は、ゲームのルールが変わったのである。(p3)
☆記念すべき「300冊目」の感想文にとりあげるのは、齋藤孝先生の本。先生の本で最初に読んだのは、おなじみの「三色ボールペン情報活用術」。当時、すぐに三色ボールペンを買いましたが、結局は長続きしませんでした。昔も今も「飽きやすい」性格の自分です。
さて今回取り上げた本は、先輩の読書ブロガーの方が、「ブログを書く際の参考になる!」とフェイスブック上でも絶賛されていました。
最近、自分のブログも更新が滞り、マンネリ気味。300冊の区切りとして、この本を読んで「読書」「ブログを書くこと」に向き合い、再度ブログの「質」も「更新頻度」も上げるコツを得るために読んでみました。
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・レビューは、梯子のようなものといえるだろう。
誰でもそれを使えば、とりあえず二階までは昇ることができる。景色が変わることで、「わけがわからない」状態からは脱することができる。(P22-23)
☆本書の最初のカリキュラム、「レビューで思考力を高める」。ブログを書くのに、一番参考になるのがこの章です。
読んだ本を自分の血肉にするために、「アウトプット」としてこのブログを始めたのですが、自分のためだけでは、どうしても本の「読み方」も「感想」も同じようになってしまう。しかし、ブログの読者を意識し「梯子」になろうと思うことで、自分の本に対する考え方も変わり、アウトプットの仕方も変わる。
自分の感じたことを、いかに他人にわかりやすく(梯子として)伝えるか?それが「自分の考え」を持つということにつながるのでしょうね。
・できるだけ自分の立ち位置を明らかにするのも、レビューのマナーの一つだろう。
ある対象について書くとき、実はそれについてあまり詳しくないのなら、その事を明記する。いわば”キャリア”を示すわけだ。(P29)
☆いちおう、タイトルに今まで読んだ本の冊数を記しているので、自分の読書キャリアは想像してもらえると思うのですが、本にも色んなジャンルがあるので、初めてのジャンルの時には、知ったかぶりせず、その事を示していこうと思います。
・リスペクトできる部分だけをピックアップして書く。小説なら「この登場人物だけが魅力的だった」とか、映画なら「衣装がすばらしい」とか、CDなら「ギターソロだけ突出していた」等々でもいい。(p36)
☆なるほど、確かにレビューを書こうとしても、作品が全体としてつまらなければ、否定的な記事になってしまいます。でも、一部分にだけフォーカスするという方法なら、ネガティブにならなくてすみますね。
ん?これって人の印象も同じ事?どんなに嫌だと感じる人でも、どこか1箇所ぐらい良いところを見つけて接する。そこから、その人の良いところが少しずつ見えてくる。自分の見方、考え方を変えることで、気づかなかった「良さ」を見つけることができる。それって「自分の考え方」の幅を広げる事になり、芯をどんどん太くしていくことになるんですね。
・「社会では準備・融通・フィードバックを忘れるな」とアドバイスを送ることがある。(p87)
☆準備は、学生の時でも必要なことですが。後の二つは社会に出たときに特に重要ですね!どれだけ、仕事の成果をあげようが、「融通」がきかないとその後が続かない。「フィードバック」は、「感謝の言葉」と捉えると次の「やる気」も湧いてくる。
・「敷衍(ふえん)」(p94)
☆意味は「おしひろげること。展開すること。」
こんな言葉知りませんでした。勉強になります、これも読書の効用の一つです。
・(企業の)中途採用の場合、重視するのは「どんな意思決定をしてきたか」だそうである。たとえ小さな会社でも、意思決定をしてきた経歴のある人は逞しい。(p195)
☆求められるのは「決断力」。情報を収集、分析するのは、いまや「IT」の仕事。しかしそれを元に「意思決定」をするのは人間にしかできない仕事。むしろ小さな企業のほうが、より重い意思決定を強いられてきたのではないだろうか?失敗したときに、会社に大きなダメージを与えかねないですから、自然と「決断」に対する姿勢や覚悟が強いものとなり、決断したからには最後まで「実行」しようとするでしょうからね。
☆読み終えて:ここまで、この本のレビューを書いてみましたが、「よし、じゃあこの本を読んでみよう!」と思うか人がどれだけいるか・・・。梯子どころか、穴を掘ってしまったのではないかとさえ思ってしまいます。
考えれば、考えるほど「レビュー」というのは「難しい」。でもこうして自分の文章と向き合うことで、「あ!自分はこんな風に感じてたのか!」とか「こんな見方もできたのか!」など、目には見えない「自分」を発見することができる。
「自分の考え」を持つとうことは、外から拾ってくるのではなく、自分の内側から探し出すことなのではないでしょうか。
☆実行すること: 「400冊目」に向かって、ブログを続ける!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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